担当者向け!アプリ開発の依頼を外注に出すべきポイントを解説!

アプリの外注先候補としては以下の4つの選択肢があります。

候補①大手アプリ制作会社
候補②中小アプリ制作会社
候補③オフショア制作会社
候補④フリーランス

コストと品質のバランスを重要視するのであれば、②中小のアプリ制作会社がおすすめです。なぜなら、大手の制作会社よりも費用が抑えられ、スピード感や柔軟性があるからです。アプリ開発は多くの場合、新規事業となりますが、中小の制作会社なら親身になって対応してくれますし、一緒にアプリを育てていくパートナーとして長期的な協力関係を結ぶことができるでしょう。

初めてアプリ開発をする場合、依頼する前に、適切な準備・事前知識を身につけることで、制作会社との話がスムーズに進みます。この記事では、アプリ開発を依頼するにあたって必要なポイントをご紹介します。

この記事の内容

アプリ開発は外注すべき?自社開発と比較

アプリを開発する際に、制作会社に依頼する方法と、自社でエンジニア・デザイナーを採用し内製化する方法があります。ここではそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

◆外注・自社開発のメリット・デメリット

メリットデメリット
外注- 専門知識やスキルを活用できる
- 開発期間を短縮できる可能性がある
- 社内リソースを他の業務に集中できる
- 最新技術やトレンドを取り入れやすい
- コミュニケーションコストがかかる
- 細かい要望への対応が難しい場合がある
- 知識やノウハウが社内に蓄積されにくい
- 長期的には高コストになる可能性がある
自社開発-自社のビジョンやニーズに沿った開発が可能
-長期的なコスト削減の可能性がある
-機密情報の管理がしやすい
-アジャイルな開発や頻繁な変更に対応しやすい
-初期投資(人材採用・育成、環境整備)が必要
-専門知識や最新技術の導入に時間がかかる
-開発に時間がかかる可能性がある
-リソース配分が難しい場合がある

上の表のように外注と自社開発にはそれぞれメリット・デメリットがあります。内製化する場合は、エンジニア・デザイナーの人件費が固定費となってくるので、これから新しくアプリ事業を始める方は、アプリが軌道に乗るまでは外注して制作する方が良いでしょう。また、100%内製化しなくても、アプリ開発の一部を外注することもできます。

アプリ開発会社に外注可能な13の項目

これから紹介する項目は、プロジェクトの規模や自社のリソース、専門性に応じて外注を検討することができます。全ての項目を外注する必要はなく、自社の強みを活かしつつ、不足している部分を補完するような形で外注を活用するのが一般的です。

◆アプリ開発会社に依頼できる項目

①企画・要件定義アプリの方向性を決定する重要な段階です。
外部のコンサルタントや専門家に依頼することで、市場のトレンドや最新のユーザーニーズを反映させることができます。
②UI/UXデザインユーザー体験を左右する重要な要素です。専門のデザイナーに依頼することで、美しく使いやすいインターフェースを実現できます。
③キャラクターデザインアプリにキャラクターを登場させると他と差別化できます。また親しみやすいアプリに仕上げることもできます。
④フロントエンド開発ユーザーが直接触れる部分の開発です。技術の進化が速い分野なので、最新の技術に精通した外部の開発者に依頼するのが効果的な場合があります。
⑤バックエンド開発アプリの裏側で動作する重要な部分です。スケーラビリティやセキュリティを考慮した設計が必要なため、経験豊富な開発者に依頼することが多いです。
⑥モバイルアプリ開発iOS、Android、またはクロスプラットフォーム開発など、専門性の高い分野です。それぞれのプラットフォームに精通した開発者に依頼することで、質の高いアプリを作ることができます。
⑦テスト・品質保証アプリの品質を保証する重要な工程です。専門のテスト会社に依頼することで、網羅的かつ効率的なテストを行うことができます。
⑧セキュリティ対策ユーザーデータの保護や不正アクセスの防止など、高度な専門知識が必要な分野です。セキュリティ専門会社に依頼することで、より安全なアプリを構築できます。
⑨パフォーマンス最適化:ユーザー体験に直結する重要な要素です。専門家に依頼することで、効果的な最適化戦略を立てることができます。
⑩デプロイ・インフラ構築アプリの安定稼働を支える重要な基盤です。クラウドサービスの専門家に依頼することで、効率的かつスケーラブルな環境を構築できます。
⑪保守・運用アプリのリリース後も継続的な管理が必要です。専門の運用会社に依頼することで、安定したサービス提供を実現できます。
⑫ドキュメント作成開発者向けやユーザー向けの文書作成です。技術ライターに依頼することで、わかりやすく正確な文書を作成できます。
⑬多言語化グローバル展開を目指す場合に重要です。翻訳会社や現地の専門家に依頼することで、言語だけでなく文化的な側面も考慮したローカライズが可能になります。

当社、株式会社Pentagon(ペンタゴン)では、上記に加えて、Apple/Googleの審査提出代行も行っております。審査提出にあたって、10年以上経験のあるプロが事前に審査で落ちそうなポイントを見つけて、対策を行っております。

アプリ開発を依頼・外注する3つのメリットとは?

メリット①専門知識を活用した高品質なアウトプット

アプリ開発を専門の会社に依頼するメリットは、開発会社の専門知識と経験を生かした高品質なアウトプットにあります。これにより、アプリの企画から設計、開発、テスト、リリースまでの一連の流れがスムーズに進行し、効率的な開発が可能となります。また、アプリ開発会社は最新のテクノロジートレンドを把握しているため、ユーザーのニーズを満たす最先端の機能を取り入れることが可能です。

さらに、専門的な知識を持つプロフェッショナルが開発を担当するため、技術的な問題やトラブルが発生した際の対応も迅速で確実です。これは、自社内での開発では経験不足や人手不足からくるリスクを大幅に軽減するこができます。

メリット②時間の節約と効率的な開発

アプリ開発を外注することで、時間の節約と効率的な開発が実現します。外注先の開発会社は豊富な経験と専門知識を持っており、内部リソースを割かずにプロジェクトを進めることが可能です。また、社内にエンジニアを抱える必要がなく、その分の人材採用や育成のコストを抑えられます。さらに、外部の専門家に依頼することで、最新の技術やトレンドを活用した高品質なアプリを、効率的かつ迅速に提供することが期待できます。

メリット③マーケティングや資金調達に専念できる

制作業務を外部に依頼することで、自社では「ユーザーを集めるためのマーケティング戦略」に専念することができます。アプリ開発には大きな資金が必要となるため、経営方針によっては資金調達を実施する必要があります。資金調達の準備に専念することも事業を成長させるために非常に重要です。

アプリは作って終わりではなく、作ってからが始まりです。開発会社と良好な関係を築くことができれば、開発は開発会社が責任を持って担当し、資金繰りやマーケティングは自社が担当という役割分担をすることができます。このように、うまくアプリ開発を外注することで、アプリ事業を成長させるための体制をつくることができます。

アプリ開発の依頼前に自社内で決めておくべき5つのこと

必須項目①アプリのコンセプト・アイデアの具体化

アプリ開発をしたい場合「なぜアプリを開発するのか、ユーザーにどのようなメリットがあるのか」を徹底的に追求するようにしてください。これを言語化して要求としてまとめることが、アプリ開発の依頼を考えたら一番にすべきことです。「なぜアプリを開発するのか」ここがブレるとプロジェクトの方向性がブレてしまい、うまくいきません。また「ユーザーにどのようなメリットがあるのか」しっかりと定義しないと、独りよがりなアプリになってしまい、ユーザーにインストールしてもらえないアプリとなってしまいます。

このフェーズが非常に重要です。一緒にアプリを設計して欲しい、という方はぜひ弊社までお問い合わせください。

【動画解説】アプリ開発の企画書の作り方・ポイント12選を紹介!

必須項目②モバイルアプリ(iOS・Androidアプリ)・Webアプリケーションどちらを制作するべきか?

モバイルアプリとWebアプリの違いは何でしょうか?この質問は、アプリ開発を依頼する前に理解しておくべき重要な点です。

モバイルアプリとWebアプリは、開発方法だけでなく、利用環境やユーザー体験にも大きな違いがあります。モバイルアプリは、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイス向けに開発されるアプリケーションで、主にネイティブアプリと呼ばれるタイプがあります。これらは、特定のモバイルOS(AndroidやiOSなど)に最適化されており、その結果、高度なパフォーマンスとスムーズなユーザーインターフェースを提供します。また、デバイスの機能(カメラ、GPS、加速度センサーなど)を直接利用できるため、豊かなユーザー体験を生み出すことが可能です。

【モバイルアプリ開発のはじめかた】開発の流れや外注の方法を解説

一方、Webアプリは、インターネットブラウザを通じてアクセスするアプリケーションです。これらは、特定のOSやデバイスに依存しないため、様々なデバイスからアクセス可能で、更新を容易に行うことができます。しかし、一部の高度なデバイス機能を利用することが難しく、パフォーマンスもネイティブアプリに比べて劣る場合があります。

以上の違いを考慮して、どちらのアプリを開発するかは、ビジネスの目的やターゲットユーザー、予算、期間などにより異なります。アプリ開発を依頼する際には、これらの要素を明確に伝え、専門家の意見を参考に最適な選択を行うことが必要です。

iPadアプリが最適な場合も

ipadアプリが最適な場合もあります。特にiPadはその大きな画面サイズと高い処理能力を活かすことができるため、ゲームやビジュアルに重きを置いたアプリ、または複雑なデータを扱うビジネスアプリなどに最適です。しかし、iPad専用アプリの開発を依頼する際には、その特性を理解し、適切に利用できる開発者を選ぶことが重要です。開発者はiPadの特性を最大限に引き出すためのスキルと知識を持っている必要があります。

iPadアプリの開発にかかる費用の相場は?外注のポイントも解説

必須項目③プロジェクトのスケジュール作成と予算設定

プロジェクトのスケジュール作成と予算設定は、アプリ開発依頼時の重要なステップです。

まず、スケジュール作成についてです。プロジェクトの期間、アプリ開発の各フェーズのタイムライン、マイルストーンやリリースの期日を設定します。開発者に明確なスケジュールを提示することで、プロジェクトが計画通りに進行し、期限内に完了する可能性が高まります。また、スケジュール作成は、プロジェクトの進捗を監視し、必要な調整を行うための基準になります。

次に、予算設定です。これはプロジェクト全体のコスト、各フェーズの費用、必要なリソースの価格を含むものです。開発者に対して予算を正確に伝えることで、期待する品質と機能を適切な価格で提供することが可能となります。

必須項目④アプリに搭載する機能の明確化

開発したいアプリの機能が明確な場合は、それをリストアップし、複数の開発会社に見積もりを依頼しましょう。機能が曖昧、もしくは制作会社と相談しながら一緒に作っていきたい場合は、提案力や制作実績を基にパートナー会社を選びましょう。その際に重要なのは、開発会社があなたのビジョンを理解し、具体的な解決策を提供できるかどうかです。また、開発会社の技術力、信頼性、コミュニケーション能力も重要な選定基準となります。予算とスケジュールも明確に伝え、それに対する開発会社の対応を見ることも大切です。アプリ開発を依頼する際は、必要な機能や目指すゴールを明確にすることが大切ですが、それだけではなく、開発パートナーとの信頼関係を築くことも重要です。

必須項目⑤アプリ開発の外注先の選定

自社が求めるクオリティや納期、予算などに応じて、適切にアプリを開発するためには、依頼先の選定が重要です。開発の依頼先にはさまざまな種類があるため、それぞれのメリット・デメリットを考慮したうえで検討する必要があります。詳しくは次章で解説します。

アプリ開発を依頼する時の4つの外注先

◆外注先別の単価目安・特徴
※人月単価とは、エンジニアが1ヶ月160時間作業した場合の報酬単価のこと。

外注先人月単価特徴
①大手企業120〜400万円豊富な経験と実績大手クライアントとの実績多様な開発ナレッジ高い安心感独自性の高いアプリに強い人材が充実費用は高め
②中小企業100〜160万円特定領域に特化得意分野とのマッチングが重要高スキルセットの人材費用が大手制作会社よりも比較的割安
③オフショア30〜60万円安価なアプリ開発が可能国によって作業単価が異なる新興国での開発が盛ん実績ある開発会社への委託が一般的
④個人事業主フリーランス60〜100万円特定領域に強いコスト効率の良い開発大型案件には不向き開発期間が長期化する可能性マネジメントの負担がかかる

外注候補①大手アプリ制作企業

◆大手のアプリ制作会社に制作を依頼する場合のメリット・デメリット

メリットデメリット
経験と実績豊富な経験と実績があり、安心感がある。的確な提案が可能。大手ならではの大規模なプロジェクトを扱うため、柔軟性に欠けることがある。
クライアント層国内外の大手企業をクライアントに抱え、様々なターゲットに対応可能。小規模なプロジェクトには対応しづらい場合がある。
技術力フロントエンドからバックエンドまで、あらゆるニーズに対応可能な人材が豊富。コストが高くなりやすい。
提案力アプリ開発における課題に対して、豊富な実績に基づいた提案ができる。決定事項が複数のレイヤーで進むため、スピード感に欠けることがある。
安心感大規模プロジェクトを多数手掛けており、確実な成果が期待できる。他の企業と比べて納期が長引く場合がある。

大手企業はアプリ開発の豊富な経験と実績が何よりの強みです。国内外の大手企業をクライアントに抱え、ターゲット・コンセプトに応じた開発ナレッジを多数有しています。大手企業のアプリ開発に携わった実績は、外注先として最も安心感があるでしょう。

特にアプリを通じて解決した課題はあるものの、明確にどんな機能を搭載すればよいか迷っている場合、大手企業の豊富な実績から導き出される的確な提案がアプリ開発を推進してくれます。

さらに、社内にアプリ開発経験が全く無い場合や、独自性の高いアプリを必要としている場合には、大手企業は強力なパートナーになり得るでしょう。

また、大手企業では人材も充実しているため、フロントエンドからバックエンドまであらゆるニーズに対応できるはずです。開発にかかる費用が高額になりやすい傾向にありますが、他の外注先企業と比較すると確実な成果が期待できるでしょう。

外注候補②中小アプリ制作企業

◆中小のアプリ制作会社に制作を依頼する場合のメリット・デメリット

メリットデメリット
コスパ大手企業に比べて開発費用が割安。ネームバリューや不要な費用が省かれていることが多い。リソースが限られており、プロジェクトの規模によっては対応が困難な場合がある。
柔軟性小規模なため、顧客の要望に対して迅速で柔軟な対応が可能。大手に比べてプロセスが整っていないことがあり、進行管理にリスクがある。
技術力特定の分野に強いスキルセットを持った人材が多く、質の高い開発が可能なこともある。技術者の人数が限られているため、対応可能なプロジェクトが限られる。
コミュニケーションクライアントとの密なコミュニケーションが取れ、個別の要望に対応しやすい。担当者に左右される部分が多く安定しない。
スピード感開発や意思決定が速く、スピード感がある。組織体制が脆弱な場合があり、プロジェクトの進行が遅れるリスクもある。

中小企業やベンチャー企業は、特定の領域に特化したアプリ開発を得意とする傾向にあります。そのため、EC・ゲーム・ニュース・業務用アプリなど、様々な種類の中から自社が実現したいサービスと、制作会社の得意分野のマッチングを重視することが重要です。

また、中小・ベンチャー企業によっては大企業の開発陣よりも高いスキルセットを持った人材がいるケースも珍しくなく、質の高い開発を進めてくれることもあります。

開発費用についても、ネームバリューによるかさ増しや、ディレクション費など具体化しにくい項目が省かれているケースも多く、大企業よりも割安な費用になりやすいです。

外注候補③オフショア企業

◆オフショアの制作会社に制作を依頼する場合のメリット・デメリット

メリットデメリット
コスト人件費の安い国に委託することで、開発コストを大幅に削減できる直接的な監督が難しく、品質にばらつきが生じる
人材確保国内で不足している技術者を海外から確保できるコミュニケーションに困難が生じる可能性がある
技術力特定の技術に特化した海外の人材を活用できるスキルにばらつきがあり、品質の差が激しい
プロジェクト管理必要に応じて開発規模を拡大・縮小しやすい仕事の進め方や文化の違いによる摩擦が生じる可能性がある

オフショアは海外のアプリ開発会社に委託する方法です。作業単価が安い国にオフショア開発を活用することで、安価なアプリ開発が実現できます。

エンジニアの作業単価は国ごとに異なるため、作業者がどの国のエンジニアなのかによって費用は多少異なります。

ちなみに、オフショア開発の委託先として以前は中国やインドネシアが中心でしたが、現在はタイ・ベトナムといった新興国でのオフショア開発委託が盛んです。なお、オフショアでアプリ開発を行う場合には、オフショア開発の実績がある開発会社に委託する方法が一般的です。

外注候補④フリーランス(個人事業主)

◆フリーランスに制作を依頼する場合のメリット・デメリット

メリットデメリット
品質変更に対して柔軟に対応できる個人の能力に大きく依存する
コスト企業よりも低コストで依頼可能品質にばらつきが生じる可能性がある
納期・スピード組織の承認プロセスがないため、迅速な対応が可能1人で作業を行うため、大規模プロジェクトには向かない
プロジェクト管理意思決定者と直接やり取りができる進捗管理や調整などのマネジメント業務が発注側の負担になる
技術力特定領域に特化した高い専門性を持つ場合が多い長期的なメンテナンスやサポートが難しい場合がある

個人事業主としてフリーランスでアプリ開発を行っている方も、依頼・外注先の1つです。フリーランスのアプリ開発者は中小企業と同様、特定領域で得意な場合が多く、コスト面で優れています。

ただし、1人で全ての業務を担当することが多いため、大型案件の全委託が難しく、開発期間の長期化とマネジメントの負担が大きくなる可能性がある点には注意しましょう。

アプリ開発の依頼先は企業・個人でどう違う? 

アプリ開発の依頼先は、大きく企業と個人の2つに分類されます。それぞれメリット・デメリットがあるため、ここで確認しておきましょう。

◆個人と開発会社の比較表

個人開発会社
①規模小規模な開発が得意大規模な開発も対応可能
②人材個人に依存する様々な人材を手配できる
③信頼性リスクが大きい企業ならでは信頼性
④費用安い高い
⑤柔軟性高い低い

企業に依頼するメリット・デメリット

企業に依頼するメリットは以下の3点です。

  • 大規模な開発に対応
  • 運用保守の人材を保有
  • 信頼性と安定性

企業への依頼は、複雑なプロジェクトや大規模なアプリの開発に適しています。長期的な運用や保守が必要な場合でも、専門家を提供できる点もメリットです。また、企業はプロセスと品質管理を重視するため、信頼性の高い成果物を提供してくれるため安心して任せられます。

ただし、開発費用は個人やフリーランスに比べ高くなるのは、企業に依頼するデメリットだといえるでしょう。また大規模な組織の場合、コミュニケーションに時間がかかる場合があるため注意しなくてはいけません。

個人・フリーランスに依頼するメリット・デメリット

個人・フリーランスにアプリ開発を依頼するメリットは、以下のとおりです。

  • 開発費用を削減
  • 手続きが簡素
  • 高い柔軟性
  • タイムリーな対応が可能

個人・フリーランスにアプリ開発を依頼する場合、基本的には企業に比べて安価に開発できる可能性が高いです。また、企業との契約よりも手続きが簡単で、柔軟な対応が期待できます。

なお、一般的な1人月あたりの費用相場は初級エンジニアで60~100万円、中級エンジニアが80~120万円、上級エンジニアは100~160万円程度です。開発費用は「人月×人数×開発期間」で算出できます。

また、依頼する人物やスキルをよく知っている場合、信頼感と安心感のあるコミュニケーションが取れる点もメリットです。臨機応変な対応が可能で、プロジェクトの調整がしやすいでしょう。バグや課題が発生した際も、迅速な対応が期待できたり、既存案件へのサポートや細部の補強を依頼したりすることも可能です。

一方、個人・フリーランスにアプリ開発を依頼するデメリットは、以下のようなものが挙げられます。

  • スケジュール遅延のリスク
  • コミュニケーションの課題
  • サポート不足

プロジェクト進捗が開発者のスキルや状況に依存するため、思わぬトラブルやリリースの遅れが生じるリスクがあります。副業などの影響で進捗に変動が生じるリスクもあるでしょう。

アプリの開発スケジュールは内容によって大きく変動しますが、簡単なアプリであれば1~3ヶ月、複雑なアプリは1年以上かかるものと認識しておきましょう。

また、ディレクターなどを介さない場合が多く、イメージの伝達が難しいことがあります。さらに、保守や運用に関する十分なサポートが期待できない場合があることもデメリットです。

したがって個人・フリーランスに依頼する際は、十分な調査や信頼性の確認が必要であり、プロジェクトの規模や要件に合った開発者を選定することが重要です。

アプリ開発の依頼先は企業・個人どちらがおすすめ?

企業・個人のどちらを選ぶかは、プロジェクトの規模、要件、予算、スケジュールなどにより異なります。選択肢を検討する際には、具体的なニーズと目標を考慮し、最適なパートナーを選びましょう。

例えば、大規模なアプリ開発を依頼する場合は、やはり企業に依頼すべきです。一方、小規模なアプリやプロトタイプの開発、一部機能追加などを迅速に行いたい場合は、個人に依頼したほうがよいでしょう。

アプリ開発の依頼先を選ぶ際には以下の要素を検討し、企業・個人のどちらに依頼すべきかを判断しなくてはいけません。

●専門性とスキルセット

・企業:多くの企業は幅広いスキルを持つチームを抱えており、大規模なプロジェクトに対応できます。特定の技術スタックやプラットフォームに精通している場合、企業は適切な選択肢です。

・個人:特定の技術領域に特化していることがあります。小規模なプロジェクトや特定のニーズに合ったスキルを持つ個人を選ぶことで、効率的な開発が可能です。

●コミュニケーションと透明性

・企業:プロジェクト管理やコミュニケーションプロセスを整備していることが多いです。進捗報告や課題の共有がスムーズに行えます。

・個人:コミュニケーションは直接的であり、要件の詳細や修正が迅速に行えるメリットがあります。

●予算とコスト

・企業:一般的に個人よりも高額な料金を請求しますが、大規模プロジェクトには適しています。

個人:通常リーズナブルな価格でサービスを提供しますが、その分範囲やスケールに制限があります。

●信頼性と保証

・企業:法的な契約や保証を提供することが一般的です。プロジェクトの信頼性と安全性を重視する場合、企業を選ぶことが適切です。

・個人:保証を提供しないことは多いですが、信頼できる個人への依頼であればリスクを抑えられます。

個人・フリーランスに依頼・外注するときに気をつけるべきこと

外注先の選定・発注の際には「実績の確認」「契約内容のすり合わせ」「制作物のすり合わせ」が大切です。

個人事業主・フリーランスの中には優秀な人材も多い一方、中には技術も実績も不足している開発者や、ごく一部ですが途中で音信不通になってしまうような方もいます。そのため、依頼する前にはこれまで何か案件を受注した形跡があるか否か、開発を依頼するサービスや近しい業界の開発実績があるか否か、十分に確認しましょう。

次に、契約内容も必ず事前に十分に確認してください。もしものトラブルに備えて、契約書はきちんと交わすことが大切です。契約完了時点・支払期日などを明確に定め、双方の責任範囲を明確にして認識に相違をなくしておきましょう。また、納品後のサポートおよび運用をどこまでしてもらえるかも併せて確認しておくと安心です。

そして、どのようなアプリにしたいか具体的に伝えることも必要です。具体的には、アプリで達成したい目的・最低限必要な機能・最高の見積もり金額・デザインの希望などが挙げられます。アプリの目的が明確になれば必要な機能もはっきりするため、見積もりも出しやすくなるでしょう。

個人に依頼するデメリットについて不安が残る場合は、費用はかかりますが、制作会社に依頼することをおすすめします。

依頼するアプリ開発会社の選び方「7つのポイント」

さて、ここではアプリ開発会社を選ぶ際のポイントを7つ紹介します。

ちなみに、アプリ開発を依頼するなら、東京のアプリ開発会社Pentagon(ペンタゴン)がおすすめです。当社では、コンサルティングや要件定義・画面設計を通して、提案ベースの制作を行っております。また、アプリに特化した制作会社なので、「アプリならでは」の経験と実績があります。特に、デザインが得意で、美しく使いやすいアプリを制作することができます。更に、アプリの審査通過のノウハウがあり、審査対応の知見も豊富にあります。

アプリ開発の外注を検討されている方は、ぜひ一度お問い合わせください。

ポイント①提案力があるかどうか

制作会社の中には、言われたことしかやってくれない会社もあります。そこを不満に感じるケースが多いので、提案力があるかどうかチェックしましょう。特に、制作会社と協力して一緒に開発していきたいと考えている場合は、制作会社の提案力が重要です。

提案力のある会社は、あなたのビジネスに対する理解を深め、アプリ開発に関する最新のトレンドを把握し、それらを適切に組み合わせて最適な解決策を提供することができます。このような会社は、単にあなたの要求に応えるだけでなく、ビジネスの成功を最大化するために新たなアイデアや戦略を提案することができます。

さらに、提案力のある会社は、アプリのユーザーエクスペリエンス(UX)やユーザーインターフェース(UI)の設計、バックエンドの開発、データ保護など、アプリ開発の多岐にわたる要素についての知識と経験を有しています。これらのスキルは、アプリが市場で成功を収めるためには不可欠です。

また、提案力を持つ会社は通常、フィードバックに対しても開かれています。これは、プロジェクトが進行するにつれて必要な変更や改善を行うための重要な要素です。したがって、会社の提案力を評価する際には、彼らがどの程度柔軟に対応できるかも考慮に入れるべきです。

最後に、提案力のある会社はプロジェクト全体を管理し、期限を守る能力も持っています。これにより、アプリ開発プロジェクトがスムーズに進行し、あなたのビジネスが期待する結果を得られるようになります。これらの理由から、アプリ開発の依頼先として提案力のある会社を選ぶことが重要となるのです。

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ポイント②開発の技術力と専門性

アプリの開発を行っている会社の中には、他にも様々なソフトウェアの開発を幅広く手掛けている会社もあります。幅広くシステムの開発を手掛けている会社よりも、アプリの制作を専門で行っている会社の方が、アプリ開発に対する深い知見を持っています。外注時には、アプリ開発の実績があるのか・専門性があるのか確認するのがポイントとなります。

ポイント③デザイン性に優れているか

アプリを開発する場合は、デザイン力が、ユーザーに大きな影響を与えます。重要なのは、単に見た目の良いデザインではなく、ユーザビリティやユーザー体験を考えたアプリの設計ができるかどうかという点です。アプリ開発会社を選ぶ際は、デザインの実績も確認するのがポイントです。

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ポイント④契約前にお試しできる要素があるか

アプリの開発を外注した場合、数ヶ月〜1年間という長期間にわたって付き合っていくことになります。多額の資金を投資したのにも関わらず、プロジェクトがうまくいかないケースもあります。

失敗をしないためにも、無料コンサルティングや無料相談を実施している会社を利用すると良いでしょう。当社、株式会社Pentagonでは、無料コンサルティング(新規事業の壁打ち、アプリの価値定義、プロジェクト憲章の策定)を行っています。

>> 無料コンサルティングを依頼する

ポイント⑤スマホアプリの審査代行まで対応してもらえるか

スマホアプリの開発依頼をする場合は、Apple/Googleの審査を代行してもらえるか確認しましょう。審査は、アプリが公開されるための重要なプロセスであり、適切なガイドラインに従っていないと審査落ちの可能性がありますまた、審査には時間もかかるため、専門家に依頼することでスムーズに進行させることが可能となります。

ポイント⑥下請け多重構造に注意

主に開発業者が自社で全ての開発を行わない、複数の下請け業者が関与することで多重構造が発生します。開発を依頼する際には、この多重構造を把握し、各下請け業者がどの部分を担当しているのかを理解することが重要です。また、各業者の能力や信頼性もチェックするべきで、最終的なアプリの品質に大きく関わってきます。特に、アウトソーシングを利用する場合、プロジェクト全体の管理が難しくなるため、この多重構造の確認は、なおさら重要になります。事前にしっかりと確認し、必要な契約を結ぶことでリスクを最小限に抑えられます。

ポイント⑦品質管理のための施策を実施しているか

アプリの品質を向上するために、どのような施策を実施しているか確認するのも重要なポイントです。

例えば、当社では第三者検証を実施しています。開発者ではない外部のメンバーがアプリをテストすることで、客観的に不具合を見つけることができます。より多くの不具合を事前に見つけることができるので、アプリの品質が高まります。

また、当社では、週次でのリスク管理も徹底しています。プロジェクトリーダーは、毎週、プロジェクトにおけるリスクと対策を社内で共有するようにしています。これによりプロジェクトの状況が少しでも悪くなったら、すぐに改善策を打つことができます。他にも当社ではさまざまな品質管理施策を実施しています。

アプリ開発の外注ならPentagon(ペンタゴン)にぜひご相談ください。

アプリ開発の依頼にかかる費用とは?

アプリの初期開発費用

当社は、2023年2月インターネット調査を実施し、アプリ開発に携わったことがある354名にアンケート調査(以下、アンケート調査と呼ぶ)を行いました。その結果、アプリ開発にかかった費用はおおよそ半数が300万円以上と回答しました。また、大規模な開発には2,000万円以上かかる場合もあることが明らかになりました。【相場】モバイルアプリの開発費用はいくら?開発費を抑える方法も紹介

運用保守費用

アプリは開発して終わりではありません。むしろ、アプリが完成してからがスタートです。アプリの公開後は、ユーザーから機能の要望が上がったり、予期せぬ不具合などが発生します。つまり、新規機能やメンテナンスにも必要が発生します。アプリの毎月の保守費用は、目安として毎月10万円以上かかります。運用保守で必要な費用も予算計画に盛り込むのがポイントです。

アプリ開発はリリース後の費用にも注意!アプリの運用コストとは?

アプリ開発費用のシミュレーション

当社では、簡易的にアプリ開発の費用を計算できるシミュレーターを容易しています。概算費用が知りたい方はこちらのツールを使ってみてください。

アプリ開発費用シミュレーション

依頼する時はアプリの開発方法との契約形態の違いを確認

ウォーターフォール開発とアジャイル開発の違い

ウォーターフォール開発とは、一つのフェーズが完全に終了するまで次のフェーズに進まない、段階的な開発手法を指します。この手法では、プロジェクトは明確なステージに分けられ、各ステージは一つの特定のタスクに焦点を当てます。例えば、要件定義、設計、実装、テスト、そしてデプロイメントといったようにです。アプリ開発を依頼する際、ウォーターフォール開発はそのクリアな構造からプロジェクトの全体的なビを理解しやすいという利点があります。一方で、一度ステージが終わってしまうと前のステージに戻るのは難しいとリもあります。そのため、最初の要件定義が非常に重要となります。また、この手法は大規模なプロジェクトや、明確な要件と期限が決まっているプロジェクトには適しています。

アジャイル開発とは、一定の期間ごとに機能を追加し、改善し、テストしていく開発方法の一つです。これにより、開発途中でもプロジェクトの方向性を柔軟に変えること可能となり、顧客の要求に迅速に対応できるようになります。アプリ開発を依頼する際には、このアジャイル開発を活用することでプロジェクトの進行状況を常に確認し、必要に応じて要件変更を行うことができます。また、開発者とのコミュニケーションが円滑に行えるため、より具体的で詳細な要望を伝えることが可能です。しかし、この開発方法を採用する際には、その柔軟性ゆえにスコープ(開発範囲)が広がりすぎてしまう可能性があるため、プロジェクト管理には十分な注意が必要です。また、開発初期に全ての要件を明確にすることが難しいため、途中で要件が変更されることを前提とした契約が必要となりますアプリ開発を依頼する際には、開発プロセスの理解とともに、開発会社とのコミュニケーションを重視し、期待するアプリが完成するように計画を立てることが重要です。アジャイル開発を活用することで、ユーザーのニーズに即応したアプリ開発が可能となります。

はじめてアプリ開発を依頼する場合、ウォーターフォール型がおすすめです。

理由は、始めから最後まで全体の流れを明確に計画し、ステップバイステップで進行するため、予算やスケジュールの管理が容易になるからです。この方式では、仕様が変更しにくいというデメリットもありますが、初めての開発にあたっては、予定通りにプロジェクトを進行させることが一番重要です。また、開発者とのコミュニケーションも重要な要素です。具体的な要求やビジョンを明確に伝えることで、理想的なアプリを開発してもらうことができます。そのためにも、アプリ開発の専門家に依頼することをおすすめします。依頼する際には、開発者の過去の実績や評判、使用する技術、コストなどをしっかりと確認しましょう。また、開発中に発生する可能性のある問題やリスクについても、相談しておくことが重要です。これらの情報を基に、あなたのビジネスに最適なアプリ開発者を選ぶことができます最後に、アプリ開発は一度きりのものではなく、リリース後も継続的にアップデートや改善を行う必要があります。そのため、長期的なパートナーシップを組むことができる開発者を選ぶ必要があります。

請負契約と準委任契約の違い

アプリ開発プロジェクトにおいて契約形態は重要な要素であり、請負契約と準委任契約はその主要な形態です。それぞれの特徴と違いを理解することは、プロジェクトの成功と法的リスクの管理において必須となります。

  1. 請負契約: 請負契約は、発注者と受注者が特定の成果物の提供を目的として結ぶ契約です。この契約形態では、受注者は発注者からの指示を基にアプリの開発を行い、指定された期日に成果物を納品します。料金は通常、成果物の納品時に支払われることが多く、成果物の品質や納期遵守は受注者の責任となります。また、契約内容は明確に記述され、変更が必要な場合は契約変更となります。
  2. 準委任契約: 準委任契約は、発注者が受注者に対して一定の裁量を持たせて業務を委託する契約です。受注者は専門知識を生かしてアプリ開発を進め、発注者はプロジェクトの大枠や目的を指示しますが、具体的な作業方法や進捗管理は受注者に一任されることが多いです。料金は時間単位や達成されたマイルストーンに基づいて支払われることがあります。

主な違いとしては、請負契約では明確な成果物の提供が求められるのに対し、準委任契約では受注者に一定の裁量が与えられ、プロセスの進行においても発注者と連携しながら進める柔軟性が求められます。また、責任範囲や料金の支払い基準にも差があり、どちらの契約形態を選択するかはプロジェクトの性質や双方の信頼関係、コミュニケーションの取り方によって影響を受けます。

保証期間とアフターサポートも確認

保証期間とは、開発者が提供したアプリに何らかの不具合が発見された場合、それを無償で修正する期間を指します。請負契約では、この保証期間が明確に定義されているため、依頼主は安心してアプリ開発を任せることができます。しかし、この保証期間は契約内容により大きく変わる可能性があります。例えば、保証期間が短い場合、不具合が発見されたときに修正費用が発生する可能性があります。また、保証期間が長い場合は、開発者が長期間にわたりサポートを提供することを約束するため、依頼主としてはより安心感を得られます。ただし保証期間が長い場合、費用が高額になりがちです。

アプリ開発を依頼する際には、このような保証期間の規定をしっかりと理解し、自身のビジネスニーズに合った契約を結ぶことが重要となりまた、開発者との信頼関係を築くためにも、契約内容を明確にすることが不可欠です。これにより、アプリ開発のプロジェクトがスムーズに進行し、期待通りの製品が完成する可能性が高まります。

※前述の準委任契約には、保証期間がないので注意しましょう。

アプリ開発依頼時の失敗あるある7選

次に、アプリ開発を依頼する際に失敗する代表例をいくつかご紹介します。特に以下の点に注意して、アプリ開発の依頼準備をしましょう。

失敗①明確な要件定義がない

アプリ開発を依頼する際には、まず何を達成したいのかを明確に定義することが重要です。どのような機能を持つべきか、どのようなユーザーエクスペリエンスを提供するべきか、ターゲットユーザーは誰なのか等、具体的な要件を細かく定義しないと開発者は適切な解決策を提きん。

失敗②アプリである必要がない

公式ウェブサイトで十分実現可能な機能を、無理にアプリ化してしまい、利便性を損なっている。

失敗③事業とのシナジーが感じられない

本業とは異なる目的のユーザーや、需要が限定的な特殊な特徴を持っている。

失敗④機能の過剰な組み込み

多くの機能を盛り込みすぎて、トップページを開いた際に何を操作すれば良いのかが不明瞭で、チュートリアルも提供されていない使いにくいUIになってしまっている。

失敗⑤有名SNSとの差別化が不十分

企画したアプリが「Instagramで事足りるよね」というケースもあります。アプリを新規で開発する場合、ユーザーにどんなメリットがあるのが追求する必要があります。

失敗⑥価格で決めてしまう

基本的に価格と品質は比例します。低価格でアプリ開発を依頼した場合、納品されるアプリの品質が低い可能性があります。最悪の場合、完成しないということも考えられます。

失敗⑦外注先に丸投げしてしまう

アプリやシステム開発を外注先に丸投げしてしまうと、出来上がったものが「思っていたアプリと違う」といった事態になりかねません。制作中もしっかりコミュニケーションを取って一緒に開発していく必要があります。

アプリ開発を外注・依頼して成功させるための3つのポイント

当社は2023年9月に、実際にWebアプリの開発を外注したことがある方、約30名にアンケート調査を実施しました。外注してアプリやシステムを開発する際に、最も気をつけるべき点は何かという質問に対して、コミュニケーションと要件定義の明確化が重要だという回答が約31%という結果となりました。また、約22%の方が、担当者との密なコミュニケーションが重要だと回答しました。担当者が誰か確認すること。要件定義を明確にできる体制・工夫があるかという点がWebアプリの開発を成功させる上でとても重要です。

ポイント①明確な目標設定と期待値の共有

アプリ開発の外注を成功させるコミュニケーションの取り方とは?まずは、明確なビジョンと要件を伝えることが重要です。アプリ開発には、機能やデザイン、ターゲットユーザー、予算等、多くの要素が関わります。これらを具体的に伝えることで、開発者はあなたのニーズを理解しやすくなります。

ポイント②適切なコミュニケーションの取り方

定期的な進捗報告の要求も忘れてはいけません。これにより、開発が予定通り進んでいるか、予期せぬ問題が発生していないかを把握することができます。さらに、フィードバックも重要なコミュニケーション手段となります。開発の各段階で反馈を提供し、必要な修正を指示することで、最終的な製品が期待通りのものになるようにガイドできます。最後に、尊重と信頼の文化を築くことを忘れないでください。外注先との良好な関係は、プロジェクトの成功を大いに助けます。彼らの専門知識と意見を尊重し、必要なサポートを提供することで、より良い結果を得ることができます。以上の方法を用いてコミュニケーションを取ることで、アプリ開発の外注はスムーズに進行し、成功に繋がるでしょう。

ポイント③無理に費用を抑えようとしない

アプリ開発の依頼先を選ぶ際、値段だけで判断することは避けるべきです。安価な見積りが来た場合、以下のような課題が生じる可能性があります。

  • 品質の低下
  • 遅延リスク
  • 運用・保守の課題

開発費用が安価な場合、担当者のスキルが低かったり経験が浅かったりする可能性があり、アプリの品質が下がるリスクが高くなるため注意が必要です。また、納期遅延のリスクが高まる点にも注意しなくてはいけません。

さらに安価な見積りの場合は、運用や保守体制は不十分なことがあり、アプリの長期的な成功に影響を及ぼす可能性があります。

したがって、コストを抑えるために個人やオフショア開発する場合は注意点があることを念頭に置くことが必要です。

価格だけでなく、技術力や実績、コミュニケーション能力、運用体制などを総合的に考慮したうえで、信頼性のある依頼先へ発注しましょう。

個人事業主・フリーランスに依頼する場合の注意点

個人事業主・フリーランスに依頼する場合の注意点個人事業主やフリーランスにアプリ開発を依頼する場合、その人のスキルや経験を十分に確認することが重要です。また、開発スケジュールや納期、料金などの契約条件も明確にすることが必要です。通常、個人ではなくプロの開発チームに依頼した方が、安心して質の高いアプリを開発できるでしょう。

オフショア開発で海外の人に依頼する場合の注意点

オフショア開発で海外の人に依頼する場合の注意点オフショア開発は、コストを削減できる一方で、コミュニケーションの問題や品質管理の問題が生じることがあります。そのため、開発者とのコミュニケーションを確保するための工夫や、品質を確保するためのチェック体制をしっかりと確立することが重要です。また、契約時には納期や修正範囲、保証期間などを明確にすることも忘れずに行いましょう。

最近、オフショア開発で失敗して、当社にご相談いただくケースが増えています。オフショア開発によるコスト削減は、諸刃の剣。成功すればコストの大幅に削減になりますが、うまく行かないとバグが多発するようなシステム構成となってしまうこともあります。

御社のアプリ開発プロジェクトを成功させるために

アプリ開発を行う場合、企画が非常に重要になります。なぜアプリを開発し、どのような価値をユーザーに届けるのか。コアコンセプトを固め、機能に落とし込むことで、一貫性のあるアプリが出来上がってきます。また、アプリ開発コストは高額なりがちですが、無理にコスト削減をすると失敗する可能性が高いです。制作実績があり信頼できる制作会社に依頼するのがポイントです。創業融資や補助金を活用して、実質的な負担を下げつつ、高品質なアプリ開発を実施することをおすすめします。

当社では補助金のコンサルティングパートナーをご紹介することも可能です。アプリ開発をご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。

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