アプリ開発時の「デザイン外注費用」は100~300万円が相場

「自社アプリの開発したいけど、まずはデザインから依頼したい」「アプリのデザイン費用ってどれくらいかかるのか?」費用が気になるかと思います。

結論から言うと、一般的なアプリの初期開発におけるデザイン費用は、100 〜 300万円程度が目安となります。多くの場合、おおよそ全体の制作予算の20%程度が「設計・デザイン費用」となることが多いです。

本記事では、アプリ開発会社「株式会社ペンタゴン」で代表を務める筆者が、「アプリデザインの費用」について詳しく解説します。アプリの開発を検討中の方は、ぜひ株式会社ペンタゴンまでご相談ください。

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アプリデザインのお見積りは株式会社ペンタゴンへ

まずは参考までに当社「株式会社ペンタゴン」のアプリデザイン事例をご紹介します。具体的な案件の詳細は公開できないため、目安としてお考えください。

◆アプリデザインの事例

概要費用
マッチングアプリのデザイン200~300万円
教育系アプリのデザイン150~300万円
チャットアプリのデザイン70~130万円
独自性のあるSNSのデザイン200~300万円

当社では、UXの設計からUIデザインまで一貫して対応させていただいておりますが、100〜300万円で対応させていただくことが多いです。アプリデザインの費用は、制作するアプリの規模感によっても大きく変わってきます。

アプリのデザインにかかる費用の相場は100〜300万円

そもそも、一般的にアプリのデザイン費用はどの程度の費用がかかるものなのでしょうか。

「アプリデザイン」とひとくくりに言っても、アプリの内容やデザインのスタイル、また、デザインを依頼する制作会社や個人開発者により、費用はかなり幅があります。あくまで目安にはなりますが、制作会社に依頼するのであれば、料金は100万円から300万円程度が相場となります。

以下は、わかりやすく費用別にデザイン内容を示したものになります。

費用感対応したデザイン内容
50〜100万円数画面程度の非常にシンプルなアプリデザインやデモアプリなどの試作品のデザイン
100〜200万円小〜中規模のアプリのデザイン費。設計からデザインまで対応してもらえる。
200〜300万円大規模なアプリの開発。アプリだけでなくWebや管理画面など制作物が多くなると、
デザイン費用も高額になります。
300〜400万円最高レベルのデザインが提供される。デザイン会社などのブランド料も含まれるため、
高額になりがち。主に大企業向け。

多くの場合、おおよそ全体のアプリ制作予算の20〜30%が「設計・デザイン費用」となることが多いです。

例えば、500万円程度の予算であれば100万円程度が、1000万円程度の予算であれば200万円程度が、デザイン費用の目安となります。

制作会社ではなく、フリーランスデザイナーなどの個人制作者に依頼する場合と比べると、料金は安くなります。基本料金という設定はないことが多く、依頼内容に応じて10万円から100万円前後と幅のある相場となります。

費用の詳細についてはピックアップしたいくつかの依頼先に相見積もりをとるなどして、詳細につめていくことが欠かせません。特にデザイン費用は、デザインを必要とするページの数量やカスタマイズ性の有無によって大きく変化するため、事前に依頼内容を明確にした上で見積もりをとりましょう。

主な依頼内容別のデザイン費用

当然ではありますが、依頼する業務内容によっても価格は変動します。

ロゴデザインやいわゆるフロント部分だけのデザインを任せるのか、UIUXを含めたデザインを任せるのかによって、金額は大きく変わるはずです。また、先ほどご紹介したように、依頼する分量やスケジュールなどによっても変わるでしょう。こちらもあくまで目安ではありますが、以下のような費用相場となっています。

ロゴマークのデザイン10万円〜30万円
アプリアイコンの作成3~10万円
グラフィックデザイン3万円~10万円
キャラクターデザイン50万円
画面デザイン1画面あたり1万円〜

アプリデザイナーの仕事内容についてはこちらの記事で解説しているのでぜひご覧ください。

【スマホアプリ企画者向け】UI/UXデザインの作り方5ステップ

アプリのデザイン費用の大半は「人件費」

それでは、アプリをデザインするために必要になる費用は、どのような要素によって決まるのでしょうか。

基本的に、アプリのデザイン開発費用の大半を占めるのは人件費になります。この人件費は、デザイナー1人当たり作業単価に作業時間を掛け合わせて計算します。IT業界では慣例的に、人件費の見積もりを予測するために、人月(にんげつ)という用語を使用します。

例えば、デザイナー1人1時間当たりの作業単価が5,000円だと仮定し、そのデザイナーが月に160時間その業務に当たるとした場合、人月は80万円という計算になります。

では次に、人件費の概要について、仕事を頼むデザイナーの所属およびスキルレベル、依頼する業務内容から詳しく確認してみましょう。

デザイナーの所属によって、かかる人件費は異なってきます。例えば、大手の開発企業に所属するデザイナーに依頼する場合は多少高めの料金がかかる傾向にあり、フリーランスのデザイナーに仕事を頼むなら比較的リーズナブルな価格で済むかもしれません。

こうした人件費は、高度で専門的なスキルとノウハウが求められる仕事になればなるほど価格と価値は高騰します。そのため、デザイナーに求めるスキルやノウハウ、人件費の相場との相関関係を事前にリサーチしておくことが大切です。デザイナーのレベルと人件費の相場との関係は、おおむね以下のような相場となっています。

  • ジュニアデザイナー:60~80万円/月
  • リードデザイナー :80~100万円/月
  • アートディレクター:100万円~/月

アプリのデザイン費用を抑える3つの方法

ここまで、アプリのデザイン費用の相場をテーマに解説してきました。アプリのデザイン費用は高くつきがちなので、見積などを出した後に一度ペンディングしてしまっている方も多いのではないでしょうか。

しかし、実はアプリのデザイン費用を安く抑えるための方法もいくつか存在します。そこでここからは、アプリのデザイン費用を抑えるための具体的なアイデアをご紹介します。

方法①アプリ開発ツールを活用する

まず挙げられる方法は、アプリの開発ツールを使うことです。アプリのデザインに費用や時間を取られたくない場合には、特に役立つでしょう。

アプリ開発ツールの多くは、デザインはもちろんのこと、アプリに求められる機能を高度に実現できるようになっています。そのため、自社の目指す目標に応じて機能をカスタマイズすることが可能です。アプリ開発全体を外注してしまう場合よりも、自社の実現したいサービス内容に併せて柔軟に対応できるため、思い描いている完成物と齟齬なく開発を進められるでしょう。

ただし、デザインはテンプレートで決まっており、完全に自由なデザインが作れないデメリットがあります。

近年はプログラミング言語の知識がなくとも開発できる、ノーコードサービスなども増えているため、社内にIT人材が不足していたりリテラシーが足りなかったりする場合にもおすすめです。

方法②部分的に自社対応する

次にご紹介する方法は、アプリのデザインに必要なプロセスのうち、自社内で対応する部分を多く取ることです。もし、自社内にデザイナーがいて、割合に短い期間で必要なデザインができるという見通しが立てられるならば、外部の制作企業に注文するよりもずっと経済的に済ませられるでしょう。

さらに、内製化した場合はアプリデザインのスキルやノウハウを自社内に蓄積できるという利点も見逃せません。

なお、この場合の注意点として、スキル・経験・意欲を十分に見極めて担当デザイナーを決め、あらかじめ制作の見通しを立てておくようにしましょう。自社開発と外注制作を併用する場合には、開発を引き継ぐスケジュールをあらかじめ引いておき、進行に齟齬がないようにしなければなりません。仮に自社側の制作進行が遅れてしまうと、新たに追加料金を支払わなければならなかったり、リソースが足りずに結局すべて外注制作に任せなければならなかったりすることもあるでしょう。

外注先の制作会社と密に連携しながら仕様などを共有し合い、つつがなくスケジュールを進行できる能力が求められるのです。

また、デザイナーがアプリのデザインについて経験やスキルを持っているかどうかも重要です。アプリデザインはその他の媒体のデザインとは大きく勝手が異なるため、未経験の状態で制作に関わると、うまくいかず開発に悪影響となる恐れや、ユーザーにとって使いにくいアプリとなってしまう恐れもあります。アプリデザインの知見がない場合は、専門の企業に依頼するほうが無難でしょう。

方法③複数の企業・デザイナーに見積もりを依頼する

最後にご紹介するのは、複数の制作会社および個人デザイナーに見積もりを依頼して、内容と費用とを比較検討するというものです。外注制作を行ううえで相見積もりは当然のことですが、妥協せずしっかりと比べてみましょう。なお、依頼する外注先をピックアップする際には、制作会社のHPなどを確認してこれまでの実績をよく確認しておくことが大切です。

例えば、自社が開発を予定しているジャンルや機能の開発実績がある制作会社であれば、より理想に近いものが実現できるはずです。

また、アプリ開発の制作会社といっても、得意なジャンルや強みは異なります。デザインだけを担当する会社もあれば、開発からデザインまで一気通貫で担当してくれる制作会社もあります。仮に自社で初めてアプリをローンチする場合、サービスの戦略策定から開発・デザイン・その後の運用フォローまで一貫して任せられる企業に依頼した方が良いかもしれません。あくまでサービスの良さを最大限活かすために、何を一番に重視して選ぶべきか、社内でよく吟味して決めましょう。

まとめ

今回はアプリ開発の費用の中でも、デザインに焦点を当ててご紹介しました。

一口にデザイン費用と言っても、その対応範囲は広く、内容によって費用も変動します。しかし、だからこそ事前に何をどこまで依頼するべきか、明確にしておくことが大切です。

これからアプリ開発を検討している企業様はもちろん、アプリ開発を一度保留してしまっている企業様も、ぜひ今回の内容を参考にして、より良いアプリ開発を進めてみてください。

「アプリ開発の外注を検討していて、一度相談したい」などお考えでしたら、アプリ開発会社の株式会社ペンタゴン」にぜひご相談ください。私たちが貴社のアプリ開発をサポートし、成功へと導きます。

「株式会社ペンタゴン」の開発実績については、こちらをご覧ください。

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