集客力の高いホームページを制作するには?ポイントを解説!
人口の8割がインターネットを利用する日本において、ホームページは企業の売上を左右する大きな役割を担っています。消費者がホームページから情報を収集することが常識となり、今日では「企業の顔」ともいえる存在となりました。
企業競争において重要な役割を果たすホームページは、ただ単に制作すればいいものではありません。効果を最大限に活かして集客力を高めるには、さまざまな工夫が必要です。今回は、集客力の高いホームページを制作するためのポイントを解説します。
集客力の高いホームページがもたらす効果
ホームページのクオリティは、売上やブランディングに大きな影響を与えます。まずは、集客力の高いホームページを制作することで得られるさまざまなメリットを解説します。
売上増加効果
集客力が高いということは、訪問者数が多いということです。ホームページの訪問者数が増えることで、その分成約数の増加も期待できます。対面販売だけではアプローチできていなかったユーザーにも情報が届けられるので、新規顧客の獲得にも繋がります。
また、ホームページを活用した集客は、マスコミ4媒体である新聞・雑誌・ラジオ・テレビの広告よりも費用対効果が高いのです。これらの広告は、不特定多数のユーザーに届ける点では優れていますが、効果を数値として認識することが困難です。一方、ホームページであれば、一度ページへ訪れた成約率の高いユーザーに絞ったアプローチが可能です。
ブランディング効果
集客力の高いホームページは、ブランディングにも効果的です。限られた情報しか掲載できない広告に対し、ホームページはさまざまな情報を掲載することが可能です。有益な情報を提供し続けることで、商品・サービスへの理解が深まります。
また、ホームページ内に蓄積されたコンテンツは会社の財産となり、時が経過しても集客効果が持続します。良質なコンテンツを制作し、ユーザーからの信頼を積み重ねることで、ロイヤルカスタマーの増加が期待できます。
顧客データの収集効果
ホームページは、顧客データの収集を大幅に効率化させます。データが取得しづらい対面販売に対し、ホームページでは購入者の氏名、居住地、年齢、性別などの情報を取得することが可能です。また、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを使用することで、どのような経緯でホームページに辿り着いたのか、どのコンテンツの人気が高いのかなど、ユーザーの動向を数値として把握することができます。
ホームページ制作の外注をお考えの方へ
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ホームページの効果を最大限に活かすには、いくつかのポイントをおさえる必要があります。以下では、集客力を高めるポイントをご紹介します。また、実際にWebサイトを制作する際の流れについては、こちらのコラムで詳しくご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
目的・目標を明確にする
目的・目標を明確化せずに制作してしまうと、訪問者数が伸びず、離脱率が高くなってしまいます。集客力の高いホームページを制作するには、まず何のためにホームページを活用するのか、最終的な「目的」を明確化します。たとえば、「商品・サービスの販売」「見込み顧客の情報収集(リード獲得)」など、ホームページを用いて達成したい目的を決定しましょう。
そして、目的を達成するために、どのような数値を「目標」とするのかを定めます。設定する際は、抽象的な目標ではなく、具象的な数値目標を設定することが大切です。一般的には、「商品購入10個以上」「資料請求20件以上」など、ホームページの目的と定めている行動が何回行われたかの指標である「コンバージョン」を目標とすることが多いようです。その他にも、「月3,000のアクセス数(PV数)」「月3回以上の記事更新」などを目標と設定する場合もあります。さらに、年間目標や月間目標など、指標の達成に期限を設けると改善のサイクルが回しやすくなります。
ホームページでは実物が手に取れないため、最初からバックエンド商品(本命商品)を売るのは難しいものです。そのため、ホームページを開設した初期段階では、フロントエンド商品(集客商品)に注力し、見込み顧客の情報収集(リード獲得)に努める方が売上に繋がります。
ターゲットを明確にする
ホームページの方向性は、どのようなユーザーを対象にしているのかで決まります。ターゲットが明確化されていないホームページは、デザインと内容が一致せず、ちぐはぐな印象を与えてしまいます。誰に向けて発信されているのか曖昧なホームページでは、いくら商品・サービスが優れていても、ユーザーに刺さりにくいのです。
ターゲットを明確化するためには、ペルソナを設定する必要があります。ペルソナとは、商品・サービスを利用する具体的なユーザー像のことです。たとえば、「20代の女性会社員」といった幅広いターゲットではなく、「27歳、女性、Webデザイナー、年収350万円、趣味は映画鑑賞」など、詳細にユーザー像を設定します。
ペルソナのポイントは、性別や年齢に加え、どのような生活を送っているのか具体的にイメージすることです。ペルソナとして具体的な人物像を設定することで、ユーザーがどのような悩みを抱えているのかが見えてきます。ペルソナの設定ができれば、ターゲットが好むデザイン、ユーザーに響くコピー、訴求すべきコンテンツが自ずと整理されます。
ホームページはいくらでも情報が掲載できるメリットがあります。しかし、多くのユーザーへ情報を届けたい気持ちを優先してしまうと、情報が煩雑化し、混乱を招きます。初期段階ではユーザーを絞り、共感しやすいホームページを制作することを心掛けましょう。
使いやすさを重視する
ホームページにおいてデザインはとても重要です。デザインは集客力を高める大きな要素となりますが、単に「デザインが良い」だけでは効果がありません。ホームページはユーザーの使いやすさを第一に考えて制作することが重要です。
デザインに注力するあまり、操作性が悪く情報が見つけにくいホームページは、ユーザーの離脱率が高くなります。たとえば、解像度の高い画像が多数配置されていたり、アニメーションやスライドなど動きが多かったりするホームページは、モーション表示に時間がかかります。読み込み時間が3秒を超えると直帰率が増加するといわれており、時間がかかればかかるほど離脱率が高まります。
離脱率の高いサイトは、SEOに影響を与えます。SEOとは「Search Engine Optimization」の略語で、「検索エンジン最適化」と訳します。GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、自社ホームページを検索上位に表示するために内容や構成を最適化することを意味します。評価の高いホームページは上位に表示されますが、評価が低いと下位表示となります。表示順はアクセス数に大きな影響を与えるので、できるだけ高い評価を維持し続けることが集客力にも繋がります。
ホームページ制作で重要なのは、「分かりやすい」「使いやすい」「読みやすい」ことです。見やすいフォントでデザインされているか、情報までの導線が分かりやすく設計されているかなど「UX/UI」を意識し、どのようなホームページがユーザーにとって最適なのか考えましょう。
競合他社のサイトも参考にする
ホームページ制作において、競合他社のサイトはとても参考になります。ターゲットや目的が似通っているため、人気の高いコンテンツは何か、どのような機能を設けているのかなどを参考にすることで、ホームページの内容をブラッシュアップすることができます。
ホームページはコンテンツの質が重要です。コンテンツの質を上げることが、そのままアクセス数へと繋がります。競合他社のサイトを丸々コピーするのはNGですが、人気コンテンツを参考にしつつ自社のオリジナリティを加え、改善していくことでよりクオリティの高いコンテンツを作ることができます。
サイトのデザインや方向性がまだ定まっていない際は、「参考サイト集」を活用するとよいでしょう。検索サイトで「参考サイト集」と検索すると、デザイン性に優れ、評価の高いサイトを集めたページがヒットします。このようなサイト集でトップのデザイン、カテゴリーの区分方法、更新頻度などを参考にすることで、制作がスムーズに進みます。
改善を繰り返す
ホームページは公開して終わりではなく、公開した後からが本番です。いくら良いホームページを制作しても、更新せず放置したままでは集客できません。ホームページの価値を上げるためには、定期的な分析やユーザー・社内アンケートの実施、修正・改善の繰り返しが重要です。頻繁に更新されるホームページは、アクティブに活動する企業として信頼感が生まれます。また、1年以上更新がされていないホームページよりも、頻繁に更新されているホームページの方が優良なホームページとして認識され、検索結果で上位に掲載されやすくなります。
ただし、コンテンツはただ更新すれば良いのではありません。内容が薄いコンテンツは、逆にホームページの価値を下げてしまうので、有益なコンテンツを発信することを心掛けましょう。充実したコンテンツを定期的に発信するには、社内の体制を整える必要があります。Webマーケティングを行う専門のチームを作ったり、外部業者に依頼したりすることで、より安定したホームページ運営が可能になります。
また、ホームページを修正・改善するためには、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを使いこなす必要があります。慣れるまでに時間はかかりますが、アクセス解析ツールを活用できれば、ユーザーの動向を数値として把握することができ、より質の高いホームページを目指すことができます。
さらにホームページの集客力を高めるには?
公開直後は、まだ誰もホームページの存在を知りません。そのため、存在を世間へ知らせる必要があります。前章では制作におけるポイントをご紹介しましたが、ここではホームページ公開後にさらに集客効果を高める方法を解説します。
SEO対策の実施
さらに集客力を高めるには、Googleなどの検索ページでホームページを検索上位に表示させる「SEO対策」を実施する必要があります。上位に表示させることで検索流入による継続的なアクセスの増加が期待できます。
SEO対策にはさまざまな手法がありますが、まずはユーザーファーストのホームページ制作が重要です。コンテンツの内容はもちろん、「UX/UI」を意識した作りになっているかも評価のポイントとなります。
SEO対策に費用はかかりませんが、本格的に取り組む場合は専門業者に依頼する方法もあります。Googleは不定期にサイトの評価基準を変更するため、常に上位表示を目指すのであれば、社内の運用チームに加え、外部に依頼することも視野に入れるといいでしょう。
SNSの活用
SNSを上手く活用して、ホームページの集客力を高める方法もあります。ホームページのリンクをSNSに貼り集客する直接的な方法以外にも、「フォロワー」という資産を獲得することで、企業のブランディングにも役立ち、間接的にホームページへの集客へと繋がります。
企業が主に活用しているSNSは、「Twitter」「Facebook」「Instagram」「LINE@」です。「Twitter」「Instagram」は若年層の利用率が高く拡散力に長けています。「Facebook」は細かくターゲットを絞った広告配信が強みです。「LINE@」はメルマガに比べ開封率が6~10数倍高いといわれています。
また、発信する内容では商品・サービスはもちろん、製造過程や製造者の情報をオープンにすることで、企業への好感度も上がります。情報の窓口としてSNSを活用し、ホームページと連動させることで集客力を高めていきましょう。
まとめ
集客力の高いホームページを制作するには、まず目的・目標・ターゲットを明確にする必要があります。方向性を定めることで、ホームページのデザイン・機能・コンテンツに統一感が生まれます。デザインや機能はユーザーの目線で考え、使いやすさを重視しましょう。
ホームページの公開後は、分析ツールを用いて改善を繰り返し、PDCAサイクルを回すことが重要です。効果を実感するまでに時間はかかりますが、運用が安定することで売上の増加や、ブランディングへの効果が期待できます。
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