TestFlightとは?開発中のiOSアプリを配布する方法を解説

こんにちは、株式会社Pentagonでアプリ開発をしている山崎です!

この記事では、TestFlightとは何か?TestFlightを使用して開発中のアプリをインストールする方法について説明します。

■こんな人に読んで欲しい

- iOSアプリの開発を外部の会社に依頼している方

- iOSアプリの開発を外部の会社に依頼しようと考えている方

■この記事を読むメリット

- TestFlightとは何かが分かる

- TestFlightを使用して開発中のアプリを実機にインストールする方法が分かる

■ 結論

TestFlightとは、開発中のiOSアプリをテストするためのプラットフォームです。TestFlightを使用することでアプリ開発を依頼している会社の方々(以下、依頼者)はテスターとして開発中のアプリを実機にインストールし、機能やデザインをテスト・チェックし、フィードバックをすることができます。開発が始まり、早い段階からTestFlightを使用し、アプリをチェックし、フィードバックをしていくことで、依頼者側と開発者側の認識のずれを防ぐことができます。

TestFlightとは

TestFlightは、開発中のアプリをテストするための仕組みです。iOSだけでなく、iPadOS、macOS、tvOS、watchOS、iMessage、visionOS向けのアプリにも対応しています。Androidについては、開発中のアプリを配布するプロセスがiOSと比較的簡単なため、今回はiOSに焦点を当てて説明します。TestFlightを使用することで、依頼者はテスターとして、開発中のアプリを実機にインストールし、デザインや機能をテスト・チェックし、フィードバックを提供することができます。テスターは外部テスターと内部テスターの2種類に分かれています。

内部テスターとは

  • App Store Connect上にアカウントを作成しているメンバーのみ内部テスターになることができます。
  • 最大100人まで指定することができます。
  • Appleの審査は不要です。
  • 内部テスターは、開発会社のメンバーや依頼者内でのテストなど、比較的小規模なテストに向いています。

外部テスターとは

  • テスターはApp Store Connectにアカウントを作成する必要がありません。
  • 最大10000人までテストに招待することができます。
  • Appleの審査が必要です。
  • 外部テスターは、インストールするためのリンクを知っていれば誰でもアプリをインストールでき、最大10000人までテスターになれるため、一般のユーザーにテストしてもらう場合に適しています。

TestFlightの使い方

内部テスターの場合

1. 依頼者は、開発者に内部テスターに招待したいテスターのメールアドレスを伝えます。

2. テスターはAppStoreからTestFlightアプリを事前にインストールしておきます。

3. 開発者がTestFlightを作成すると、登録された内部テスターに対してアプリがインストール可能である旨のメールが送信されます。そのメール内のリンクをタップすると、TestFlightアプリが起動し、アプリのインストール画面に移動します。そこで、インストールボタンをタップすることでアプリをインストールできます。

外部テスターの場合

外部テスターを招待する方法は2種類あります。Eメールによるテスターの招待方法とパブリックリンクによるテスターの招待方法です。

Eメールによる招待方法の場合

  1. 依頼者は、開発者に外部テスターに招待したいテスターのメールアドレスを伝えます。
  2. テスターはAppStoreからTestFlightアプリを事前にインストールしておきます。
  3. 開発者がTestFlightを作成し、Appleの審査を通過した後、テスターに対してアプリがインストール可能である旨のメールが送信されます。そのメール内のリンクをタップすると、TestFlightアプリが起動し、アプリをインストールする画面に移動します。そこで、インストールボタンをタップすることでアプリをインストールできます。

パブリックリンクによる招待方法の場合

パブリックリンクとは、アプリをインストールするためのリンクで、このリンクを知っている人は誰でもアプリをインストールすることができます。

  1. 開発者がTestFlightを作成し、Appleの審査通過後、パブリックリンクを作成し、依頼者にそのリンクを伝えます。
  2. 依頼者はAppStoreからTestFlightアプリを事前にインストールしておきます。
  3. 依頼者はそのパブリックリンクをタップすると、TestFlightアプリが立ち上がり、アプリをインストールする画面に切り替わります。そこで、インストールボタンをタップすることでアプリをインストールできます

以上が依頼者がTestFlightを利用する手順です。

まとめ:早期確認&フィードバックが大切

TestFlightを使用することで、開発中のアプリをリリース前にチェック・テストし、フィードバックを提供することができます。開発初期の段階からTestFlightを使用し、フィードバックをすることで依頼者と開発者の認識の違いなどを減らすことができ、プロジェクトが成功する可能性がより高くなります。

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