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写真アプリ・画像加工アプリを開発するには?方法を詳しく解説

近年、スマートフォンには高機能なカメラが搭載されるようになりました。スマホのカメラで普段の写真撮影はもちろん、特別な日の記念撮影や動画コンテンツの作成に使う人もいるでしょう。

そういった写真撮影をより便利にするのが写真アプリです。撮影する際に使うものや、撮影した写真を後で加工するためのものなど、今や多種多様なサービスがリリースされています。

そんな写真アプリですが、開発するためにはいくつかポイントを押さえて制作する必要があります。

今回は写真アプリや画像加工アプリを開発するための方法についてご紹介します。

写真アプリとは?

写真アプリとは、写真の撮影や加工、保存に利用できるアプリのことです。写真アプリは次の3種類に分けられます。

・SNSとして活用される写真アプリ

Instagramをはじめとした、写真投稿を中心に交流が楽しめるアプリです。SNS系写真アプリは、日常的な記録や趣味を通じた交流などコンテンツ発信の場として使われています。

有名人をはじめ、SNS写真アプリを通じて影響力をつけるインフルエンサーも多くいます。

・編集や加工に特化した写真アプリ

写真に加工を施せるアプリです。写真の見映えが良くなるよう加工したり、素材として転用するために前処理を施したりするものなどがあります。

加工の種類はアプリによってもさまざまで、肌を綺麗に見せたり、目を大きくしたりするもの、食品をより美味しそうな見映えにしてくれるものなど、多種多様です。

その他にも背景を透明化するものや自由にトリミングできるもの、イラスト・マンガ調に変えてくれるものなど、ユニークなものもあります。

・保存や共有を目的とした写真アプリ

日々写真を撮るとデータが増えて容量を圧迫することがあります。そんなときに役立つのが、写真データをクラウドに同期させ、保存するためのアプリです。クラウドを使用することで沢山の写真を保存することができるため、写真現像をしない方や、いつでも写真を見られるようにしたい方におすすめです。

また、写真の共有に特化したアプリもリリースされています。例えば、離れた実家に住む両親のために、こどもの写真を共有できるアプリなど、その用途もさまざまです。

写真アプリに必要な機能とは?

写真アプリの機能としては、撮影アレンジや画像などの編集、写真を管理する機能が一般的です。

また、SNSに投稿したり連携できたりする機能などもあります。例えばLINEと連携しているアプリでは、撮った写真をLINEで簡単に共有できます。さらに、美肌補正はもちろん、髪や目の色を変える、数百種類ものコラージュパターンを作る、ステッカーを貼るといった加工も簡単で、撮った写真のポテンシャルを最大限に引き出せるでしょう。

撮影・加工に関する機能

・撮影機能

・明度、彩度などの調整/フィルター機能

・スタンプなどのアレンジ機能

・ナイトモードなど特定条件に特化した撮影機能

共有・管理に関する機能

・SNS投稿&連携機能

・タグづけ機能

・いいね!/お気に入り/ブックマーク機能

・ログイン機能

・閲覧権限設定機能

写真アプリの開発においては、基本的な機能を備えつつ、そのアプリ独自の機能があることが何よりも重要です。すでにさまざまな種類の写真アプリがリリースされているため、競争に勝ち残るためには明確な個性が必要です。

写真アプリの開発にはいくらかかる?一般的な費用相場

写真アプリの開発にかかる費用相場は、機能の数や種類、質、テーマなどによっても異なります。一般的には、シンプルな機能の写真アプリで20~150万円程度、高機能な写真アプリで300万円程度かかると考えておきましょう。

平均的には250万円程度ですが、同じ写真アプリの開発でも外注先によって費用が変わるため、発注する場合には必ず綿密な打ち合わせと、見積もりの提示を求めましょう。

ちなみに、大手企業に開発を依頼した場合は、クオリティは期待できるものの割高な費用が必要です。対して、中小企業やフリーランスへ依頼した場合は、費用を抑えることができるもののクオリティには企業ごとにばらつきがある可能性を心得る必要があります。

写真アプリの開発の流れ

写真アプリの開発方法は、自社制作・外注制作の2つに分かれます。

一般的に外部のプロに制作を依頼し、クオリティを担保してアプリを制作するケースがほとんどです。標準的な開発工程は以下のような流れで進みます。

・企画の決定

・依頼先の選定と決定

・見積もりの依頼

・開発/設計

・テスト

・プラットフォームへの審査

・アプリリリース

また、外注の場合、開発を進める手法にはウォーターフォール型とアジャイル型の二つがあるため、それぞれのメリットデメリットをあらかじめ押さえておきましょう。

ウォーターフォール型は、アプリの企画からリリースまで段階的に工程を進めて開発を行う方法です。メリットは開発の進捗状況がリアルタイムで可視化されるため、開発の現状を把握しやすい点です。

対してデメリットは、設計や仕様をきっちり決めたうえで開発に入る仕様上、時間がかかったり利用変更に対応しづらかったりすることが挙げられます。

アジャイル型は段階的な工程ごとに分かれる点はウォーターフォール型と同じですが、実装させる量をあらかじめ決めてから、機能単位で開発サイクルを進める点が異なります。メリットは仕様変更に柔軟に対応できる点です。

一方、開発工数を判断したり、具体的な予算を想定したりすることが難しいため、予定以上に開発工程がかかり、費用を上乗せせざるを得ないケースもあります。

その他、写真アプリの開発依頼においては以下のようなポイントを押さえておくと安心です。

外注のメリットとデメリットを把握する

制作会社など専門家に外注することで効率良くアプリ開発が進められます。

その一方で、事前にイメージの共有ができていないと、想定と異なるアプリが完成してしまう可能性もあります。まずは社内でアプリの目的や方向性を明確かつ詳細に定め、そのうえで依頼するとよりスムーズでしょう。

開発期間を把握する

開発アプリによって開発工数や開発期間は異なります。ものによっては3ヵ月で開発できるものもあれば、1年以上を要するアプリもあります。アプリの構想を固めた後は、依頼する各制作会社にスケジュールや見積依頼を聞き、総合的に判断してみましょう。

依頼先にお願いできる範囲を把握する

外注先に依頼できる範囲を前もって確認しておくことも重要です。例えば開発だけを担うのか、公開後のトラブルや修正対応をしてもらえるのか否か、運用・保守業務を分担してもらえるかといったことが挙げられます。依頼する範囲によって見積も変動する可能性があるので、欠かさずチェックしておきましょう。

複数社から見積もりを取る

アプリ開発の相場はあるものの、あくまで目安であり依頼する制作会社によってまちまちです。

会社によって見積もり額に大きな差が出るケースも多いため、いくつか制作会社をピックアップしたうえで相見積もりをとるのがいいでしょう。

実績の参照

外注先を選ぶ際には、HPなどで制作実績を確認しておくことも大切です。

制作会社によって強みや特化している分野も異なるため、自社が想定しているサービスに近しい制作実績があるか、近しい業界・業種での制作実績があるか確認しておきましょう。

写真アプリの企画段階で押さえておきたいポイント

写真アプリを開発するにあたり、企画段階で必ず押さえておきたいポイントがあります。開発会社への発注の前にこれらのポイントをあらかじめ決めておくことで、アプリの完成形がイメージしやすくなり、最終的にアプリの仕上がりにも影響してきます。

ターゲットとするユーザー層の明確化

開発する写真アプリのターゲットとするユーザー層によって、必要な機能が異なります。

例えば、若年層の女性をメインにした写真加工アプリであれば、装飾や加工、スタンプ機能などが充実しているものがマッチするかもしれません。一方、男性をターゲットにした写真加工アプリであれば、加工項目の豊富さよりも、特定の機能向けにシンプルに作られたアプリのほうが好まれるかもしれません。

このように、企画段階でユーザー層を明確にすることで、適したUI/UXの提供や機能の選別ができるようになります。また、写真アプリ単体での収益化ではなく、既存事業と絡めて写真アプリを提供するのであれば、既存事業のターゲット層も考慮に入れましょう。

どんな加工機能を提供するか

一口に「加工機能」といってもさまざまなものがあります。

文字の挿入機能やトリミング機能、線の描画、スタンプとフレームの追加、フィルター機能、コラージュ機能、明度や色彩の調整機能、画質変換、メイク加工、AI認識による顔の入れ替えなど、多種多様です。

一つの写真アプリに沢山の機能を搭載してしまうと、ユーザーが持て余してしまったり、操作性が損なわれてしまったりする可能性もあります。また、機能を充実させたことでアプリのデータ容量が増え、なかなかダウンロードしてもらえない懸念もあるでしょう。

まずは必要な機能を選定し、必要最低限のものからはじめるのがおすすめです。

加工以外に搭載する機能

写真アプリに搭載される機能は加工機能だけではありません。

これまでご紹介したように、加工画像を使用したユーザー同士のコミュニケーションなども考慮すると、よりアプリが活性化するでしょう。

・スライドショー動画の作成

・アプリ内SNSへの投稿

・他社SNSへの共有

・クラウドアプリへの共有

現在リリースされている写真アプリの中には、複数枚の画像を一つの動画にまとめて写真アルバムにする機能があったり、SNSへ投稿する機能が付随していたりします。TwitterやInstagramなどSNSが流行する昨今、SNSへの投稿機能は欠かせない機能でしょう。

どのように収益化するか?

写真アプリを収益化する方法はいくつかあります。例えば、ダウンロード課金による有料アプリ販売や、アプリ内課金などです。

広告設置による収入も一つの方法ですが、写真アプリはダウンロード数こそ多いもののアプリ内広告では収入に結びつける手段が少ない現状があります。また、高性能な無料アプリが多いため、有料アプリはなかなか選んでもらえない可能性が高くなります。

では、今配信されている写真アプリはどのように収益化手段を取っているのでしょうか。

収益化手段の一つに、撮影した写真の「アナログ化」があります。

スマートフォンで撮影した写真には、記念写真も含まれます。その写真を、スマホ内のデータではなく「紙」で写真を残したいと考えるユーザーは少なくありません。そこで、撮影した写真をスマホから簡単操作でプリントアウトし、自宅に届けてくれるサービスを展開して、収益を挙げている写真アプリなどもあります。

例えば、子育て写真の管理・共有系アプリでは、写真の共有などは無料ですが、フォトアルバムの注文が有料、といったフリーミアムモデルで展開しているものもあります。元々は子育て支援の写真アプリなので、ターゲットはご家庭の保護者様や祖父母様です。速達や高画質などのサービスをオプションでつけることも可能で、ターゲットからの細かいニーズに応えています。その他にも、毎月1冊まで無料でフォトブックを作成・送付してくれるアプリなどもあり、収益化モデルとして成功しています。

機能の搭載し過ぎに注意

アプリ開発を外注する場合は、その写真アプリのターゲットや目的から機能に優先順位をつけ、できるだけシンプルなアプリを開発することを心掛けましょう。機能の搭載し過ぎには注意が必要です。

シンプルにする理由としては、ユーザビリティを良くする、アプリのデータ容量を抑える、さらに開発費の肥大化を防ぐ目的もあります。機能を考える際には、ユーザーの視点に立ち、シンプルで使いやすい設計になっているかどうか着目してみましょう。

使い続けたくなる工夫を盛り込む

写真アプリの開発にあたり、最も大切なことはアプリを使い続けたくなる工夫を盛り込むことです。

多くの資金を投入して写真アプリを制作しても、インストールして一回きりの起動しかしないのでは意味がありません。Web開発と異なり、アプリ開発のエンジニアは少なく費用も高くつきます。

写真アプリを継続的にユーザーに利用してもらうためには、アプリを企画する段階で、アプリの習慣化を考慮に入れた設計をすると良いでしょう。継続利用されることで、収益も継続的に発生します。

まとめ

今回は写真アプリや画像加工アプリをテーマに、制作のポイントをご説明しました。

アプリ開発では企画段階から細かく準備することが重要です。ターゲットを決めたり、搭載する機能を精査したりして、サービス全体のバランスを意識して開発しましょう。また、収益を持続させるためには、継続利用されるような仕組づくりを念頭に置くことも必要です。まずは社内で構想を練り、専門の制作会社に相談してみましょう。

もし写真アプリの外注先を探していて、何から手をつけるべきか分からないとお悩みの方は、ぜひPentagonにご相談ください。Pentagonはモバイルアプリのコンサルティングからデザイン・開発までを一気通貫でサポートしています。詳しくは下記ページをチェックしてみてください。

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