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Webサービスにおけるアイデアの出し方とは?アイデアを出した後の流れも解説

Webサービスを開発していて、アイデア出しの段階で悩んでいる担当者の方も多いのではないでしょうか。

当記事ではWebサービスにおけるアイデアの出し方やコツ、アイデアを出した後の選定基準、自社開発と外注のメリット・デメリットについて解説していきます。

Webサービスにおけるアイデアの出し方やコツとは

Webサービスにおけるアイデアの出し方やコツは下記の通りです。

  • 身近な人や社会が感じている不満から考える
  • アンケート調査を実施する
  • 社内でブレストを行い様々なアイデアを出し合う
  • 他社のサービスを調査し優れている点を挙げてみる
  • フレームワークを活用して体系的に思考する

それぞれ解説していきます。

身近な人が感じている不満から考える

Webサービスとは、誰かの課題や悩みを解決するために開発されるものです。身近な人が感じている不満に耳を傾けてみると、思わぬ発見があるかもしれません。

例えば、他業種で働いている友人の業務上の悩みを聞いてみましょう。異なる業界であれば、仕事の進め方や大切にされる価値観も変化するはずです。

非効率な仕事の進め方に対する不満を聞き出せたなら、他にも同様の悩みを抱えている人たちが存在すると考えられます。

いきなり開発に入らなくても、友人にWebサービスのアイデアを話してみることで、自分では思いつかないようなフィードバックを得られるかもしれません。

アンケート調査を実施する

アンケート調査を実施することで、ユーザーの動向を調査するという方法もあります。アンケート調査には定量調査と定性調査の2種類があります。

Webサービスを開発する場合は、定性調査のほうが必要な情報を抽出できるかもしれません。商品やサービスに対する詳細な意見や具体的なエピソードなど、数値だけでは表せない感情的な内容を聞くことができるためです。

アンケート調査の流れは下記の通りです。

  1. アンケートのゴールと目的を設定する
  2. アンケートの実施方法を決める
  3. 調査票を作成する
  4. アンケートを集計し、調査結果をまとめる
  5. アンケート調査の振り返りをする

回答者の負担を考慮するなど、回答者の目線に立つことで、より質の高い回答を引き出せるような施策の工夫も必要となります。

社内でブレストを行い様々なアイデアを出し合う

ブレインストーミング(ブレスト)とは、複数人で行う会議手法です。自由にアイデア出しを行えるようなフォーマットのため、創造性あふれる意見が出やすくなるのが特徴です。

ブレインストーミングで意識したい点は下記の通りです。

  • ためらわずに自己主張して意見を出す
  • 相手の意見を否定しない
  • 質より量を意識して意見を出す
  • 情報の整理は後回しにしてアイデア出しに注力する

最低限のテーマを設定するなど、従来の会議よりも参加者が刺激を感じられることを意識しながら、ブレインストーミングを行ってみましょう。

他社のサービスを調査し優れている点を挙げてみる

自社のWebサービスの構想や課題を設定できたとしても、全体像が把握できていなかったり、競合調査が甘かったりと、見落としがちな点が無いか再確認してみましょう。

WebサービスをSEOで集客したいなら、検索順位は相対的に決まることになるため、競合他社に勝ち抜く(順位を上げる)ことが必要になります。また自社の強み・弱みや差別化を図るためにも、他社のWebサービスの優れた点を調査することが望ましいです。

また競合調査は開発段階の当初に行われるというイメージが強いですが、1回限りで終わりではありません。リリースされた後にも、自社や他社のWebサービスはアップデートし続けるため、定期的にトレンドを掴んでいく取り組みが大切となります。

フレームワークを活用して体系的に思考する

フレームワークとは、思考の枠組みを利用して、より適切かつスピーディーに結論を生み出す思考法のことです。PDCAや5W1H、ロジックツリーといった聞き馴染みのある思考法も、フレームワークの一種となります。

Webサービス開発というシチュエーションであれば、下記のようなフレームワークが有効です。

  • マインドマップ:思考を紙面に書き出してアイデアを出しやすくする
  • マンダラート:マス目を利用してアイデアを出しやすくする
  • 連想マトリックス:複数の要素を組み合わせてアイデアを創出する

アイデアは直感的な閃きという印象を抱きがちですが、思考の整理や発展によって、アイデアが浮かびやすい環境を整えることが可能になります。

アイデアを出した後に選定する4つの基準

アイデアを出した後に選定する基準は下記の通りです。

  • アイデアは実現可能か
  • ターゲットユーザーにニーズがあるか
  • 収益化は可能か
  • 類似しているサービスはあるか

アイデアは実現可能か

アイデア出しが完了した後は、そのアイデアが実現可能なのかを考える必要があります。

アイデアの中から「技術面から作れそうなWebサービスのアイデア」を検討してみましょう。外注することで実現可能なアイデアも含めてください。

そして、Webサービスのアイデアを具体的に落とし込めるのかを書き出して考えてみましょう。

  • トップページのレイアウトはどのようなデザインにするのか
  • トップページのボタンをタップすると、どのページに遷移して、どんな処理が行われるのか

実際にサイトマップを紙に書き出してみることで、全体の設計として成立しそうかを考える判断基準となるはずです。

ターゲットユーザーにニーズがあるか

ターゲットユーザーに対してニーズがあるかを入念に調査しなければ、「作ったけど売れない」という事例に陥ってしまいます。

アイデア出しという視点だと「自社の強みを活かしたい」や「自社が保有する技術やノウハウを駆使して、凄いWebサービスを作ってみたい」という感情が先行してしまいがちです。

しかしターゲットユーザーのニーズを満たしていなければ、Webサービスの開発は意味を持たなくなってしまいます。具体的にはユーザーヒアリングの実施や価値定義についての熟考、集客方法の検討について考えるようにしましょう。

収益化は可能か

Webサービスにおける収益化は、無料のWebサービスに有料機能や課金要素を設定することで達成されます。売上に対する売上原価の割合は著しく低いため、粗利が大きいのが特徴です。

Webサービスを収益化する方法は様々です。代表的な例を下記に紹介します。

  • 買い切り型
  • サブスク型
  • 手数料(マッチングサービス)型
  • 広告型
  • 自社商品・サービスの販売

またWebサービスを収益化する上で、最低限の方針を押さえておくようにしましょう。

  • Webサービスの企画・設計が重要
  • ターゲットユーザーの悩みを解消しているかどうか
  • 初期費用をできるだけ抑える

収益化の見通しが立たない状態で、高額な初期費用を投じてしまうのは、大きなリスクを抱えることになります。まずは初期費用を抑えることが、収益化に直結するポイントです。

類似しているサービスはあるか

類似しているWebサービスが存在しているということは、ユーザーのニーズがあることの証明です。

類似しているWebサービスを発見した時は、自社のアイデアをいかに差別化するかを考える必要があります。機能・価格・サービスなど、どの部分が優れているのかを客観的に見極めて、優位な点を延ばしていきましょう。

またどのような収益化モデルを採用しているのかを分析することで、マネタイズの方法も参考にしてみてください。

アイデアにニーズがあるかどうか検証していく

アイデアにニーズがあるかを検証することが大切なのは間違いありません。しかし検証方法が適切でなければ、結果として失敗に終わるリスクが高まってしまいます。

具体的な検証方法について、それぞれ解説していきます。

プロトタイプ開発

プロトタイプとは「発注者がイメージや使用感を確かめるための試作品」のことです。

実際にイメージを具現化することで、発注者と開発者との認識をすり合わせることができます。またプロトタイプの段階では作り直しができるので、早いサイクルでの仮説検証も可能です。

またプロトタイプを用いて見込み客(ユーザー)に実際に体験してもらうことで、フィードバックをもとに改良・修正を加えていく作業も非常に大切です。

MVP開発

MVP開発とは、必要最小限の製品(Minimum Viable Product)を略した言葉です。

MVP開発では、仮説に基づいて最小限の機能を短期間で実装し、実際にユーザーからのフィードバックを得ることで、繰り返し改善を行っていく手法です。リスクを抑えながら追加機能を実装できるため、ユーザーのニーズに合わせながら、効率の良い開発が可能となります。

開発をスムーズに進めるためには、以下の手順で検証内容を明確にしておきましょう。

  • 仮説を立てる
  • 仮説に基づいて課題を抽出する
  • 検証すべき項目を明確化する
  • 検証項目に従い機能を検討する

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ユーザーインタビュー

ユーザーインタビューとは「ユーザーに直接インタビューする方法」です。ユーザーインタビューを通して、ユーザーが求める内容を把握して改善につなげていくことが目的です。

ユーザーからのニーズや需要を把握する手段として、データやAIが活用されています。しかし定量的なデータだけでなく、ユーザーからの実際の意見からニーズや需要を汲み取るための定性調査も必要不可欠です。

ユーザーインタビューには下記のような手法があります。

  • 構造化インタビュー:あらかじめ選定した質問項目を利用して、一問一答形式でインタビューする手法
  • 半構造化インタビュー:あらかじめ予定していた質問項目だけではなく、ユーザーの回答に合わせて質問を繰り出す手法
  • 非構造化インタビュー:テーマのみを定めて、質問項目はあらかじめ決めずに対話をする手法

ユーザーはどういう視点でWebサービスを選定しているのか、操作性で使いにくいと感じる面は無いかなど、調査したい点を明確にしてから臨むと良いでしょう。

Webサービスの開発方法は?

Webサービスの開発方法には自社開発と外注の2種類があります。

それぞれのメリットとデメリットを解説していきます。

自社開発

自社開発であれば外注費がかからなくなるので、当然ながらコストは削減されます。開発ツールやエンジニアの育成のための投資が必要となる点には留意しましょう。

外注先とのやり取りが無くなるため、工数削減により開発のスピードは上がります。自社開発であれば独自のナレッジやノウハウが蓄積され、中長期的に自社の優位性や競争力の増加にもつながるでしょう。

一方で自社開発において最も課題となる点は、人材の確保です。社内で人材育成を行う場合、育成のためのノウハウ獲得が前提となります。

保守や運用のために、どの程度のランニングコストが生じるのかを把握することも重要です。業務ごとの稼働時間を区別するのが難しくなるため、人件費の内訳を正確に把握できないリスクが生じます。

外注

外注することで、エンジニアの採用や育成をしなくても、すぐに開発を行うことが最大のメリットです。開発の状況に応じて、人数の増減や交代など柔軟な対応が可能となります。

ただし、自社開発と比較すると費用が高くなりやすい点には注意が必要です。開発したいWebサービスの費用に見合っているのか、依頼を行う前に慎重に検討しておく必要があります。

しかし初期段階から要件定義を明確に行ってくれる外注先であれば、開発段階での修正コストも発生しにくくなり、費用を抑えながら短期間でのWebサービスの開発が可能となります。

Webサービスを外注するときの会社の選び方

Webサービスを外注するときに押さえておきたいポイントをまとめています。

  • 開発実績が豊富か
  • 担当者の人柄や相性は良さそうか
  • 見積もりの金額は妥当か
  • 提案書の内容は充実しているか
  • 品質確保の仕組みがあるか

やはり開発実績の豊富さや、担当者の人柄や相性が最も大切なポイントとなります。実際に打ち合わせを行ってみることで、公式HPだけでは得られない情報や印象を確かめることができるでしょう。

アイデア出しから一緒に考えてくれる会社がおすすめ

開発会社へ依頼を行うなら、アイデア出しの段階から一緒にWebサービスの開発を行ってくれる会社へ依頼することをおすすめします。

企画の初期段階であるアイデア出しから、発注者の目線に合わせて不安や悩みを解消してくれるかが大切なポイントです。一緒にアイデア出しの段階から参画してもらうことで、発注者と開発会社の認識が一致し、当初の構想通りのWebサービスが実現しやすくなります。

実際に開発会社に問い合わせてみることで、パートナーとして前向きな姿勢で取り組んでくれそうかを確かめてみましょう。

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