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プッシュ通知でアプリマーケティングを加速!効果を上げるコツを解説

スマートフォンのアプリマーケティングを考えるうえで見逃せないのがプッシュ通知の効果です。プッシュ通知は最適なタイミングでユーザーの注意を喚起し、アクションにつなげることが可能です。

この記事では、プッシュ通知をマーケティングに利用する際に知っておきたい、プッシュ通知の基本や使用するメリット、プッシュ通知をより効果的にアプローチするために重要なポイントを解説していきます。

アプリが得意とするアプローチ「プッシュ通知」

プッシュ通知とは、スマートフォンに表示される、各種アプリからのアプローチのことを指します。 

iOSやAndroidの基本アプリからのアップデート情報の通知やバッテリー残量の通知、SNSやECといったネイティブアプリからの通知まで、スマートフォンユーザーは日々様々なプッシュ通知を目にしています。これらのプッシュ通知はユーザーがアプリを起動してない状態でもディスプレイにポップアップ表示されるのが最大の特徴で、ユーザーがアクションを起こさなくても情報を一方的に発信することが可能です。 

プッシュ通知はユーザーへ情報をスピーディーに伝えること得意としています。「カレンダーに登録したイベントの時間を知らせる」「現在地にもうすぐ雨が降る」などがその例です。

通知手段はディスプレイ上のポップアップ表示だけに留まらず、通知音や振動機能を通じてプッシュ通知があることをスピーディーにユーザーへ伝達することが可能です。 

アプリマーケティングにおいて積極的なプッシュ通知の活用は、アプリの利用促進を促しDAU向上やリテンションレート向上に高い効果を発揮します。一方で必要以上なプッシュ通知は、ユーザーの嫌悪感を増幅し、かえってAUを低下させたりアプリをアンイストールされたりといったリスクを内包していることも理解しておく必要があります。 

プッシュ通知の活用が盛んになっている背景には、新規ユーザーを獲得するよりも既存ユーザーを優良顧客として育成する方が獲得できる利益が多いということが挙げられます。プッシュ通知を使ってユーザーにとって有益となる情報をスピーディーに発信して長期的な関係を構築することで、収益を高めることができるのです。

プッシュ通知の送信手法

プッシュ通知は「ローカル通知」と「リモート通知」の2つに大別することができます。 

ローカル通知はアプリ内部からプッシュ通知を発信する方式です。インターネット接続がないローカル環境においても、アプリ内部から特定の条件下(例:指定した期日など)になるとプッシュ通知が配信されます。この方式は通知配信までの処理がローカルで完結するため確実性が高いことが特徴です。ECサイトなどで毎月定期的に発生するセールのイベントなど、特定のルールに沿って自動的に情報を通知することができます。 

リモート通知はインターネット経由でリアルタイムな情報をプッシュ通知する方式です。オンラインのユーザーに対してその時・その場所などに応じたリアルタイムでピンポイントな情報を配信することが可能です。「ユーザー好みのカテゴリの時間限定のタイムセール情報」や「端末位置情報に基づいて当日宿泊可能な施設の情報」などのピンポイントな情報配信の際にはリモート通知が優れています。

プッシュ通知のメリットとは?

プッシュ通知は、スマートフォン上でアプリが起動していなくてもユーザーに情報を通知することができます。この特徴はさまざまなメリットをもたらします。ここではアプリマーケティングにおけるメリットをいくつかご紹介します。

メルマガと比較すると開封率が高い

自社の製品やサービスの情報を届ける方法としては、プッシュ通知の他にメルマガ配信もよく使われます。どちらもユーザーに情報へのアクセスを促すための手段ですが、通知した内容の開封率には大きな差があります。

メールマガジンは平均で10%前後の開封率といわれていますが、それに対してプッシュ通知は30〜40%前後の開封率になるとされています。

このような差が生まれる要因のひとつに、ユーザーが情報へたどり着くまでのプロセス数の違いがあります。メルマガは、メールを開封し、本文に記載されているURLを選択する必要があるので、コンテンツへとアクセスするまでには数クリック必要です。一方でプッシュ通知はたったの1タップでコンテンツへアクセスすることができます。この手軽さが開封率の高さにつながっているのです。

アクティブ率を向上させる

ユーザーは多数のアプリをスマートフォンにダウンロードしているため、一定期間使用していないとその存在すらも忘れられてしまう可能性があります。お知らせの配信や追加された機能の紹介などの情報をユーザーに対してプッシュ通知することで、ユーザーがアプリの存在を再認識し、アクティブ率が向上することを見込めます。

また、プッシュ通知なら最適なタイミングでキャンペーンやセール情報などを通知することが可能であるため、一層アクティブ率が上昇することを見込めます。

ユーザーをファンにすることができる

ユーザーがアプリと接触する回数と頻度が増えるため、プッシュ通知はユーザーのロイヤリティを高め、ファンにすることができる手段と言えます。

もちろん、顧客のロイヤリティを高める手段は他にも存在します。例えばメールマガジンやDM、チラシなどが代表例と言えます。しかし、これらのツールは、タイムリーに情報発信ができません。実際には翌週からセールが開始するのに対し、メルマガを開封したのが翌月であれば、そのメルマガは無駄になってしまいます。さらに、メルマガやDMは開封せずにそのまま放置されてしまうことも多々あるため、開封率が伸びないという別の欠点もあります。

ロイヤリティの高いファンを形成するためには、プッシュ通知を有効活用することが重要と言えます。

注意すべきデメリットも

メリットが多い一方で、プッシュ通知にもデメリットはあります。その一つが、プッシュ通知を嫌うユーザーが存在するという点です。

プッシュ通知は、送るタイミングや内容によっては、ユーザーにとって利益がないばかりか、かえって迷惑に感じられてしまいます。そうなると、通知を切られてしまったり、アプリそのものをアンインストールされてしまったりする可能性もあります。

実際、ジャストシステムが行った調査によれば、4割以上のスマートフォンユーザーが、プッシュ通知が原因でアプリをアンインストールしたことがあると答えました。

つまり、裏を返せば、プッシュ通知を送るということは、ユーザーにとっても有益な情報を提供しなくてはならないということでもあるのです。ユーザーの立場に立ってプッシュ通知の運用方法を検討することが必要です。

プッシュ通知で効果的にアプローチするために重要なポイント

それでは、プッシュ通知を効果的に活用するにはどうすればいいでしょうか。プッシュ通知を使う前に押さえておきたいポイントをまとめました。

配信するターゲット

まずプッシュ通知で対象とするターゲットを整理しましょう。ユーザーに適切なアクションを促すためには、事前のターゲット設定が必須です。ユーザーにはさまざまな人がおり、全員が同じタイミングで同一のことを考えているわけではありません。こうした人たちに対して一律でメッセージを送っても、期待通りのアクションをしてもらうのは難しいでしょう。ユーザーごとに響くプッシュ通知というものは異なるので、使い分けなどの工夫が重要です。

では、どうやってターゲットを考えてカスタマイズしたプッシュ通知を行えばいいでしょうか。

まずは、ターゲットの属性にて分類してみましょう。年代・性別・職業といったカテゴリにて、ユーザーを分けて考えてみます。これだけでも一律でプッシュ通知を送るより、効果はアップするはずです。

より大きな成果を求めるのならば、属性に加えてユーザーの行動にも着眼してみましょう。例えば、毎日利用してくれているユーザーとログインが1週間以上ないユーザーでは、求めるアクションも異なるはずです。ターゲットの属性と行動を考えて、プッシュ通知の内容や頻度を吟味しましょう。

配信するコンテンツ

次に、配信するコンテンツの内容も重要です。プッシュ通知はユーザーの目に止まるので、インパクトは大きいですが、不必要なコンテンツの通知が続くと印象が悪くなってしまいます。ユーザーにお得感があるもの、もしくは緊急性の高い内容など、相手の需要をよく考えてプッシュ通知をすると良いでしょう。

開封したくなるプッシュ通知の例としては、割引クーポンの内容・キャンペーン・セール情報・ポイント倍増などが人気です。どれもユーザーにとってお得な情報なので、プッシュ通知を開くことに前向きになりますよね。

ユーザーがメリットを感じる内容であればプッシュ通知にも良い印象を持ってもらえるでしょう。逆にメリットが薄い内容だと、プッシュ通知は遠慮される傾向にあります。プッシュ通知を送る前に、通知を受け取るユーザーの立場に立って考えてみることをおすすめします。

配信するタイミング・件数

プッシュ通知のタイミングと件数にも気を配りましょう。プッシュ通知は24時間いつでも配信可能ですが、いつ送っても良いというわけではありません。たとえユーザーにとってお得感のあるセール案内であっても、深夜にプッシュ通知が来ては不快に思うでしょう。そのため基本的に深夜0時から朝6時頃までは、よほど特別な理由がない限りプッシュ通知は控えるべきです。

また、プッシュ通知の開封率が高い時間帯としては、18時~23時までの間です。ターゲットのユーザーの1日の過ごし方を考慮して、適切な時間にプッシュ通知を配信しましょう。

また、プッシュ通知の配信頻度も注意が必要です。通知の頻度が多すぎると、ユーザーはプッシュ通知をオフにする確率が高まります。一方で配信頻度が低すぎると、アプリを忘れられてしまう可能性があります。プッシュ通知は便利な機能ですが、闇雲に使いすぎるのは気を付けましょう。

各要素でA/Bテストを行い改善を続ける

プッシュ通知でも改善を行う姿勢は大切です。ユーザーにとってより良いプッシュ通知を目指して、ブラッシュアップを続けましょう。改善にはA/Bテストの活用がおすすめです。

A/Bテストとは、一部の条件が異なる複数のパターンを用意してユーザーの反応を比較する方法です。プッシュ通知におけるABテストでは、通知のタイトル・URL・内容・画像・属性・送付タイミングなどについて複数のパターンを用意して、それぞれについて開封率の検証などを行います。

実際にプッシュ通知をすることで効果を測定するので、具体的に何をどうすれば効果的なのかが開封率という数字で分かります。

プッシュ通知をより改善するためのアイデアを試すことができますし、思わぬ工夫が改善に繋がるケースも少なくありません。A/Bテストなどを活用して、プッシュ通知の精度を高めましょう。

まとめ

スマートフォンの便利な機能であるプッシュ通知はアプリなどで広く活用されています。プッシュ通知にはローカル通知とリモート通知があり、通知する情報の種類に応じて使い分けがされているのが特徴です。

プッシュ通知のメリットとしては、メルマガと比較すると開封率が高いこと、アクティブ率を向上させられること、CVRの向上などが挙げられます。より効果的にプッシュ通知を使うには、ターゲットや送付コンテンツ・タイミングなどを工夫すると良いでしょう。ユーザーにとって有益なプッシュ通知を目指して、アプリマーケティングを加速させましょう。 

Pentagonでは、マーケティングに悩む企業向けにモバイルアプリの開発をはじめ、アプリのUI・UXデザインやロゴデザインを手掛けている会社です。今回ご紹介したプッシュ通知のメリットを享受し、マーケティングや集客に役立てたいという方は、ぜひPentagonにお問い合わせください。

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