Webサービス開発の外注を成功させるには?注意点を徹底調査

Webサービス開発の外注は、企業にとって効率的な手段ですが、成功させるためには多くの注意点があります。特に、外注を行った経験者の実際の声をもとにした情報は、非常に貴重です。多くの企業が外注を選択する理由は、専門的な技術やリソースを活用できることですが、同時にコミュニケーションの難しさや要件定義の不備がトラブルの原因となることもあります。

ペンタゴンの調査では、外注経験者の約31.3%が「要件定義」が最も大変だったと回答しており、次いで約21.9%が「担当者のコミュニケーション」に苦労したとしています。このような実体験に基づくデータは、外注を検討している企業にとって非常に参考になります。

また、外注先に全てを丸投げするのではなく、発注者自身もプロジェクトの一員として積極的に関与することが重要です。これにより、外注先との認識のズレを防ぎ、より質の高いWebサービスを実現することが可能になります。

本記事では、アプリ開発会社「株式会社ペンタゴン」でエンジニアである筆者が、Webサービス開発の外注を成功させるポイントについて詳しく解説します。アプリの開発を検討中の方は、ぜひ株式会社ペンタゴンまでご相談ください。

この記事の内容

Webサービス開発を外注する際に最も気をつけるべきことは?

◆Webサービス開発を外注する際に最も気をつけるべきことは?

株式会社ペンタゴンは2023年9月に、実際にWebサービスの開発を外注したことがある方、約30名にアンケート調査を実施しました。

アプリ開発において成功を収めるためには、事前の準備とコミュニケーションが不可欠です。アンケート結果によると、外注先を選定する際に特に重要視される項目は、要件定義書の明確化が31.3%を占めています。これは、開発の目的や必要な機能を明確にすることで、プロジェクトの方向性を定めるための重要なステップです。

次に重要なのは、開発中の担当者との密なコミュニケーションで21.9%の支持を得ています。開発プロセスにおいて、クライアントと開発者間の認識のすり合わせが行われることで、誤解やミスを防ぎ、スムーズな進行が可能になります。特に、要件定義に基づいたフィードバックを定期的に行うことが、プロジェクトの成功に寄与します。

さらに、開発前の設計書のチェックも15.6%の重要性を示しています。設計書は、開発の基盤となるため、事前にしっかりと確認し、必要な修正を行うことが求められます。これにより、開発段階での手戻りを減少させ、効率的な作業が実現します。

Webサービスの外注を成功させる3つのポイント

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先述したアンケート結果より、外注時に重要な上位3点は以下の通りでした。

  • 1位 要件定義書の明確化
  • 2位 開発前の設計書のチェック
  • 3位 開発中の担当者との密なコミュニケーション

上記を踏まえると、ペンタゴンが考えるWebサービスの外注を成功させるポイントは下記のようになります。

  • ポイント① 企画・準備の段階からコンセプトをしっかりと固める
  • ポイント② 全て丸投げだと失敗する
  • ポイント③ 外注先だけどワンチームで開発する

詳しく解説していきます。

ポイント① 企画・準備の段階からコンセプトをしっかりと固める

企画・準備の段階からコンセプトをしっかりと固めることは、Webサービス開発において極めて重要です。コンセプトとは、「このWebサービスが誰にどんな価値を提供するのか」という指針であり、目標達成や課題解決のために開発されるサービスの根幹を成します。明確なコンセプトがなければ、開発プロセス全体が不明瞭になり、最終的にはサービスの価値が薄れてしまう危険性があります。

例えば、商品を売りたい、サービスの紹介から成約に繋げたいなど、Webサービスを通じて何を得たいのかを明確にすることが必要です。コンセプトが設定されていない場合、以下のような悪循環に陥る可能性があります。

  • 自社や外注先のメンバー間で共通のゴールが見えなくなり、完成イメージにバラつきが生じる
  • ターゲット選定が曖昧になり、ユーザー目線の設計ができなくなる
  • ズレたコンセプト・デザインのWebサービスが完成し、リリース後に目標が達成できず存在価値が薄れる

このような事態を避けるためには、見積もりや打ち合わせの段階からコンセプトをしっかりと伝えることが重要です。具体的には、以下の項目を準備しておくと良いでしょう。

  • Webサービスの趣旨:なぜこのWebサービスを開発したいのか、その背景や目的を明確にする
  • Webサービスのアピールポイント:商品の特性や強み、競合他社と差別化できる点を整理する
  • ターゲットユーザーのペルソナ:どのようなユーザーをターゲットにするのかを具体的に設定する
  • 実装したい機能:必要な機能が実装可能か、実装するための手段を確認する

これらの準備を怠らず、企画や準備の段階からコンセプトをしっかりと伝えることで、プロジェクトの成功に繋がります。コンセプトが明確であれば、開発チーム全体が同じ目標に向かって進むことができ、ユーザーにとって価値のあるWebサービスを提供することが可能になります。

ポイント② 全て丸投げだと失敗する

Webサービスの開発が上手くいかない原因として「外注先に全て丸投げしてしまう」といったケースが見受けられます。

例えば企画・準備の段階からコンセプトなどの具体的な要望を出さなければ、外注先がどのようなWebサービスを開発するのかを、1から考えなければなりません。当然コストや工数が発生してしまいます。

また外注先のメンバーにとっても、モチベーションの面で芳しくありません。丸投げされた上に、やり直しさせられるといった指示を出されれば、Webサービスのクオリティにも自ずと影響が出てしまいます。

また外注先に修正の指示を出すことで、その分の工数は消費されます。結果的に遅延が発生し、更なるコスト発生に繋がってしまいます。

発注者側が開発スケジュールの管理や、元々の要件定義に合ったWebサービスになっているかなど、外注先との認識をすり合わせていくことが大切です。

要件定義の不備

開発プロジェクトの初期段階で、顧客が具体的な要件を十分に定義せずに外注先に依頼した結果、大部分の実装が完了した後に本格的な仕様検討が始まることがあります。この場合、実装された機能が顧客の期待と異なることが多く、再度の修正が必要になるため、時間とコストが大幅に増加します。

進捗確認の欠如

外注先に依頼した後、顧客がプロジェクトの進捗確認を怠り、定期的なレビューやミーティングを行わないことが多いです。このため、開発が進むにつれて問題が発生しても気づくのが遅れ、納期遅延や品質低下を招くリスクが高まります。

情報提供依頼への反応遅延

開発中に顧客からの情報提供依頼や仕様確認依頼に対する反応が遅れることがあります。この場合、外注先は必要な情報を得られず、開発が滞ることになり、結果としてプロジェクト全体の進行が遅れる原因となります。

フィードバック不足

開発の各段階での成果物に対して、顧客がフィードバックを行わず、外注先の判断に全てを任せることも「丸投げ」の一例です。この結果、最終的な成果物が顧客の期待と異なるものになるリスクが高まります。

リスク管理の不備

プロジェクトに関連するリスクの評価や対応策の計画を外注先に任せ、自社ではそのプロセスに関与しないことが問題です。外注先がリスクに適切に対応できない場合、プロジェクト全体が遅延や失敗するリスクが増大します。

これらの事象から、最悪の場合は結果的にリリース期日が迫った段階で新たな外注先を探すケースが発生しますが、その場合は予算が限られてしまいますペンタゴンにもそのタイミングで相談が来ることがありますが、予算不足で開発・発注を中止する決断をされています。株式会社ペンタゴンではこれらの問題が発生しないよう、確実にリリースできるプロジェクト管理に努めています。開発の各段階での品質や進捗の情報共有の徹底、またクライアントの疑問や不安に寄り添った意思疎通を行うことで、安心して開発を任せることができるとの評価をいただいております。

ポイント③ 外注先だけどワンチームで開発する

Webサービス開発は、いわば自社と外注先との共同作業です。お互いに対する配慮やリスペクトの気持ちが大切になります。

外注先と協力して質の高いWebサービスを作るためのポイントは以下の通りです。

  • 「外注先に丸投げは失敗に終わる」ことを理解する
  • Webサービスの目的やコンセプト、ペルソナを固める
  • 質の高いWebサービスを作成するために、必要な状況を全て共有する
  • 綿密に打ち合わせを行い、認識のすり合わせを行う
  • 納期には余裕をもって依頼する

外注先は「単に仕事を振るだけの相手先」ではなく、ビジネスをともに発展させるためのパートナーという認識を持つべきといえます。

外注時に知っておきたい「Webアプリ」と「Webサイト」の違い

Webサービスの提供形態は、主にWebアプリとWebサイトが一般的です。成功させるためには、それぞれの特徴や違いを把握しておかなくてはなりません。ここでは、WebアプリとWebサイトの違いを紹介します。

Webアプリとは

Webアプリとは、ユーザーがブラウザを通じて利用できるアプリケーションの総称です。PCのアプリやスマホアプリは、ユーザーの端末へインストールして利用しますが、Webアプリはブラウザ上で操作し、クラウドのWebサーバ上で動作する点が特徴です。Webアプリの例としては、Gmail、X(Twitter)、Amazonなどが有名です。

Webアプリは、Google ChromeやSafariなどのブラウザ上で動作するため、ユーザーはインストールする必要がなく、ブラウザさえあればサービスを利用できます。そのため、幅広い利用環境からアクセスできます。ただし、インターネットに接続していないと使えません。

Webサイトとは

Webサイトは、インターネット上でアクセスできるWebページの集まりです。ユーザーはウェブブラウザを使用して、Webサイトを閲覧できます。Webサイトは、情報提供やコミュニケーション、ビジネス活動など、さまざまな目的で利用されています。

ただし、基本的な操作に限定され、閲覧や検索などが主な機能です。Webサイトは主にHTMLとCSSで構築されており、静的で一方通行の性質を持ちます。

例えばWordPressなどのツールを使用して作成されたページも一般的にはWebサイトに分類されますが、ECサイトや予約機能を追加した場合はWebアプリと呼ばれることもあります。

WebアプリとWebサイトの違い

WebサイトとWebアプリの違いは、主に機能面と構造面において顕著です。ここでは、それぞれの違いを解説します。

◆WebサイトとWebアプリの違い

項目WebサイトWebアプリ
機能面- 情報提供が主な目的
- 基本的な閲覧や検索機能
- 一方通行の発信
- ユーザーとの双方向コミュニケーション
- ログイン、データ入力、編集、保存機能
構造面- HTMLとCSSを使用して構築
- サーバーからの情報を受け取って表示
- JavaScriptやPHPを使用して構築
- サーバーとの双方向通信を実現

機能面の違い

Webサイトは主に情報提供を目的としており、ユーザーは基本的な閲覧や検索機能を利用することが中心です。これに対して、Webアプリはより高度な機能を提供し、ユーザーはログインやデータの入力、編集、保存などの操作を行うことができます。

また、Webアプリはユーザーとの双方向コミュニケーションを可能にし、リアルタイムでの情報更新やインタラクションが実現されます。このため、Webアプリは単なる情報の表示にとどまらず、ユーザーが積極的に関与する場が提供されます。

構造面の違い

Webアプリは、JavaScriptやPHPなどのプログラミング言語を活用して構築され、Webサーバとの双方向の通信を実現します。ユーザーからの情報や操作は、Webアプリの「バックエンド」と呼ばれる部分で処理され、その結果が再び「フロントエンド」に反映されます。同じURLでも、Webアプリはユーザーの操作に応じて画面表示が変化します。

一方、Webサイトは、前述の通り主にHTMLとCSSを使用して構築されています。サーバーから送られた情報を受け取って表示することがメインなので、Webアプリと違って一方通行の通信となります。

このようにWebアプリとWebサイトにはさまざまな違いがあるため、使用目的に応じて適切に使い分けることが重要です。Webサイトは情報提供や基本的な操作が主な目的であり、Webアプリは高度な機能や双方向性のあるユーザー体験を提供できます。

「Webアプリ」と「Webサイト」のどちらを選ぶべきか

Webアプリ、Webサイトのどちらを制作すべきかの選択基準については、目的、機能性、予算とリソースの観点で次のようになります。

  • 目的
    ユーザーとの双方向コミュニケーションが必要な場合はWebアプリが適しています。情報提供が主目的であればWebサイトが良いでしょう。
  • 機能性
    データ入力やリアルタイム更新が求められる場合はWebアプリを選び、静的な情報提供で十分な場合はWebサイトを選択します。
  • 予算とリソース
    開発コストやリソースが限られている場合はWebサイトが適しており、複雑な機能を必要とする場合はWebアプリを検討します。

上記を参考に、Webアプリ、Webサイトどちらの制作にするかを選択しましょう。

Webサービス開発を外注する場合の料金相場

WebアプリとWebサイトを外注する場合の料金相場について、詳細に解説していきます。

Webアプリの料金相場

Webアプリの料金相場は下記の通りです。

◆Webアプリの料金相場

【Webアプリの種類】【料金相場】
ECサイト60~400万円
口コミサイト80~300万円
掲示板サイト50~300万円
SNS100~500万円
CMS80~400万円
予約管理サイト80~500万円
マッチングサイト500~1000万円
ゲーム系300~1,000万円

どのようなWebアプリでも仕様によって、料金相場は大きく変動します。

Webアプリが持つ機能別の費用の料金相場もまとめています。

◆Webアプリが持つ機能別の料金相場

【Webアプリの機能】【料金相場】
ログイン機能(メールアドレス・SNS)10~20万円
アプリ内の決済システム20~50万円
プッシュ通知機能10~100万円
ナビゲーション機能2.5~5万円
縦/横の表示切り替え機能5~10万円
位置情報機能12~25万円
チャット・メッセージ機能20~40万円
他アプリとの連携機能5~40万円
デザインの実装10~100万円

Webアプリにおいては、機能を1つ追加するだけでも数十万円の費用が発生することを抑えておきましょう。

最後に、Webアプリの種類や機能以外だけではなく、開発費以外にも費用が発生します。

◆Webアプリ開発費以外の項目の料金相場

【種類】【料金相場】
サーバー代月1,000円~数万円
SSLサーバー証明書5~10万円
運用保守開発コストの約15%
(ランニングコスト)

サーバーは、Webアプリを動かすためには必要不可欠です。SSLサーバー証明書は「通信データの暗号化」を行うことで、「なりすまし」や「盗聴」を防ぐ役割があります。

Webサイトの料金相場

Webサイトの料金相場は20~30万円が1つの目安です。デザインや機能などにこだわりを持ちすぎると、100万円を超えることも珍しくありません。

一方でテンプレートを使用している制作会社であれば、3~10万円の費用で済むケースもあります。Webサイト制作の料金相場は下記の通りです。

◆Webサイトの料金相場

【種類】【料金相場】
オリジナルデザインでの制作20万円~100万円
テンプレートデザインでの制作3~10万円
WordPressの設置3万円
テンプレートのカスタマイズでの制作20~30万円
ECサイトの制作依頼50万円以上
独自システム(CMS)の構築100万円以上

外注先の種類ごとの料金相場は下記の通りです。

◆Webサイト外注先の料金相場

【種類】【料金相場】
中小企業の制作会社30万円~100万円
大規模な制作会社100万円~
外注制作を主としている制作会社通常の相場にマージンが15~40%上乗せ
個人事業主10~20万円

Webサイトの場合も、機能やデザインや外注先によって、料金相場が変動することを抑えておきましょう。

Webサービス開発を外注する際の7つのステップ

実際にWebサイトやWebアプリを外注開発する場合に必要な7つのステップについて紹介します。

ステップ① 要件のヒアリング・確定

最初にWebサービスの目的や機能、ユーザーのニーズを明確にするために要件をヒアリングします。ユーザーストーリーやユースケースを作成し、開発の方向性を確定しましょう。

ステップ② 開発言語とフレームワークを検討

開発の方向性が決まったら、最適なプログラミング言語とフレームワークを選定します。

プロジェクトの規模や、要件に合った技術を検討することが大切です。

ステップ③ デプロイ環境、開発モデルを検討

次に、Webサービスを公開するためのデプロイ環境(クラウドプロバイダーなど)を選定します。また、並行して開発モデル(ウォーターフォール、アジャイル、DevOpsなど)を決定しなくてはいけません。

ステップ④ 契約形態の検討

開発の発注内容が固まった後は、外注先との契約形態を検討します。契約書の作成や法的なポイントを確認ししたうえで、外注先に説明を行います。

ステップ⑤ 見積もり

見積もりを取得する前に、まず社内で開発にかかる予想コストを評価しておくことが必要です。そのうえで、複数の外注先に見積もりを依頼し、精査したうえで予算を確定します。

ステップ⑥ 契約締結

契約書を作成して、外注先と開発委託契約を締結します。この段階で納期や品質基準、報酬などを明確化しておかないと、開発後にトラブルへ発展する可能性があるため注意が必要です。

ステップ⑦ 開発着工

外注先に発注後、開発が始まります。外注先とのコミュニケーションを密に取り、進捗管理を行いましょう。

なお、Webサービスの外注開発は、適切な外注先を選ぶことが成功の鍵です。事項以降で、外注先を選ぶポイントを紹介します。

外注先を選ぶときの5つのポイント

外注先を選ぶときの5つのポイントは下記の通りです。

  • ポイント① 開発実績が豊富か
  • ポイント② 担当者の人柄や相性は良さそうか
  • ポイント③ 見積もりの金額は妥当か
  • ポイント④ 提案書の内容は充実しているか
  • ポイント⑤ 品質確保の仕組みがあるか

詳しく解説していきます。

ポイント① 開発実績が豊富か

Webサービス開発を依頼したいなら、必ず開発実績を確認するようにしましょう。実績の多さも重要ですが、実績の種類にも目を向ける必要があります。

またプロジェクトリーダーの役割を担う担当者の実績や経験も重要です。会社と担当者の双方の実績やスキルを考慮して選ぶようにしましょう。

ポイント② 担当者の人柄や相性は良さそうか

Webサービスの開発に携わる担当者(プロジェクトマネージャー)との相性が良さそうかどうか確かめてみるのも大切です。Webサービス開発の期間は数ヶ月程度ですが、長期であれば1年以上になります。

具体的な担当者との相性のポイントは下記の通りです。

  • 発注者のレベルに合わせて、分かりやすく丁寧に説明してくれるか
  • Webサービスの開発を一緒に進めていくうえで熱意を示しているか

上記を踏まえて、実際の打ち合わせを行った時の印象を参考にしてみましょう。

ポイント③ 見積もりの金額は妥当か

Webサービス開発の見積もり依頼をするなら、どのような内訳で構成されているのかを理解しておくことが重要です。具体的な作業内容を知っておくことで、費用が適正かどうかを判断することができます。

Webサービス開発の見積もりにおける代表的な項目は下記の通りです

  • 要件定義費用

要件定義費用は基本的にかかった時間で算出します。マネージャーのような役職者であれば、60~100万円が料金相場です。ただし仕様が複雑な場合は、費用も増える傾向にあります。

  • 設計費用

設計費用とは、Webサービスとして実現させるために必要な環境を検討するための費用です。要件定義で決定した内容がベースとなります。

  • デザイン

デザイン費用とは、UIデザインにかかる費用のことです。UIとは「ユーザーから見た画面」を指します。

  • 開発費用

開発費用とは、開発に携わるエンジニアの人件費です。この開発費用が、Webサービス全体の費用の大半を占めます。

また複数の業者との相見積もりを取って比較することで、自社が開発したいWebサービスの料金相場が妥当なのか判別できるでしょう。

ポイント④ 提案書の内容は充実しているか

契約前の段階で作成されるのが提案書です。どのようなサービスを提供できるのかを提案するための資料となります。

初回の打ち合わせや事前に提供された資料から、担当者が提案書を作成します。提案書で記載される主な内容は下記の通りです。

  • Webサービス開発の目的
  • 要望
  • 方針の提示
  • サイトマップ
  • ワイヤーイメージ
  • 開発面における具体的なポイント
  • 予算見積もり
  • 概算スケジュール

提案書をもとに過不足がないか、きちんと目を通しておきましょう。

ポイント⑤ 品質確保の仕組みがあるか

一般的にはWebサービスの開発は「プロジェクトマネージャー(PM)」が品質管理における責任者です。つまりPMの実力次第で、プロジェクトの成否が左右されかねないリスクも存在します。

いわゆる属人的なスキルに左右されない品質管理を目指すために、PMOQMOを配置する開発会社が増えています。

PMO(Project Management Office)とは、組織内のプロジェクトマネジメントを横断的に支援する部署です。目的として、プロジェクト管理や品質管理を強化することで、開発プロジェクトの成功率を高めて、顧客に高い価値を提供することが挙げられます。

QMO(Quality Management Officer)とは、PMO内で、品質管理に特化した役割を担う役職のことです。

属人化による品質のブレを避けるためにも、PMOやQMOのような仕組みが整っているか着目しておきましょう。

Webサービスの開発なら株式会社ペンタゴン

株式会社ペンタゴンでは、Webサービス開発に関する幅広いニーズに対応しています。特に、デザインと開発を融合させたアプローチを採用し、ユーザーにとって使いやすく、美しいアプリやWebサービスを提供することを目指しています。経験豊富なデザインチームが、要件定義からデザイン、開発、運用まで一貫してサポートします。

また、最新の技術を活用し、効率的な開発プロセスを実現。お客様のビジネスモデルに合わせた最適な提案を行い、成功に導くパートナーとして信頼されています。Webサービス開発をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

開発事例

Meet Music

レビュー投稿を参考に、行きたいコンサートが見つかる

クラシック音楽コンサートの検索、コンサート詳細の閲覧、そしてコンサートのレビューが可能です。

CLEVA

学生向けオンライン自習サービス

生徒たちのモチベーションが持続できるよう、Zoom、講師への質問機能、ランキング、分析機能などを設けています。

まとめ

業界的には、システム開発のプロジェクトの成功率は30%程度と言われています。株式会社ペンタゴンでは、こうした背景に対応して、品質向上や開発速度UPのための取り組みを日々実施しております。またペンタゴンでは、デザイナーがWebサービスの設計に関わることで、UI/UXに優れたアプリケーションの開発を実現しています。

今回ご紹介したWebサービスの外注の成功方法を参考に、アプリ開発計画を進めていきましょう。もし「自社のアプリを作りたいけど、実際にアプリ開発の費用は、どれくらいになるのか?」「アプリ開発の外注を検討していて、一度相談したい」などお考えでしたら、アプリ開発会社の株式会社ペンタゴン」にぜひご相談ください。私たちが貴社のアプリ開発をサポートし、成功へと導きます。

「株式会社ペンタゴン」の開発実績については、こちらをご覧ください。

下記よりお問い合わせできますので、お気軽にご相談ください!

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