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会員アプリの継続率を上げる施策7選!やってはいけないNG例もプロが解説

公開日:2026年2月23日
監修者:山本 真矢

会員アプリは、作っただけでは成果につながりません。適切な施策を継続的に実施することで、ユーザーの継続率向上・休眠客の掘り起こし・売上の安定化が実現します。一方で、やり方を間違えると通知のブロックや解約につながるNG施策になることもあります。

本記事では、株式会社ペンタゴンで代表を務める筆者が、会員アプリで実施できるマーケティング施策の具体例・やってはいけないNG事例・企業とユーザー双方のメリットについて詳しく解説します。「会員アプリで継続率を上げたい」「何の施策から始めればいいかわからない」という方は、ぜひ参考にしてください。

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会員アプリで実施したいマーケティング施策7選

会員アプリの施策は、大きく「新規の定着」「既存の維持」「休眠の掘り起こし」の3フェーズに分けて考えると整理しやすくなります。以下の7つの施策を、自社のフェーズや課題に合わせて組み合わせてみましょう。

施策①:登録直後のオンボーディング設計

アプリを使い続けてもらうためのカギは「最初の体験」です。登録直後に「このアプリでどんな特典が得られるか」「どんな機能があるか」をわかりやすく伝えるオンボーディング画面を設計することで、初期離脱を大幅に防げます。

実装のポイント

  • ウェルカムメッセージ+機能紹介のチュートリアル
  • 最初のアクション(予約・購入・スタンプ押印など)を促す導線
  • 初回ボーナスや特典を訴求してモチベーションを高める

初期離脱を防ぐことは、その後の施策の土台となります。オンボーディングに投資することが、長期的な継続率向上への近道です。

施策②:ポイント制度・スタンプラリー(ゲーミフィケーション)

来店・購入・アプリ内アクションのたびにポイントが貯まる仕組みは、習慣的な利用を促す定番施策です。スタンプラリーや来店ボーナスなどのゲーミフィケーション要素を加えることで、「アプリを開く動機」を継続的に作り出せます。

具体例

  • 来店スタンプ10個でドリンク1杯無料
  • 月3回以上利用した会員に「ゴールドランク」付与
  • 誕生日月のポイント2倍キャンペーン

施策③:会員ランク制度でロイヤルティを高める

利用頻度や購入金額に応じて会員ランクを設定することで、「もっと使いたい」という動機づけができます。ランクが上がるほど特典が増える設計にすることで、上位ランクを目指すユーザーの継続率が高まります。

◆会員ランク設計の例

ランク条件特典
シルバー月1回以上利用ポイント1倍
ゴールド月3回以上利用ポイント1.5倍・優先予約
プラチナ月5回以上利用ポイント2倍・専用特典・先行案内

ランク制度は、導入するだけでなく「ランクアップ時の通知」「あと何ポイントで次のランクか」といった進捗の可視化がエンゲージメント向上のポイントです。

施策④:セグメント別プッシュ通知

「全会員に同じ通知を送る」のは、最も早くブロックされる方法です。ユーザーの行動履歴・会員ランク・来店頻度などに基づいてセグメントを分け、それぞれに最適化した通知を送ることで、開封率と行動率が大きく上がります。

セグメント別通知の例

  • 直近30日間来店していない会員 → 「久しぶりに来てみませんか?」+クーポン配信
  • 誕生日月の会員 → 「お誕生日特典をプレゼント」
  • 上位ランク会員 → 「先行セール・特別イベントのご案内」

プッシュ通知の精度を上げるには、開発段階でユーザー行動データの収集設計を組み込んでおくことが不可欠です。

施策⑤:条件付きクーポン配布

「とりあえずクーポンをばらまく」施策は、価格訴求になりブランド価値を下げます。ユーザーの行動・購買データに基づいた条件設定でクーポンを配布することで、「使いたい」と感じる設計にできます。

具体例

  • 前回来店から14日以上経過したユーザーに「再来店クーポン」
  • 特定商品を2回以上購入したユーザーに「関連商品クーポン」
  • 有効期限を7日間に設定し、緊急性を持たせる

施策⑥:休眠ユーザーの掘り起こし

長期間アプリを使っていない会員を「休眠ユーザー」として分類し、専用のコミュニケーションで再来店を促します。放置すると退会・解約につながるため、早めに働きかけることが重要です。

◆休眠掘り起こしの施策フロー

経過日数アクション内容
30日未来店プッシュ通知「最近お会いできていませんね」
60日未来店メール+クーポン「特別オファーをご用意しました」
90日未来店個別フォロー電話・メッセージ(上位ランクのみ)

施策⑦:友達紹介機能(リファラル)

既存会員が友達を紹介すると双方に特典が付与される仕組みです。新規獲得コストを抑えながら、既存会員のエンゲージメントも高められる一石二鳥の施策です。

設計のポイント:

  • 紹介した側・された側の両方に特典を設定する
  • 紹介リンクをLINE・SNSでシェアしやすい設計にする
  • 紹介特典の進捗がアプリ内で確認できるようにする

弊社「株式会社ペンタゴン」では、これらの施策を前提とした機能設計のご支援が可能です。アプリ開発とあわせて、施策設計からご相談ください。» ペンタゴンに無料相談する

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会員アプリでやってはいけないNG施策4選

効果を期待して実施した施策が、逆にユーザー離れを招くケースがあります。当社がこれまでの支援経験から把握している代表的なNG事例を紹介します。

NG①:初回登録が重くて面倒

ユーザーのデータをできるだけ取りたい気持ちはわかりますが、登録時に入力項目が多すぎると、それだけで離脱されます。最低限の情報だけで登録させ、あとから段階的にプロフィールを充実させる設計が理想的です。

NG②:通知を送りすぎる

プッシュ通知の頻度が高すぎると、ユーザーは通知をオフに設定します。一度オフにされると、それ以降のコミュニケーションが完全に途絶えます。「必要なときに、必要な情報を」届けることを基本とし、1日1通以上は送らない、週2〜3回を上限にするなどのルールを設けましょう。

NG③:クーポンの条件が厳しすぎる

「5,000円以上購入した場合のみ使える100円引きクーポン」のような、使い勝手の悪いクーポンはユーザーの不満につながります。使いやすさとお得感のバランスを意識した設計が重要です。

NG④:施策が単発で終わる

アプリの更新が止まったり、施策が途切れると、ユーザーは「このアプリはもう使われていない」と判断してアンインストールします。ポイント・クーポン・通知は継続的に運用し、「アプリを開く理由」を定期的に作り続けることが必要です。

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会員アプリを提供することで得られるメリット

まずは企業側のメリットについて解説していきます。

提供する企業側のメリット

① 顧客データの蓄積・分析
来店頻度・購買履歴・利用時間帯など、会員の行動データをリアルタイムで収集・分析できます。感覚ではなくデータに基づいた施策立案が可能になります。

② CRM(顧客関係管理)の高度化
会員ランク・ポイント・利用履歴を一元管理することで、個別対応の精度が上がります。スタッフが接客前に「このお客様は3ヶ月ぶりの来店」と把握できるだけで、対応品質が変わります。

③ 直接コミュニケーションチャネルの確保
自社のアプリを通じてプッシュ通知を送れるため、SNSのアルゴリズム変更や外部プラットフォームの規約変更に左右されません。会員との接点を自社でコントロールできます。

④ 解約・離脱の早期検知
来店頻度の低下をデータで検知し、離脱する前に手を打つことができます。属人的な感覚ではなく、仕組みとして離脱防止を設計できる点が大きなメリットです。

利用するユーザー側のメリット

① いつでも会員証・特典を確認できる
スマートフォン1つで会員証の提示・ポイント残高の確認ができるため、カードを持ち歩く必要がなくなります。

② 自分に合った情報だけが届く
パーソナライズされた通知・クーポンにより、関係のない情報に埋もれることなく、必要なお得情報を受け取れます。

③ 予約・手続きがスムーズになる
アプリ内で予約・事前決済・キャンセルまで完結できるため、来店時の手続きを省略できます。

会員アプリと相性の良い業種

以下の業種は特に会員アプリとの相性が良く、継続率・単価向上の効果が出やすい傾向があります。

  • フィットネスジム・スポーツクラブ:入退館・予約・クラス案内
  • エステ・美容室・整体院:予約・ポイント・施術履歴
  • 学習塾・スクール:出席管理・連絡・教材配信
  • 小売・アパレル:購買履歴・クーポン・新商品案内
  • クリニック・歯科医院:予約・問診・リマインド
  • サブスクリプション型サービス全般:利用管理・継続促進
弊社「株式会社ペンタゴン」では、アプリに特化して制作をしております。  アプリ開発をお考えの場合は、以下のバナーをクリックして弊社までご相談ください。経験豊富なアプリエンジニアがご相談を承ります。
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会員アプリの成果は開発段階で決まる

会員アプリで施策の効果を最大化するには、開発の段階から「どんな施策をどう運用するか」を設計に落とし込む必要があります。開発後から「やっぱりセグメント通知を追加したい」「ポイント制度を入れたい」となると、大幅な改修コストが発生します。

◆開発前に設計すべき3つのポイント

① 施策を前提とした機能要件定義
ポイント管理・セグメント通知・クーポン配信などを初期設計に含めること。後から追加すると大幅な改修が必要になります。

② ユーザー体験(UX)設計
施策に自然に誘導できる画面フローを設計すること。導線が不自然だと施策の効果が半減します。

③ データ分析の設計
どのデータをどう収集・活用するかをあらかじめ決めること。データなしでは施策の改善ができません。

成果を出すためのアプリは、成果から逆算して設計するのが鉄則です。これらの要件定義・UX設計・データ設計のノウハウを持った開発会社に依頼することが、最短で成果につながる近道です。

まとめ

会員アプリは、適切な施策と組み合わせることで、継続率の向上・休眠客の掘り起こし・売上の安定化に大きく貢献します。

  • 効果的な施策:オンボーディング・ポイント・ランク・セグメント通知・条件付きクーポン・休眠掘り起こし・リファラル
  • やってはいけないこと:重い登録・通知過多・使いにくいクーポン・施策の放置
  • 企業のメリット:データ活用・CRM高度化・直接コミュニケーション・離脱の早期検知
  • ユーザーのメリット:利便性向上・パーソナライズ体験・手続きの効率化

そして最も重要なのは、施策を前提とした設計を開発段階から組み込むことです。「会員アプリで何を実現したいか」という目標から逆算して要件を定義することで、リリース後の成果が大きく変わります。

ペンタゴンでは、施策設計から開発・運用まで一貫してサポートしています。まずはお気軽にご相談ください。

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Posted by 山本 真矢