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【Webサイト制作の流れを解説】自社制作と外注どちらがいいの?

IT化が進んだ今、どの業界業種であっても自社のWebサイトは欠かせません。そんなWebサイトを制作するには、簡単に作成できるビルダーを使ったり、WordPressなどの無料CMSを活用したりなど、さまざまな方法があります。そして、自社で制作するのか制作を外注するのかによって、注意するポイントは異なります。

実際、自社制作と外注のどちらが良いのか、迷われている制作担当者の方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、Webサイトの自社制作と外注といった2つの方法と、Webサイト制作の企画・準備・実装・テストなどの流れについて解説していきます。

Webサイトの制作方法

ここでは、Webサイトを自社で制作する方法と、制作を外注する方法を比較します。

自社で制作する

まずは自社で制作する方法です。小規模の企業の場合はコストに制約があるため、自社制作を選ぶことも少なくないでしょう。しかし、自社制作はローコストでできる反面、デメリットも多くあります。

一口にWebサイトといっても内容はさまざまで、実装したい内容によっては容易にできるものもあればプロでないと難しいものもあります。特に企業のWebサイトを作成するためには趣味程度の勉強ではなかなか難しく、専門的な知識が必要です。制作実績や経験がなく、専門知識をもたない社員が制作しても、バグやエラーが見つかって修正が必要になることもあるでしょう。社員の中にリテラシーが高い人材やWeb制作の知見を持つ方がいれば問題ありませんが、リテラシーのある人材が少なければクオリティは落ちてしまいます。

また、自社制作の場合は社員のリソースを確保できずに、進行が滞ってしまうリスクもあります。

Webサイト制作を通常の業務と並行して行うと、通常業務との両立が困難になります。Webサイトを制作するには2~3か月のまとまった時間が必要なケースも多いですが、時間を捻出することは難しいでしょう。同時にサーバー代などの設備費や人件費もかかるので、何かとコストはふくらみがちです。

そして、自社制作ではユーザー視点での制作が難しいこともデメリットとして挙げられます。自社制作の場合はどうしても主観的になってしまい、ユーザー側からの視点を持つことが困難です。結果的にユーザーにとって見づらくて、不親切なWebサイトになってしまうケースも多々あります。

制作を外注する

Webサイト制作の専門家が作成するWebサイトは機能面、デザイン面などのクオリティに優れています。制作の実績と経験があるため、ユーザーを配慮したデザイン、設計が可能です。また、中にはSEOなどのマーケティングの知見を持つWeb制作会社もあり、そうした会社に依頼すれば新規流入の増加や認知拡大なども期待できます。

同時に、多くのWebサイト制作会社はセキュリティに関する専門知識を持っていることも多く、不正アクセスによる情報漏洩などから守ることも可能です。

そしてもちろん、Webサイト制作を外注すれば、自社の社員は通常業務と兼務する必要がありません。依頼や打合せなどを終えたら、後は作業進捗を確認するだけです。自社のリソースを確保する必要がなく、社内メンバーに負担をかけることもありません。基本的に制作会社は余程のことがない限り、スケジュール通りにWebサイトを制作してくれます。確認作業などのヒアリングが円滑に進めば、予定よりも早く納品できることもあります。

以上の理由から、Webサイトを制作するには外注がおすすめです。ここからは、外注した場合の一般的な制作フローをご紹介していきます。

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<流れ①>Webサイト制作の企画

Webサイトは、作成する前に企画をしっかりと行う必要があります。まずは目的を明確化し、掲載内容の洗い出しを行いましょう。

目的を明確化する

サイト制作を外注する前に、まず自社でしっかりと制作目的を考えておく必要があります。

つまり、そのWebサイトを利用してどのようなことを達成したいかを明確にしておきましょう。例えば認知拡大を目的としたものなのか、ブランディングのためのものなのかなど、目的によってWebサイトに必要な要素は異なります。

そして、その目的に必要な要素によって見積りも変わります。企業名と連絡先が分かる程度の名刺代わりのWebサイトを作る場合と、Webサイトを通じて集客や売上につなげたい目的の場合とでは、作成方法や必要なコストも異なるのです。

特にビジネス的な活用を視野に入れている場合は、目的をしっかりと固めなくてはなりません。

コーポレートサイトならブランドイメージの向上を、サービスサイトなら問い合わせや資料請求の促進・見込み顧客の獲得を、リクルートサイトであれば自社に合った人材採用を目的とします。それぞれ対象となるユーザー層も異なるので、サイトの目的と同時にペルソナも定めておくと安心です。

掲載内容を考える

Webサイト制作会社に依頼する場合は、Webサイトに掲載する内容をある程度決めておく必要があります。というのも、掲載する内容が決まらないと、サイト構造や見た目の配置なども中々決められないからです。

簡単な会社紹介のためのWebサイトであれば、「連絡先」「アクセス」「事業内容」などの情報だけで済みますが、集客を視野に入れている場合は導入実績や導入事例、顧客の声、問い合わせフォーム、FAQ、ブログなどのコンテンツページも必要になります。

そのため、まずは自社で話し合ってWebサイトに掲載すべき内容を一度書きだしてみましょう。

掲載すべき内容が分からない場合は、競合他社のWebサイトを参考するのも良いかもしれません。多数の競合他社のWebサイトをチェックしてみると、掲載すべき要素が分かってきます。外注時のヒアリングの際に必要となるので、明確な目的の決定と掲載すべき内容の洗い出しは事前に行っておきましょう。

<流れ②>Webサイト制作の外注準備

企画が終わったら、実際にWebサイトの制作会社を探して、ヒアリングや見積り依頼を出します。では、各過程を一つずつチェックしていきましょう。

制作会社探し

まずは制作会社探しから始めましょう。決裁者や上長に制作会社を選定した理由を説明する必要があるため、複数会社に問い合わせをしたり、予算規模によってはコンペを開催したりするのが一般的です。予算が事前に決められている場合は、その予算内で目的や数値目標を達成するための提案内容で制作会社を選ぶことも一つの方法です。予算が決まっておらず、目的だけ決まっている場合は、企画内容に応じてスケジュールや予算を提案してもらうことになります。

そのため、いきなり1社に絞るのではなく、まずは何社かピックアップをしておくと良いでしょう。また、制作会社をピックアップするときには、自社の業界業種と似た制作実績を持っている会社かどうか確認しておくことをおすすめします。

見積り依頼

続いて、見積り依頼を出します。見積りに関しても相見積りを出して、何社かで比較してみると良いでしょう。見積りではTOPページやサブページ、お問い合わせフォーム、オプションなどの価格が細かく算出されます。自社の要望に応じて、ページの削除・統合などができる場合もあるので、コストがネックになっている場合は気軽に相談してみましょう。

ヒアリング

ヒアリングは、Webサイト制作を成功させるために欠かせないステップです。ヒアリングでは、企画段階で明確化した目的や、作成したいページとその内容、ボリューム、要望する機能などを伝えます。

制作会社には制作に至った背景・経緯・現状の課題、ベンチマークとなる企業やイメージしているWebサイト、制作内容、予算、期限を提示するとスムーズにヒアリングが進みます。ヒアリングで丁寧にコミュニケーションをとることで、自社の社風や企業活動をWebサイト制作会社によく理解してもらうことができ、コストパフォーマンスの高い適切な提案がもらえるでしょう。

<流れ③>Webサイト制作

外注先でWebサイトを制作する過程について、把握しておきましょう。

サイト設計

まずは、制作するWebサイトの「設計図」を作成します。コンテンツを配置する位置や、伝えたいことをアピールするために最適な構成などを、制作会社が主体となって決めていく工程です。その後、Webサイトの構成をまとめたサイトマップなどを作成します。

実際に作るページとユーザーがたどる導線を形づくるなど、サイトマップの作成には企画段階で明確化した目的やターゲット、ペルソナを反映させます。

次に、TOPページや商品・サービス紹介のページ、会社概要のページなどのレイアウトを決めます。なお、この詳細な設計図は「ワイヤーフレーム」と呼ばれるものです。ユーザーの目線に立って、どうすれば見やすいかなどを考えながら設計します。

デザイン制作

設計が完了したら、Webサイト全体のイメージを左右するデザインを決めていきます。Webサイトのデザインは、統一感を持つように作成されます。デザインの印象にばらつきが出ないように配色や配置、使用するフォントなどの詳細を決め、さらにWebサイトの顔となるバナーやロゴ、ブラウザのタブに表示されるファビコンなども制作していきます。

スマートフォンやタブレット端末にも対応する場合は、PCだけでなくモバイル端末の見え方のデザインも作成します。PCサイトとモバイルサイトを別々に作る場合もありますが、現在は使用するデバイスによって表示が自動的に切り替わる「レスポンシブデザイン」が主流です。現在はスマートフォンでインターネットを利用するユーザーが多いので、レスポンシブ対応しているかどうかは必ずチェックしておきましょう。

他にも、制作会社によってはお問い合わせフォームや資料請求ボタンの色など、ユーザーの反応率を高めるベストプラクティスを持っている場合もあります。

なお、これらの作業は外注のデザイナーが担当します。ほとんどの場合は「デザインカンプ」というデザイン案が複数用意され、その中から自社の担当者が選んで決めるという形式が一般的です。

コーディング

テキストや画像などのコンテンツとWebサイトのデザインができたら、コーディング作業に移ります。コーディングとはHTMLやCSSなどのマークアップ言語を使用してプログラムを記述することです。

決まったデザインに沿って実際にコーディングをすることで、ブラウザ上に反映されるようになります。コーディングでは画像やスライダー、リンクの設定、余白調整などの他に、フォームや計測タグ・広告タグの設置などを行うケースもあります。また、問い合わせフォームなどもコーディングによって作成されます。

ちなみに、コーディングはSEOと関連性が高いプロセスでもあります。検索エンジンに最適化されたサイトにするためには、見出しタグの順序やaltテキストの挿入、構造化マークアップやパンくずリストなどにも気を配ることが必要です。サービスの認知拡大や集客を狙う場合には、SEOを加味したコーディングができる制作会社に頼むのが良いでしょう。

テスト

最後にテストを行います。現在利用できる主要のWebブラウザであるMicrosoft Edge、Internet Explorer、Mozilla Firefox、Google Chrome、Safariなどから、作成したWebサイトを閲覧して目視で確認します。 

レイアウトが崩れていたり、文字化けなど表示がおかしかったりするところがないか、スマートフォンやタブレットで正常に閲覧できるかなどをチェックしていきます。さらに、全てのリンクが切れていないか、しっかりと設置されているかを一つずつクリックして確認し、リンク切れや誤ったページに遷移した場合には修正します。

また、原稿の内容と照合して文言のチェックも行います。最後にテストサーバーにアップロードして動作を確認し、問題がなければインターネット上に公開します。

まとめ

今回はWebサイト制作をテーマに自社制作と外注制作の比較、そして外注する際の流れやポイントをご紹介しました。IT化が進んだ昨今、私たちの生活により近くなったインターネットの活用は欠かせません。

しかし、いざWebサイトやサービスなどを活用しようと思っても、専門的な知識がないと実装することはできません。結果につながるWebサイトやサービスを作りたいと思うのであれば、専門の制作会社に依頼するようにしましょう。

ただ、制作会社に依頼する際には、今回ご紹介したような下準備をしておく必要があります。目的の洗い出しや実装する機能、運用方法などを明確にしたうえで、制作会社に頼んでみましょう。この記事を参考に、ぜひ自社の目的を達成できるWebサイトを目指してみてください。

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