アプリ開発の依頼なら!費用・失敗談・外注先の選び方を徹底解説

初めてアプリ開発をする場合、制作会社に依頼・外注を検討される場合がほとんどだと思います。依頼する際に、適切な準備・事前知識を身につけることで、制作会社との話がスムーズに進みます。この記事では、アプリ開発を依頼するにあたって必要なポイントをご紹介します。
まずは、開発したいアプリの目的と機能を明確にすることが重要です。更に、アプリ開発の基礎知識(どのように開発が進むのか、アプリ開発の費用相場がどれくらいか、適切な契約形態)を身につけましょう。その上で、制作会社を選ぶと、本当にピッタリな開発パートナーが見つかります。
アプリ開発依頼のメリットとは?


専門知識を活用した高品質なアウトプット
アプリ開発を専門の会社に依頼するメリットは、開発会社の専門知識と経験を生かした高品質なアウトプットにあります。これにより、アプリの企画から設計、開発、テスト、リリースまでの一連の流れがスムーズに進行し、効率的な開発が可能となります。また、アプリ開発会社は最新のテクノロジートレンドを把握しているため、ユーザーのニーズを満たす最先端の機能を取り入れることが可能です。
さらに、専門的な知識を持つプロフェッショナルが開発を担当するため、技術的な問題やトラブルが発生した際の対応も迅速で確実です。これは、自社内での開発では経験不足や人手不足からくるリスクを大幅に軽減するこができます。
時間の節約と効率的な開発
また、アプリ開発会社に依頼することで、開発以外の業務に集中することが可能となり、事業の成長を加速することができます。アプリ開発は専門知識を必要とする複雑な作業であるため、これを外部のプロに任せることで、自社のコアビジネスに注力することが可能です。
最後に、アプリ開発会社はアプリの成功率を高めるために、マーケティング戦略やユーザーエクスペリエンスを考慮した開発を行います。マーケティングやユーザーエクスペリエンスを考慮した開発は、成功を収めるためには欠かせないものです。アプリ開発会社の専門性を最大限に活用することで、ビジネスの競争力を高めることができます。
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アプリのコンセプト・アイデアの具体化
アプリ開発をしたい場合「なぜアプリを開発するのか、ユーザーにどのようなメリットがあるのか」を徹底的に追求するようにしてください。これを言語化して要求としてまとめることが、アプリ開発の依頼を考えたら一番にすべきことです。「なぜアプリを開発するのか」ここがブレるとプロジェクトの方向性がブレてしまい、うまくいきません。また「ユーザーにどのようなメリットがあるのか」しっかりと定義しないと、独りよがりなアプリになってしまい、ユーザーにインストールしてもらえないアプリとなってしまいます。
このフェーズが非常に重要です。一緒にアプリを設計して欲しい、という方はぜひ弊社までお問い合わせください。
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モバイルアプリ(iOS・Androidアプリ)・Webアプリケーションどちらを制作するべきか?
モバイルアプリとWebアプリの違いは何でしょうか?この質問は、アプリ開発を依頼する前に理解しておくべき重要な点です。
モバイルアプリとWebアプリは、開発方法だけでなく、利用環境やユーザー体験にも大きな違いがあります。モバイルアプリは、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイス向けに開発されるアプリケーションで、主にネイティブアプリと呼ばれるタイプがあります。これらは、特定のモバイルOS(AndroidやiOSなど)に最適化されており、その結果、高度なパフォーマンスとスムーズなユーザーインターフェースを提供します。また、デバイスの機能(カメラ、GPS、加速度センサーなど)を直接利用できるため、豊かなユーザー体験を生み出すことが可能です。
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一方、Webアプリは、インターネットブラウザを通じてアクセスするアプリケーションです。これらは、特定のOSやデバイスに依存しないため、様々なデバイスからアクセス可能で、更新を容易に行うことができます。しかし、一部の高度なデバイス機能を利用することが難しく、パフォーマンスもネイティブアプリに比べて劣る場合があります。
以上の違いを考慮して、どちらのアプリを開発するかは、ビジネスの目的やターゲットユーザー、予算、期間などにより異なります。アプリ開発を依頼する際には、これらの要素を明確に伝え、専門家の意見を参考に最適な選択を行うことが必要です。
iPadアプリが最適な場合も
ipadアプリが最適な場合もあります。特にiPadはその大きな画面サイズと高い処理能力を活かすことができるため、ゲームやビジュアルに重きを置いたアプリ、または複雑なデータを扱うビジネスアプリなどに最適です。しかし、iPad専用アプリの開発を依頼する際には、その特性を理解し、適切に利用できる開発者を選ぶことが重要です。開発者はiPadの特性を最大限に引き出すためのスキルと知識を持っている必要があります。
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プロジェクトのスケジュール作成と予算設定
プロジェクトのスケジュール作成と予算設定は、アプリ開発依頼時の重要なステップです。
まず、スケジュール作成についてです。プロジェクトの期間、アプリ開発の各フェーズのタイムライン、マイルストーンやリリースの期日を設定します。開発者に明確なスケジュールを提示することで、プロジェクトが計画通りに進行し、期限内に完了する可能性が高まります。また、スケジュール作成は、プロジェクトの進捗を監視し、必要な調整を行うための基準になります。
次に、予算設定です。これはプロジェクト全体のコスト、各フェーズの費用、必要なリソースの価格を含むものです。開発者に対して予算を正確に伝えることで、期待する品質と機能を適切な価格で提供することが可能となります。
明確な機能要件の設定
開発したいアプリの機能が明確な場合は、それをリストアップし、複数の開発会社に見積もりを依頼しましょう。機能が曖昧、もしくは制作会社と相談しながら一緒に作っていきたい場合は、提案力や制作実績を基にパートナー会社を選びましょう。その際に重要なのは、開発会社があなたのビジョンを理解し、具体的な解決策を提供できるかどうかです。また、開発会社の技術力、信頼性、コミュニケーション能力も重要な選定基準となります。予算とスケジュールも明確に伝え、それに対する開発会社の対応を見ることも大切です。アプリ開発を依頼する際は、必要な機能や目指すゴールを明確にすることが大切ですが、それだけではなく、開発パートナーとの信頼関係を築くことも重要です。
依頼先の選定と比較!個人に依頼するか制作会社か
外注先 | 特徴 |
---|---|
大手企業 | 豊富な経験と実績、大手クライアントとの実績、多様な開発ナレッジ、高い安心感、独自性の高いアプリに強い、人材が充実、費用は高め |
中小企業 | 特定領域に特化、得意分野とのマッチングが重要、高スキルセットの人材、費用が大手制作会社よりも比較的割安 |
個人事業主 フリーランス | 特定領域に強い、コスト効率の良い開発、大型案件には不向き、開発期間が長期化する可能性、マネジメントの負担がかかる |
オフショア | 安価なアプリ開発が可能、国によって作業単価が異なる、新興国での開発が盛ん、実績ある開発会社への委託が一般的 |
大手アプリ制作企業
大手企業はアプリ開発の豊富な経験と実績が何よりの強みです。国内外の大手企業をクライアントに抱え、ターゲット・コンセプトに応じた開発ナレッジを多数有しています。大手企業のアプリ開発に携わった実績は、外注先として最も安心感があるでしょう。
特にアプリを通じて解決した課題はあるものの、明確にどんな機能を搭載すればよいか迷っている場合、大手企業の豊富な実績から導き出される的確な提案がアプリ開発を推進してくれます。
さらに、社内にアプリ開発経験が全く無い場合や、独自性の高いアプリを必要としている場合には、大手企業は強力なパートナーになり得るでしょう。
また、大手企業では人材も充実しているため、フロントエンドからバックエンドまであらゆるニーズに対応できるはずです。開発にかかる費用が高額になりやすい傾向にありますが、他の外注先企業と比較すると確実な成果が期待できるでしょう。
中小アプリ制作企業
中小企業やベンチャー企業は、特定の領域に特化したアプリ開発を得意とする傾向にあります。そのため、EC・ゲーム・ニュース・業務用アプリなど、様々な種類の中から自社が実現したいサービスと、制作会社の得意分野のマッチングを重視することが重要です。
また、中小・ベンチャー企業によっては大企業の開発陣よりも高いスキルセットを持った人材がいるケースも珍しくなく、質の高い開発を進めてくれることもあります。
開発費用についても、ネームバリューによるかさ増しや、ディレクション費など具体化しにくい項目が省かれているケースも多く、大企業よりも割安な費用になりやすいです。
オフショア企業
オフショアは海外のアプリ開発会社に委託する方法です。作業単価が安い国にオフショア開発を活用することで、安価なアプリ開発が実現できます。
エンジニアの作業単価は国ごとに異なるため、作業者がどの国のエンジニアなのかによって費用は多少異なります。
ちなみに、オフショア開発の委託先として以前は中国やインドネシアが中心でしたが、現在はタイ・ベトナムといった新興国でのオフショア開発委託が盛んです。なお、オフショアでアプリ開発を行う場合には、オフショア開発の実績がある開発会社に委託する方法が一般的です。
フリーランス(個人事業主)
アプリ開発経験があるフリーランス(個人事業主)も外注先の候補になります。フリーランスも中小企業と同じく、特定領域のアプリ開発を得意とするケースが多いです。
フリーランスへの外注は大手・中小企業に委託開発するよりも、コストを抑えた開発が叶えやすいです。しかし、開発に関するすべての業務を一人で担当するケースが多いフリーランスとって、大型案件のアプリ開発をすべて一括で委託することは困難でしょう。
また、開発するアプリの種類にもよりますが、開発期間が長期化する傾向があり、発注側にマネジメントの負担が生じる可能性があります。
アプリ開発を個人・フリーランスに依頼する場合について詳しく解説していきます。
アプリ開発を個人・フリーランスに依頼する方法
個人のプログラマーやフリーランスにアプリ開発を依頼することを検討する方もいると思います。ここでは、アプリ開発を個人に依頼するメリットとデメリットについて解説します。
個人・フリーランスに依頼するメリットとは?
まず一番に挙げられるメリットとして、個人事業主やフリーランスへの依頼は開発費用を安く抑えやすい特徴があります。もちろん、担当するエンジニアのスキルや実績によって変動しますが、基本的には企業依頼するより安く済むでしょう。また、開発会社と契約を結ぶ場合に比べて、手続きなども簡単で済みやすく、臨機応変な対応に向いています。
そして、依頼する人物やスキルの高さを良く知っている場合は、あまり知らない企業に任せるよりも、安心感と信頼感のあるコミュニケーションを取って仕事ができます。依頼内容を双方で再確認したり、内容に調整を加えたりする際に、すぐ柔軟に対応してもらえて助かるはずです。特に、開発後にバグが発生したときなどはタイムリーな対応が期待できます。
また、例えば依頼したプロジェクト以外の既存案件にサポートで入ってもらったり、自社だけでは手が回らない細部を補強してもらったりすることも可能でしょう。
個人・フリーランスに依頼するデメリット
一方、アプリ開発を個人事業主・フリーランスへ依頼する場合、以下のようなデメリットもあります。
個人への依頼の場合、プロジェクトの進捗は開発者のスキルや状況に依存するため、思わぬトラブルが発生したり、リリースが遅れたりするリスクがあります。例えば、開発者が副業としてアプリ開発を請け負っている場合、本業が忙しくなって開発の進度に影響が生じるケースも少なくありません。
また、打ち合わせや相談をするときに、ディレクターなどをはさまない場合が多いため、イメージを伝えづらく、自社のディレクション負荷が大きくなる場合もあります。
開発期間に関しても企業に依頼する場合と比べると長くかかる傾向にあるため、工数の多い開発には不向きです。開発途中でアプリの規模を大きくすることになった場合なども、個人で対応できる範囲には限りがあるでしょう。
その他、保守や運用までの十分なサポートを期待している場合も、個人事業主・フリーランスの場合は注意が必要です。
個人・フリーランスに依頼した場合の費用や開発期間は?
まず、個人事業主やフリーランスにアプリ開発を依頼して発生する費用のほとんどは、エンジニアの人件費です。また、アプリ開発の見積もりでは「人月」という、エンジニア1人が1ヶ月に行える作業量の単位が用いられるので覚えておきましょう。エンジニアのスキルによって単価は異なりますが、一般的な1人月あたりの費用相場としては、初級エンジニアで60~100万円、中級エンジニアが80~120万円、上級エンジニアは100~160万です。
そして、開発費用の算出方法もシンプルで「人月×人数×開発期間」から算出できます。例えば、フリーランスの中級エンジニア1人に3ヶ月間の期間でアプリ開発を依頼したら、80~120万円×1人×3ヶ月で240〜360万円が開発費用の目安です。
そして、開発期間はアプリの内容に大きく左右されます。例えば、検索ツールアプリやショッピング系のアプリであれば、開発期間は1~3ヶ月ほどで完了するものもあります。一方、ゲーム系やSNS系、通話アプリとなると、開発に1年以上必要なケースも珍しくありません。
特に、個人事業主やフリーランスは人的リソースが足りないため、あまり工数の多いアプリ開発を依頼すると開発期間が長期化する場合もあるので注意が必要です。
個人・フリーランスへの依頼が適しているケースとは?
まず、比較的規模の小さいアプリ開発を行いたい場合や、納期に余裕を持って対応できる場合は個人事業主やフリーランスへの依頼に向いています。個人事業主やフリーランスは優れたスキルを持っていたとしても、組織としてタスクを解決できる企業に比べると総合的な開発力には敵いません。従って、工数のあまり多くない内容や趣味でアプリ開発したい場合であれば、個人事業主やフリーランスに依頼した方が効率的な場合もあります。
また、自身でコードを理解できる場合も個人事業主やフリーランスへの依頼がスムーズです。コードを理解できれば発注前にフリーランスなどのエンジニアの技術力をチェックでき、もしトラブルが発生した場合でも自分でコードを書いて緊急対応が行えるでしょう。
アプリ開発を依頼できる個人・フリーランスを探す方法とは?
アプリ開発を引き受けてくれる個人事業主・フリーランスの見つけ方は、すでに付き合いのある人づてに探していく方法が一番信頼性があるでしょう。もしそれでも見つからない場合は、クラウドソーシングサービスの利用が便利です。
ちなみに、日本国内で著名なクラウドソーシングサービスには「クラウドワークス」「ランサーズ」などがあります。こうしたサービスでは、依頼内容を入力すると見積もりと提案が来るので、実績などを判断材料にして依頼先を選ぶことができます。
なお、サービスサイト上では個人事業主・フリーランスの評判なども閲覧できるため、あらかじめ確認して質の高い依頼先を見極めましょう。
個人・フリーランスに依頼・外注するときに気をつけるべきこと
外注先の選定・発注の際には「実績の確認」「契約内容のすり合わせ」「制作物のすり合わせ」が大切です。
個人事業主・フリーランスの中には優秀な人材も多い一方、中には技術も実績も不足している開発者や、ごく一部ですが途中で音信不通になってしまうような方もいます。そのため、依頼する前にはこれまで何か案件を受注した形跡があるか否か、開発を依頼するサービスや近しい業界の開発実績があるか否か、十分に確認しましょう。
次に、契約内容も必ず事前に十分に確認してください。もしものトラブルに備えて、契約書はきちんと交わすことが大切です。契約完了時点・支払期日などを明確に定め、双方の責任範囲を明確にして認識に相違をなくしておきましょう。また、納品後のサポートおよび運用をどこまでしてもらえるかも併せて確認しておくと安心です。
そして、どのようなアプリにしたいか具体的に伝えることも必要です。具体的には、アプリで達成したい目的・最低限必要な機能・最高の見積もり金額・デザインの希望などが挙げられます。アプリの目的が明確になれば必要な機能もはっきりするため、見積もりも出しやすくなるでしょう。
個人に依頼するデメリットについて不安が残る場合は、費用はかかりますが、制作会社に依頼することをおすすめします。
依頼するアプリ開発会社の選び方は?


提案力があるかどうか
制作会社の中には、言われたことしかやってくれない会社もあります。そこを不満に感じるケースが多いので、提案力があるかどうかチェックしましょう。特に、制作会社と協力して一緒に開発していきたいと考えている場合は、制作会社の提案力が重要です。
提案力のある会社は、あなたのビジネスに対する理解を深め、アプリ開発に関する最新のトレンドを把握し、それらを適切に組み合わせて最適な解決策を提供することができます。このような会社は、単にあなたの要求に応えるだけでなく、ビジネスの成功を最大化するために新たなアイデアや戦略を提案することができます。
さらに、提案力のある会社は、アプリのユーザーエクスペリエンス(UX)やユーザーインターフェース(UI)の設計、バックエンドの開発、データ保護など、アプリ開発の多岐にわたる要素についての知識と経験を有しています。これらのスキルは、アプリが市場で成功を収めるためには不可欠です。
また、提案力を持つ会社は通常、フィードバックに対しても開かれています。これは、プロジェクトが進行するにつれて必要な変更や改善を行うための重要な要素です。したがって、会社の提案力を評価する際には、彼らがどの程度柔軟に対応できるかも考慮に入れるべきです。
最後に、提案力のある会社はプロジェクト全体を管理し、期限を守る能力も持っています。これにより、アプリ開発プロジェクトがスムーズに進行し、あなたのビジネスが期待する結果を得られるようになります。これらの理由から、アプリ開発の依頼先として提案力のある会社を選ぶことが重要となるのです。
アプリの開発で「UX」を重視すべき理由とは|改善の手法も解説
開発の技術力と専門性
アプリの開発を行っている会社の中には、他にも様々なソフトウェアの開発を幅広く手掛けている会社もあります。幅広くシステムの開発を手掛けている会社よりも、アプリの制作を専門で行っている会社の方が、アプリ開発に対する深い知見を持っています。外注時には、アプリ開発の実績があるのか・専門性があるのか確認するのがポイントとなります。
デザイン性に優れているか
アプリを開発する場合は、デザイン力が、ユーザーに大きな影響を与えます。重要なのは、単に見た目の良いデザインではなく、ユーザビリティやユーザー体験を考えたアプリの設計ができるかどうかという点です。アプリ開発会社を選ぶ際は、デザインの実績も確認するのがポイントです。
アプリデザインの作り方をUI/UXデザインと合わせて徹底解説!
契約前にお試しできる要素があるか
アプリの開発を外注した場合、数ヶ月〜1年間という長期間にわたって付き合っていくことになります。多額の資金を投資したのにも関わらず、プロジェクトがうまくいかないケースもあります。
失敗をしないためにも、無料コンサルティングや無料相談を実施している会社を利用すると良いでしょう。当社、株式会社Pentagonでは、無料コンサルティング(新規事業の壁打ち、アプリの価値定義、プロジェクト憲章の策定)を行っています。
スマホアプリの審査代行まで対応してもらえるか
スマホアプリの開発依頼をする場合は、Apple/Googleの審査を代行してもらえるか確認しましょう。審査は、アプリが公開されるための重要なプロセスであり、適切なガイドラインに従っていないとリジェクトされる可能性がありますまた、審査には時間もかかるため、専門家に依頼することでスムーズに進行させることが可能となります。
下請け多重構造に注意
主に開発業者が自社で全ての開発を行わない、複数の下請け業者が関与することで多重構造が発生します。開発を依頼する際には、この多重構造を把握し、各下請け業者がどの部分を担当しているのかを理解することが重要です。また、各業者の能力や信頼性もチェックするべきで、最終的なアプリの品質に大きく関わってきます。特に、アウトソーシングを利用する場合、プロジェクト全体の管理が難しくなるため、この多重構造の確認は、なおさら重要になります。事前にしっかりと確認し、必要な契約を結ぶことでリスクを最小限に抑えられます。
アプリ開発の依頼にかかる費用とは?
初期開発費用


当社は、2023年2月インターネット調査を実施し、アプリ開発に携わったことがある354名にアンケート調査(以下、アンケート調査と呼ぶ)を行いました。その結果、アプリ開発にかかった費用はおおよそ半数が300万円以上と回答しました。また、大規模な開発には2,000万円以上かかる場合もあることが明らかになりました。【相場】モバイルアプリの開発費用はいくら?開発費を抑える方法も紹介
運用保守費用


アプリは開発して終わりではありません。むしろ、アプリが完成してからがスタートです。アプリの公開後は、ユーザーから機能の要望が上がったり、予期せぬ不具合などが発生します。つまり、新規機能やメンテナンスにも必要が発生します。アプリの毎月の保守費用は、目安として毎月10万円以上かかります。運用保守で必要な費用も予算計画に盛り込むのがポイントです。
アプリ開発はリリース後の費用にも注意!アプリの運用コストとは?
アプリ開発費用のシミュレーション
当社では、簡易的にアプリ開発の費用を計算できるシミュレーターを容易しています。概算費用が知りたい方はこちらのツールを使ってみてください。
依頼する時はアプリの開発方法との契約形態の違いを確認


ウォーターフォール開発とアジャイル開発の違い
ウォーターフォール開発とは、一つのフェーズが完全に終了するまで次のフェーズに進まない、段階的な開発手法を指します。この手法では、プロジェクトは明確なステージに分けられ、各ステージは一つの特定のタスクに焦点を当てます。例えば、要件定義、設計、実装、テスト、そしてデプロイメントといったようにです。アプリ開発を依頼する際、ウォーターフォール開発はそのクリアな構造からプロジェクトの全体的なビを理解しやすいという利点があります。一方で、一度ステージが終わってしまうと前のステージに戻るのは難しいとリもあります。そのため、最初の要件定義が非常に重要となります。また、この手法は大規模なプロジェクトや、明確な要件と期限が決まっているプロジェクトには適しています。
アジャイル開発とは、一定の期間ごとに機能を追加し、改善し、テストしていく開発方法の一つです。これにより、開発途中でもプロジェクトの方向性を柔軟に変えること可能となり、顧客の要求に迅速に対応できるようになります。アプリ開発を依頼する際には、このアジャイル開発を活用することでプロジェクトの進行状況を常に確認し、必要に応じて要件変更を行うことができます。また、開発者とのコミュニケーションが円滑に行えるため、より具体的で詳細な要望を伝えることが可能です。しかし、この開発方法を採用する際には、その柔軟性ゆえにスコープ(開発範囲)が広がりすぎてしまう可能性があるため、プロジェクト管理には十分な注意が必要です。また、開発初期に全ての要件を明確にすることが難しいため、途中で要件が変更されることを前提とした契約が必要となりますアプリ開発を依頼する際には、開発プロセスの理解とともに、開発会社とのコミュニケーションを重視し、期待するアプリが完成するように計画を立てることが重要です。アジャイル開発を活用することで、ユーザーのニーズに即応したアプリ開発が可能となります。
はじめてアプリ開発を依頼する場合、ウォーターフォール型がおすすめです。
理由は、始めから最後まで全体の流れを明確に計画し、ステップバイステップで進行するため、予算やスケジュールの管理が容易になるからです。この方式では、仕様が変更しにくいというデメリットもありますが、初めての開発にあたっては、予定通りにプロジェクトを進行させることが一番重要です。また、開発者とのコミュニケーションも重要な要素です。具体的な要求やビジョンを明確に伝えることで、理想的なアプリを開発してもらうことができます。そのためにも、アプリ開発の専門家に依頼することをおすすめします。依頼する際には、開発者の過去の実績や評判、使用する技術、コストなどをしっかりと確認しましょう。また、開発中に発生する可能性のある問題やリスクについても、事談しておくことが重要です。これらの情報を基に、あなたのビジネスに最適なアプリ開発者を選ぶことができます最後に、アプリ開発は一度きりのものではなく、リリース後も継続的にアップデートや改善を行う必要があります。そのため、長期的なパートナーシップを組むことができる開発者をと要なポイります。
請負契約と準委任契約の違い
アプリ開発プロジェクトにおいて契約形態は重要な要素であり、請負契約と準委任契約はその主要な形態です。それぞれの特徴と違いを理解することは、プロジェクトの成功と法的リスクの管理において必須となります。
- 請負契約: 請負契約は、発注者と受注者が特定の成果物の提供を目的として結ぶ契約です。この契約形態では、受注者は発注者からの指示を基にアプリの開発を行い、指定された期日に成果物を納品します。料金は通常、成果物の納品時に支払われることが多く、成果物の品質や納期遵守は受注者の責任となります。また、契約内容は明確に記述され、変更が必要な場合は契約変更となります。
- 準委任契約: 準委任契約は、発注者が受注者に対して一定の裁量を持たせて業務を委託する契約です。受注者は専門知識を生かしてアプリ開発を進め、発注者はプロジェクトの大枠や目的を指示しますが、具体的な作業方法や進捗管理は受注者に一任されることが多いです。料金は時間単位や達成されたマイルストーンに基づいて支払われることがあります。
主な違いとしては、請負契約では明確な成果物の提供が求められるのに対し、準委任契約では受注者に一定の裁量が与えられ、プロセスの進行においても発注者と連携しながら進める柔軟性が求められます。また、責任範囲や料金の支払い基準にも差があり、どちらの契約形態を選択するかはプロジェクトの性質や双方の信頼関係、コミュニケーションの取り方によって影響を受けます。
保証期間とアフターサポートも確認
保証期間とは、開発者が提供したアプリに何らかの不具合が発見された場合、それを無償で修正する期間を指します。請負契約では、この保証期間が明確に定義されているため、依頼主は安心してアプリ開発を任せることができます。しかし、この保証期間は契約内容により大きく変わる可能性があります。例えば、保証期間が短い場合、不具合が発見されたときに修正費用が発生する可能性があります。また、保証期間が長い場合は、開発者が長期間にわたりサポートを提供することを約束するため、依頼主としてはより安心感を得られます。ただし保証期間が長い場合、費用が高額になりがちです。
アプリ開発を依頼する際には、このような保証期間の規定をしっかりと理解し、自身のビジネスニーズに合った契約を結ぶことが重要となりまた、開発者との信頼関係を築くためにも、契約内容を明確にすることが不可欠です。これにより、アプリ開発のプロジェクトがスムーズに進行し、期待通りの製品が完成する可能性が高まります。
※前述の準委任契約には、保証期間がないので注意しましょう。
アプリ開発依頼時の失敗あるある


次に、アプリ開発を依頼する際に失敗する代表例をいくつかご紹介します。特に以下の点に注意して、アプリ開発の依頼準備をしましょう。
明確な要件定義がない
アプリ開発を依頼する際には、まず何を達成したいのかを明確に定義することが重要です。どのような機能を持つべきか、どのようなユーザーエクスペリエンスを提供するべきか、ターゲットユーザーは誰なのか等、具体的な要件を細かく定義しないと開発者は適切な解決策を提きん。
アプリである必要がない
公式ウェブサイトで十分実現可能な機能を、無理にアプリ化してしまい、利便性を損なっている。
事業とのシナジーが感じられない
本業とは異なる目的のユーザーや、需要が限定的な特殊な特徴を持っている。
機能の過剰な組み込み
多くの機能を盛り込みすぎて、トップページを開いた際に何を操作すれば良いのかが不明瞭で、チュートリアルも提供されていない使いにくいUIになってしまっている。
有名SNSとの差別化が不十分
企画したアプリが「Instagramで事足りるよね」というケースもあります。アプリを新規で開発する場合、ユーザーにどんなメリットがあるのが追求する必要があります。
価格で決めてしまう
基本的に価格と品質は比例します。低価格でアプリ開発を依頼した場合、納品されるアプリの品質が低い可能性があります。最悪の場合、完成しないということも考えられます。
外注先に丸投げしてしまう
アプリやシステム開発を外注先に丸投げしてしまうと、出来上がったものが「思っていたアプリと違う」といった事態になりかねません。制作中もしっかりコミュニケーションを取って一緒に開発していく必要があります。
アプリ開発を外注・依頼して成功させるには?


当社は2023年9月に、実際にWebアプリの開発を外注したことがある方、約30名にアンケート調査を実施しました。外注してアプリやシステムを開発する際に、最も気をつけるべき点は何かという質問に対して、コミュニケーションと要件定義の明確化が重要だという回答が約31%という結果となりました。また、約22%の方が、担当者との密なコミュニケーションが重要だと回答しました。担当者が誰か確認すること。要件定義を明確にできる体制・工夫があるかという点がWebアプリの開発を成功させる上でとても重要です。
明確な目標設定と期待値の共有
アプリ開発の外注を成功させるコミュニケーションの取り方とは?まずは、明確なビジョンと要件を伝えることが重要です。アプリ開発には、機能やデザイン、ターゲットユーザー、予算等、多くの要素が関わります。これらを具体的に伝えることで、開発者はあなたのニーズを理解しやすくなります。
適切なコミュニケーションの取り方
定期的な進捗報告の要求も忘れてはいけません。これにより、開発が予定通り進んでいるか、予期せぬ問題が発生していないかを把握することができます。さらに、フィードバックも重要なコミュニケーション手段となります。開発の各段階で反馈を提供し、必要な修正を指示することで、最終的な製品が期待通りのものになるようにガイドできます。最後に、尊重と信頼の文化を築くことを忘れないでください。外注先との良好な関係は、プロジェクトの成功を大いに助けます。彼らの専門知識と意見を尊重し、必要なサポートを提供することで、より良い結果を得ることができます。以上の方法を用いてコミュニケーションを取ることで、アプリ開発の外注はスムーズに進行し、成功に繋がるでしょう。
無理にコストを抑えて依頼するとうまく行かない
アプリ開発は高品質なものを得るためには一定のコストが発生。そのため、無理にコストを抑えようとすると、品質の低いアプリが出来上がる可能性があります。
個人事業主・フリーランスに依頼する場合の注意点
個人事業主・フリーランスに依頼する場合の注意点個人事業主やフリーランスにアプリ開発を依頼する場合、その人のスキルや経験を十分に確認することが重要です。また、開発スケジュールや納期、料金などの契約条件も明確にすることが必要です。通常、個人ではなくプロの開発チームに依頼した方が、安心して質の高いアプリを開発できるでしょう。
オフショア開発で海外の人に依頼する場合の注意点
オフショア開発で海外の人に依頼する場合の注意点オフショア開発は、コストを削減できる一方で、コミュニケーションの問題や品質管理の問題が生じることがあります。そのため、開発者とのコミュニケーションを確保するための工夫や、品質を確保するためのチェック体制をしっかりと確立することが重要です。また、契約時には納期や修正範囲、保証期間などを明確にすることも忘れずに行いましょう。
最近、オフショア開発で失敗して、当社にご相談いただくケースが増えています。オフショア開発によるコスト削減は、諸刃の剣。成功すればコストの大幅に削減になりますが、うまく行かないとバグが多発するようなシステム構成となってしまうこともあります。
御社のアプリ開発プロジェクトを成功させるために
アプリ開発を行う場合、企画が非常に重要になります。なぜアプリを開発し、どのような価値をユーザーに届けるのか。コアコンセプトを固め、機能に落とし込むことで、一貫性のあるアプリが出来上がってきます。また、アプリ開発コストは高額なりがちですが、無理にコスト削減をすると失敗する可能性が高いです。制作実績があり信頼できる制作会社に依頼するのがポイントです。創業融資や補助金を活用して、実質的な負担を下げつつ、高品質なアプリ開発を実施することをおすすめします。
当社では補助金のコンサルティングパートナーをご紹介することも可能です。アプリ開発をご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。