
アプリ開発の外注|費用・会社の選び方・依頼の流れを解説
アプリ開発を外注しようと考えたとき、「どの会社に頼めばいいのか」「費用はいくらかかるのか」「どう進めればいいのか」と、判断すべきことが多く迷いがちです。
株式会社Pentagon(ペンタゴン)は、UI/UXデザインを強みに10年以上アプリ開発を手がけてきました。この記事では、その経験からアプリ開発の外注で失敗しないために押さえるべきポイントを、外注先の選び方・費用・依頼の流れ・注意点の順に解説します。
結論として、外注成功の鍵は次の3つです。
- 目的に合った外注先(大手/専門会社/フリーランス)を選ぶ
- 費用は初期開発だけでなく、リリース後の運用まで含めて見積もる
- 「丸投げ」にせず、要件と目的を発注側でも握る
また本記事では、ペンタゴンが実際の商談で受けた質問と回答を、記事中盤の「【実データ】外注の商談で実際に受ける質問と回答」にそのまま掲載しています。実績として多い価格帯は700万円前後、開発期間は4〜6か月、リリース後の運用保守費は月額10万円(5万〜20万円)が目安です。一般的な相場だけでは判断しづらい部分は、こちらをご覧ください。
アプリ開発は外注すべき?自社開発との違い
社内にエンジニアやデザイナーの体制がない場合、アプリ開発は外注が現実的な選択肢です。自社採用・育成には時間とコストがかかり、iOS・Android・Flutterといった専門人材の確保は容易ではありません。外注であれば、企画から開発・ストア審査対応・運用までの専門知識を、必要なタイミングで活用できます。
アプリ開発を外注するメリット・デメリット
外注の主なメリット・デメリットは次のとおりです。社内体制やスピード感と照らして判断しましょう。
- メリット:専門人材を採用せず始められる/企画〜審査〜運用までの知見を活用できる/立ち上げが速い/繁閑に左右されない
- デメリット:社内にノウハウが蓄積しにくい/コミュニケーションコストがかかる/丸投げすると認識のズレが起きやすい
「採用・育成に時間をかけるより、まず外注で素早く形にし、運用しながら社内体制を整える」という進め方も有効です。デメリットは、後述の進め方・注意点を押さえることで十分に抑えられます。なお、スマートフォンアプリではなくブラウザで動くWebサービスをお考えの場合は、外注時の勘所が変わります。「Webサービス開発「外注の3つのポイント」」をご覧ください。
外注・依頼・発注・委託・代行はどう違う?
アプリ開発を社外に任せることを指す言葉は複数あり、ご相談の場でも混在して使われます。実務上はほぼ同じ意味ですが、契約書や社内稟議では使い分けが必要になるため、先に整理しておきます。
- 外注:社外の会社に開発を任せること全般を指す、最も一般的な言い方。本記事もこの意味で使っています。
- 依頼:相談・打診の段階から使える広い言葉。「まず話を聞いてみたい」段階は依頼が近い表現です。
- 発注:見積もりに合意して正式に注文を出す行為そのもの。契約の締結を伴う段階を指します。
- 委託:業務そのものを任せる意味合いが強く、契約書では「業務委託契約」として使われます。後述する請負契約・準委任契約を包括する言葉です。
- 代行:本来は自社で行う作業を代わりに実施してもらうニュアンス。ストア申請代行のように、工程を限定した依頼で使われます。
- アウトソーシング:外注とほぼ同義ですが、継続的に機能ごと社外へ出す文脈で使われます。後述のラボ型契約が近い形態です。
どの言葉でご相談いただいても対応は変わりません。初めて発注する場合の具体的な段取りは「アプリ開発を初めて発注する時の基本ステップ」でも解説しています。
外注先のタイプと選び方
アプリ開発の外注先は、大きく次のタイプに分かれます。それぞれ得意な規模やコスト感が異なります。

- 大手SIer:体制が大きく安心感がある一方、費用は高め。大規模・基幹システム連携向き。
- 専門のアプリ開発会社:企画〜デザイン〜開発〜審査〜運用を一貫対応。品質と柔軟性のバランスが良く、事業を左右するアプリ全般に向く。
- フリーランス:費用は抑えられるが、対応範囲・体制・継続性に不安が残りやすい。小規模・一部工程向き。
- オフショア開発会社:海外の開発拠点を活用し費用を抑えられるが、言語・時差・仕様伝達のコストがかかり、品質や進行管理にばらつきが出やすい。要件が明確で、管理体制を組める場合向き。
会社選びでは、①アプリ開発・審査対応の実績、②企画から運用までの一貫対応、③自社都合ではなく事業目的からの技術提案、の3点を確認しましょう。候補となる会社を具体的に比較検討したい方は、「スマホアプリ開発会社おすすめ」もあわせてご覧ください。近年はAIを使った開発体制を掲げる会社も増えているため、その見極め方は「AI駆動開発とは?外注するときの会社選び」で解説しています。
外注先選びのチェックリスト
会社選びで後悔しないために、見積もりや提案を受けた段階で次の点を確認しましょう。
- 実績の中身:似た規模・ジャンルのアプリ開発・公開実績があるか(公開中のアプリで確認する)
- 見積もりの根拠:工程ごとの内訳が示され、安すぎ・高すぎの理由を説明できるか
- コミュニケーション:日本語で直接やり取りでき、レスポンスが速いか
- 契約と権利:請負/準委任の別、ソースコードの権利帰属、NDAが明確か
- 運用体制:リリース後の保守・改善・グロースまで任せられるか
- 開発体制:自社で開発しているか(多重下請け構造だと、品質や責任の所在が不明確になりやすい)
費用面から海外へのオフショア開発を検討するケースもありますが、言語・時差・仕様伝達のコストで結果的に手戻りが増えることもあります。国内の専門会社は、コミュニケーションの確実性と運用までの一貫性で、トータルでは割安になることも少なくありません。
なお、開発全体ではなくUI/UXデザインだけを外注したいという相談も多くいただきます。その場合の判断材料は「アプリ開発のデザインは「プロに外注」がおすすめ!内製と比較」と「アプリ開発時の「デザイン外注費用」は100〜300万円が相場」でまとめています。
アプリ開発の外注費用の相場
アプリの初期開発費用は、機能の規模によりおおよそ300万円〜が一つの目安です。加えて、リリース後の運用・保守費(開発費用の約15%/年)が継続的に発生します(内訳や目安は「アプリの運用保守費はいくら?」で詳しく解説しています)。費用を抑えるには、コア機能に絞ったスモールスタートや、iOSとAndroidを1つのコードで開発できるFlutterの活用が有効です。
費用の内訳と規模別の目安
アプリ開発の費用は、主に次の工程の積み上げで決まります。
- 企画・要件定義:目的整理、機能の洗い出し
- UI/UXデザイン:画面設計・プロトタイプ
- 開発・実装:フロント/サーバー(多くは費用の中心)
- テスト・審査対応:品質検証とストア申請
- 運用・保守:リリース後の改善・OS対応(約15%/年)
規模別の目安は、小規模(機能を絞ったMVP)で100〜300万円、中規模(一般的な業務・toCアプリ)で300〜800万円、大規模(多機能・外部連携が多い)で800万円〜が目安です。なおペンタゴンの実績としては、700万円前後のアプリ開発が最も多くなっています。費用を抑えるには、①コア機能に絞ったスモールスタート、②iOS/Androidを1コードで作るFlutter、③月額でのアジャイル開発、が有効です。機能ごとの具体的な費用例まで知りたい方は、「アプリ開発費用の相場」で事例とあわせて解説しています。
こうした費用は、おおむねエンジニアやデザイナーの人月単価(1人が1か月作業する費用。一般に60〜150万円程度)×必要な工数で決まります。そのため見積もりを受け取ったら、金額が「一式」でまとめられていないか、企画・デザイン・開発・テスト・運用といった工程ごとに内訳が示されているかを必ず確認しましょう。内訳が不透明な見積もりは、後から追加費用が発生するリスクが高くなります。
【実データ】外注の商談で実際に受ける質問と回答
ここからは一般論ではなく、ペンタゴンが実際のアプリ開発の商談でいただいた質問と、その場でお答えしている内容を公開します。相場をまとめた記事には出てこない、発注を検討する担当者が本当に確認している論点です。
開発期間・スケジュールについて実際に受ける質問
Q. アプリの開発には一般的にどれくらいの期間がかかりますか?
仕様が固まっていない段階ではおおまかなスケジュールになりますが、実績としては4〜6か月かかるケースが多いです。要件定義とUI/UXデザインに1〜2か月、開発・実装に2〜3か月、テストとストア審査に1か月程度を見ておくと、大きくは外れません。
Q. 納期(決算期など)が迫っている場合、公開時期を早めることは可能ですか?
可能です。機能に優先度をつけて段階的にリリースする(フェーズ分けする)ことで、公開時期を早められます。すべての機能を揃えてから公開するのではなく、まず中核機能だけでリリースし、残りを次のフェーズに回す進め方です。期限が動かせない案件では、この方法が最も確実です。
費用・予算・運用コストについて実際に受ける質問
Q. アプリ開発の費用感や、実績として多い価格帯はいくらですか?
実績としては、700万円前後のアプリ開発が最も多くなっています。一般的な相場としては小規模100〜300万円、中規模300〜800万円、大規模800万円〜ですが、実際にご依頼いただく案件の中心はこの700万円前後の帯にあります。
Q. アプリリリース後の運用保守費やそのサポート範囲はどうなりますか?
目安として月額10万円(案件により5万〜20万円)で対応しています。サーバーの稼働監視・復旧や、軽微な修正であれば運用費内で対応可能です。ただし大きな修正やOSバージョンアップに伴う改修は別途費用が発生します。内訳の詳細は「アプリの運用保守費はいくら?」で解説しています。
Q. 開発予算に限りがある(例:1,000万円未満に抑えたい)場合、どのような提案が可能ですか?
機能をPhase1・Phase2のように段階的に分ける方法と、見積もり対象を「優先度高」の機能のみに絞る方法があります。これにより200万円・400万円・700万円といった予算に合わせて、複数の見積もりパターンを提示できます。「予算内で何ができるか」を先に固めたい場合は、この形でご相談ください。
Q. 開発費用を抑えるために、一部の画面や機能をWebビュー(WebView)で代用することはできますか?
可能なケースがあります。認証が不要な静的情報や、すでにWebサイトとして資産がある画面(記事や商品の一覧・詳細画面、マイページなど)は、WebViewを用いることで工数を抑える検討ができます。一方で、操作の快適さが成果を左右する中核画面までWebViewにすると体験が落ちるため、切り分けの判断が重要です。
機能・仕様について実際に受ける質問
Q. チャット機能やビデオ通話機能をアプリに組み込むことは可能ですか?
可能です。トークルーム一覧を含む独自のチャット機能を実装できます。ビデオ通話についても、ZOOM連携や簡易ビデオ通話の実装に対応しています。あわせて、将来的な機能拡張を見据えた設計にしておくこともご提案しています。
Q. マネタイズ(課金機能)を導入する場合、どのような方法がありますか?
サブスクリプションによる月額課金、アプリ内課金、アプリ外課金の3つがあり、これらを組み合わせた実装が可能です。App Store・Google Playの手数料や審査要件が方式ごとに異なるため、収益モデルと合わせて選定します。
Q. データの出力形式や、外部との共有(AirDropなど)はどこまで対応できますか?
PDF・JPG・PNG・PSDといった形式での書き出しに対応できます。また、端末の標準の共有機能(AirDropなど)を利用したデータ共有にも対応可能です。
Q. 複数端末(スマートフォンとタブレットなど)での連携や、同一デザインでの対応は可能ですか?
同一画面をレスポンシブに構成する形でのタブレット対応は可能です。一方で端末間の詳細なデータ連携は工数が大きくなるため、優先度に応じて要否をご相談いただくことが多い項目です。
開発体制・インフラ・ストア申請について実際に受ける質問
Q. 商談や開発中のタスク管理、連絡はどのように行いますか?
普段の連絡にはChatwork、タスク管理にはBacklog・JIRA・Notion、設計資料の管理にはGoogleドライブなどを使い、お客様の環境やご要望に合わせて柔軟に対応します。追加開発の際は、週次での定例ミーティングを設けることも可能です。外注で不安になりやすい「進捗が見えない」状態を避けるため、ツールは発注側に合わせるのが基本方針です。
Q. サーバーの構築やインフラ環境の選定はどうすればよいですか?
AWSやConoHa VPSを用いた本番環境・開発(検証)環境の構築や、シングルAZ構成などのインフラ設計を、開発会社側にお任せいただくことが可能です。社内にインフラ担当がいない場合でも、要件に合わせて構成をご提案します。
Q. App StoreやGoogle Playへのアプリ審査・ストア申請の手続きは代行してもらえますか?
代行可能です。アプリ審査の提出代行、ストア掲載画像の作成、アプリロゴのデザイン、画面設計・デザイン制作まで一括して対応できます。審査はリジェクトが起きると公開が遅れる工程なので、対応実績のある会社に任せるのが安全です(参考:「アプリ審査落ち対策」)。
これらはいずれも、実際の商談でその都度お答えしている内容です。ここに挙がっていない条件でも、まずは現状をお聞かせいただければ、実現可否と概算をお伝えします。
開発手法(フルスクラッチ・ノーコード)の選び方
アプリの開発費用は、どの「開発手法」で作るかによっても大きく変わります。まず大きく、要件に合わせてゼロから作るフルスクラッチ開発か、既存の部品を組み合わせるノーコード・ローコード開発かに分かれます。
- フルスクラッチ開発:要件に合わせてゼロから設計・実装する方法。UI/UXや機能を自由に作り込め、拡張性も高い。費用は数百万円〜が目安で、事業の中核となるアプリ向き。
- ノーコード・ローコード開発:あらかじめ用意された部品を組み合わせて作る方法。数万円〜数百万円と低コスト・短納期だが、デザインや機能の自由度・拡張性に制約がある。
さらにフルスクラッチ開発では、実装方式としてネイティブ開発(iOSはSwift、AndroidはKotlinで各OS向けに個別開発)と、クロスプラットフォーム開発(Flutterなど1つのコードでiOS・Android両方に対応)のどちらで作るかを選びます。クロスプラットフォームもフルスクラッチの一種で、ネイティブに近い品質を保ちながら、2つを別々に作るより費用を抑えられるのが利点です。

「まず安く・早く形にして検証したい段階」や社内向けの簡易ツールであれば、ノーコードも有力な選択肢です。一方で、ユーザー体験が成果を左右する事業アプリや、将来の機能拡張・ストア審査が必要なアプリは、作り込みと拡張性に優れたフルスクラッチ開発が適しています。安さだけで手法を選ぶと、後から作り直しになり、かえって割高になることもあります。ペンタゴンは、目的と将来像をふまえて、最適な開発手法・実装方式をご提案します。
近年は「生成AIを使えば安く作れるのではないか」というご相談も増えています。実際にどこまでできて、どこから外注が必要になるかは「AIでアプリは簡単に作れる?甘くない現実と外注の強み」で整理しています。
費用感や進め方のご相談は、こちらからお気軽にお問い合わせください。
アプリ開発の外注の進め方・依頼の流れ
外注は、一般的に次のステップで進みます。要件が固まっていない段階でも、企画整理から伴走できます。

- 企画・目的整理:誰の、どんな課題を解決するアプリかを言語化する
- 要件定義:必要な機能・画面・連携を整理し、優先順位をつける
- UI/UXデザイン:画面設計・操作フローを作り、体験を磨く
- 開発・実装:iOS/Android/サーバーを構築する
- テスト・審査:品質を検証し、App Store/Google Playの審査に対応する
- リリース・運用:公開後の保守・改善・グロースまで継続する
全体の期間は規模にもよりますが、ペンタゴンの実績では4〜6か月かかるケースが多いです。納期が動かせない場合は、機能に優先度をつけたフェーズ分割リリースで公開時期を早められます。発注側には、方向性の意思決定・節目でのレビュー・完成前の受入テストなどでご協力いただきますが、専門的な作業は弊社が担うため、ご負担は最小限に抑えられます。
要件定義とUI/UXが成否を分ける
外注の品質を最も左右するのが、序盤の要件定義とUI/UXデザインです。ここが曖昧なまま開発に進むと、「作ってみたら想定と違う」という手戻りが発生し、費用も期間も膨らみます。優れた外注先は、いきなり実装に入らず、画面イメージやプロトタイプで認識を揃えてから開発に進みます。発注側も、目的と機能の優先順位を明確に伝えることで、無駄のない開発につながります。
ウォーターフォールとアジャイル、どちらで進めるか
開発の進め方には、大きくウォーターフォールとアジャイルの2つがあります。ウォーターフォールは要件定義・設計・開発・テストを順番に進める方式で、要件と期限が明確な案件に向きます。一方アジャイルは、小さく作って改善を繰り返す方式で、仕様を固めきれない新規アプリや、リリース後も継続的に育てていく事業アプリに向きます。要件がまだ流動的なら、まずアジャイル(または準委任契約)で要件を固めながら進めるのが現実的です。
外注で失敗しないための注意点
外注のトラブルの多くは、事前のすり合わせ不足から生まれます。発注前に次の5点を押さえておくだけで、失敗のリスクは大きく下げられます。
- 「丸投げ」にしない:目的と要件は発注側でも握り、節目で確認する
- 契約形態を確認する:請負か準委任か、検収条件、追加開発の扱いを事前にすり合わせる
- ソースコードの権利・NDA:成果物の権利帰属と機密保持契約を確認する
- 審査リスクを見落とさない:審査対応の実績がない会社だと、完成後にリジェクトでリリースが遅れることがある(参考:アプリ審査落ち対策)
- セキュリティ要件を明文化する:委託先を狙った攻撃はIPAの10大脅威の常連。要件定義の段階でセキュリティ要件を文書化する(参考:アプリ開発のセキュリティ解説)
よくある失敗例と回避策

- そもそもアプリである必要がなかった:PWAやWebサイトで足りる機能を無理にアプリ化し、インストールの心理的ハードルで使われない。→ アプリ化の必要性と事業とのシナジーを、開発前に見極める。
- 要件が曖昧で費用が膨らんだ:仕様変更が重なり当初見積もりを大幅超過。→ 要件定義に時間をかけ、優先順位を決めてから着手する。
- 安さで選び品質トラブル:格安で発注したが不具合が多く、結局作り直しに。→ 見積もりの根拠と実績を確認する。
- 審査で公開が遅延:審査対応の知見がなくリジェクトが続いた。→ ストア審査の実績がある会社を選ぶ。
- 引き継げないコードになった:ドキュメントがなく他社へ移せない。→ 成果物の権利と資料の取り決めを契約時に行う。
外注の契約形態(請負・準委任・ラボ型)
アプリ開発の外注では、契約形態によって費用の考え方や進め方が変わります。代表的な3つを押さえておきましょう。
- 請負契約:完成したアプリ(成果物)に対して支払う。仕様が固まっている場合に向く。完成責任が開発会社にある一方、仕様変更には弱い。
- 準委任契約:作業(工数)に対して支払う。仕様が固まりきっていない、アジャイルに進めたい場合に向く。柔軟だが進行管理が重要。
- ラボ型(月額・チーム確保):一定期間チームを確保し、継続的に開発・改善する。長期の運用・グロースを見据える場合に有効。
「最初は準委任で要件を固めながら作り、運用フェーズはラボ型に移行する」といった組み合わせも可能です。検収条件や追加開発の扱いは、契約時に明確にしておきましょう。
外注の前に準備しておくとよいこと
相談前にすべてを固める必要はありませんが、次の点を整理しておくと、見積もりも提案も精度が上がります。
- 目的・課題:誰の、どんな課題を解決したいか
- 必須機能とあれば良い機能:優先順位をざっくりでも分けておく
- 予算感とリリース希望時期:レンジで構わない
- 参考アプリ:イメージに近いアプリがあると認識を揃えやすい
- 社内で用意できるもの:素材・データ・既存システムなど
これらが曖昧でも、企画・要件整理から伴走しますのでご安心ください。要件を文書の形で整理してから複数社に相談したい場合は、「アプリ開発のRFPの書き方(無料テンプレート付き)」のテンプレートをそのままお使いいただけます。RFPがあると各社の見積もり条件が揃うため、金額を正しく比較できます。
領域・プラットフォーム別の外注
同じ「アプリの外注」でも、対応するOSによって審査や対応端末などの勘所は変わります。プラットフォーム別の詳しい進め方は、それぞれの記事でも解説しています。
| 領域 | 押さえるポイント | 詳しい解説記事 |
|---|---|---|
| iOS | App Storeの審査が関門 | iOSアプリ開発の外注 |
| Android | 多様な端末・OSバージョンへの対応がポイント | Androidアプリ開発の外注 Androidアプリの4つの開発方法 |
| iOS/Android両対応 | 1つのコードで同時開発できる「Flutter」が効率的 | Flutterアプリ開発を外注する前に クロスプラットフォーム開発とは?外注時の必須知識 |
| タブレット | 画面設計と対応端末の考え方がスマートフォンと異なる | タブレットアプリの開発を外注する手順や費用相場 |
| 予約・受付系 | 業種を問わず相談の多い領域 | 予約アプリの開発費用は300万円〜 |
| ビデオ通話・リアルタイム通信系 | WebRTCが中心。通話機能単体で外部SDK組み込み300万〜800万円、独自開発800万円〜が目安 | ビデオ通話アプリを開発するには?WebRTC活用について解説 |
| 写真・画像編集系 | 保存する画像の量とAI APIの利用回数が、そのまま毎月のランニングコストになる | 写真・画像編集アプリの制作費用とは?開発の流れとAI活用 写真アプリ・画像編集アプリの開発会社おすすめ6社と選び方 |
アプリ開発の外注ならペンタゴン

ペンタゴンは、UI/UXデザインを強みとするアプリ開発の専門会社です。企画から審査対応・運用までを自社で一貫し、Flutter公式コンサルタントとしての技術力と、10年以上の審査・リジェクト対応の知見で、外注の不安を最小化します。「何から相談すればいいか分からない」段階からのご相談も歓迎しています。よくいただくご質問は「ご相談前の不安と疑問」にまとめています。初回のご相談は無料です。
実際にどのようなアプリを手がけてきたかは、開発実績の一覧でご確認いただけます。似た規模・ジャンルの実績があるかどうかは、外注先を選ぶうえで最も確かな判断材料です。
アプリ開発の外注に関するよくある質問
アプリ開発の外注費用はどれくらいですか?
機能を絞った小規模アプリで100〜300万円、一般的な業務・toCアプリで300〜800万円、多機能・外部連携が多いもので800万円〜が目安です。ペンタゴンの実績としては700万円前後の案件が最も多くなっています。加えてリリース後の運用保守費(目安として月額10万円、案件により5万〜20万円)も見込んでおくと安心です。費用は機能の絞り込みやFlutterの活用で抑えられます。
アプリ開発の外注にはどれくらいの期間がかかりますか?
ペンタゴンの実績では4〜6か月かかるケースが多いです。機能を絞ったMVPならより短期間で、多機能・大規模なアプリは半年以上かかることもあります。納期が迫っている場合は、機能に優先度をつけて段階的にリリースする(フェーズ分けする)ことで公開時期を早められます。
フリーランスと開発会社、どちらに依頼すべきですか?
小規模・一部工程だけならフリーランスも選択肢ですが、企画から審査・運用まで一貫して任せたい事業アプリは、体制と継続性のある開発会社が安心です。品質のばらつきや途中離脱のリスクも考慮して選びましょう。
要件が固まっていなくても相談できますか?
はい。むしろ固める前のほうが無駄のない設計ができます。ペンタゴンではデザイナーが上流から参画し、企画・要件整理から伴走します。
デザインだけ・一部の工程だけ依頼することもできますか?
可能です。デザインのみ、開発のみ、特定機能のみなど、範囲を問わずご相談いただけます。他社で開発したアプリの引き継ぎ・改修にも対応しています。
まとめ
アプリ開発の外注を成功させるポイントを振り返ります。
- 目的に合った外注先(大手/専門会社/フリーランス)を、実績・一貫対応・提案力で選ぶ
- 費用は初期開発300万円〜(実績として多いのは700万円前後)+運用保守(月額10万円が目安)まで含めて見積もる
- 期間は4〜6か月が目安。納期が動かせないならフェーズ分割で公開を早める
- 「丸投げ」にせず、要件と目的を発注側でも握る
ペンタゴンは企画からリリース後まで一貫してご支援します。アプリ開発の外注をご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。




