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スペースシェアアプリの開発外注にかかる費用や期間は?ポイント解説

昨今では働き方の多様化が進み、オフィス以外の場所を拠点に働くことも珍しくなくなりました。このような背景から、「レンタルオフィス」や「レンタルスペース」が注目をあびていることをご存じでしょうか?もちろん仕事場としての使い道だけでなく、イベントや教室、友達とのパーティーなど、さまざまなシーンで活用されています。

こういった空間のレンタルが普及した理由の一つに「スペースシェアアプリ」の浸透が挙げられます。この記事では、近年広がりを見せるスペースシェアアプリについて、概要から開発方法、費用や期間などについて解説していきます。

スペースシェアアプリとは?

ここでは、スペースシェアアプリの概要と、具体的なアプリ名や特徴を挙げながら解説します。

スペースシェアサービスとは

スペースシェアサービスとは、使用していない部屋や空きスペースなど遊休資産をインターネットを通じて貸出し、有効活用するためのプラットフォームのことを指します。

これには、シェアオフィスやシェアキッチン等のように、企業から別の企業へ貸し出すBtoB型のサービスや、シェアパーキングやバケーションレンタル等の、企業から個人へ貸し出すBtoC型のサービスが存在します。

さらに近年は、スマートフォン等の普及によって、個人や企業が所有する遊休資産を手軽に貸し出すことが可能になり、CtoC型のサービスも増加しているようです。

主なスペースシェアアプリとサービス内容

ここからは主なスペースシェアアプリをご紹介します。

Suupは、カフェやレンタルスペースをワーキングスペースとして利用したい人向けです。

近くにあるカフェやワーキングスペースをリストアップして、Web会議可能、朝から営業などのカテゴリー別に表示します。また、お店の詳細情報画面では、設備等をアイコンで表示しているので、直感的に比較しやすいです。さらに、お店ではQRコードを利用して決済ができるので、毎回カードやお財布を出す必要はありません。

Bizplaceは、都市部を中心に様々な場所にある空きスペースが使い放題になる月額定額サービスを提供しているアプリです。電源やWi-Fiが完備のお洒落なオフィスを、地図から探して予約できます。

料金プランも、月々20時間の利用ができる「ライト」や時間無制限の「プレミアム」などがあり、自分の働き方に合ったプランを選択できるのもポイントです。

dropinは使用時間で精算ができるので、気軽に利用できます。無料会員登録とクレジットカードの登録をすれば、いつでもワークスペースが予約可能です。

カードを登録していなくても店舗情報を見ることは可能なので、カフェなどの予約が必要ない場所を利用する場合には活用できそうです。

Airbnbは、世界規模で泊まれる部屋を探して、貸し借りできるサービスです。現在は世界190ヶ国、34,000都市からの登録があるので、国内国外問わず、旅行先での宿泊場所を探すために利用されています。マンションやアパートの空いている部屋を、空いている期間だけ貸し出すことも可能です。

SPACE MARKETは、様々なレンタルスペースを探せるサービスです。会議室などのレンタルオフィスだけではなく、イベントスペースや撮影スタジオ、結婚式場からレンタルジムまで、幅広く掲載されています。

アプリでは限定のクーポンやキャンペーン情報、予約完了のお知らせが通知で届き、予約後のやりとりもメッセージ機能でスムーズに行うことが可能です。さらに、マイエリアやマイカテゴリーの情報を設定すれば、自分に合ったおすすめが表示されるので、気軽かつ簡単にレンタルスペースを利用できます。

スペースシェア業界のこれから

株式会社情報通信総合研究所の「シェアリングエコノミー関連調査2021年度調査結果」によると、スペースシェアリングサービスの市場規模は2025年度において8,292億円、さらに2030年度には2兆4053億円まで拡大すると予想されています。

特にウィズコロナでは、デリバリーサービスに特化している「ゴーストキッチン」が増加傾向にあります。これまでは飲食店の開業で一番のハードルになっていた開業資金を大幅に抑えるため、既存のスペースを有効活用するケースが多くなっているのです。

出典 株式会社情報通信総合研究所「シェアリングエコノミー関連調査2021年度調査結果」

スペースシェアサービスのスマホアプリを開発すべき理由

今や日本におけるスマートフォンの利用率は80%を超えており、若者のみならずシニア層にも普及しています。そして、スマートフォンを利用している時間の約85%はアプリが占めています。つまり多くの人達が、アプリから様々な情報を受け取っているということです。

これこそが、スマホアプリを開発すべき大きな理由です。スマホアプリはホーム画面に表示されるので利用者の目に留まりやすく、未読件数を知らせる通知やプッシュ通知で、利用者へアプリ利用を促すことができます。そのため、アプリを開発することで、端末のホーム画面から手軽に、そして通知で何度も、サービス利用を訴えかけることができるのです。

遊休資産の情報をアプリで公開すれば、利用者が気軽にその情報を受け取ることができるでしょう。

出典:「インテージ 知る Gallery」2021年5月17日公開記事

スペースシェアアプリに必要な機能

ここでは、スペースシェアアプリを作る上で必要な機能や、アプリをより良くするためにあると良いアプリについて解説します。

全員に必要な機能

スペースシェアアプリには「使う側」と「提供する側」が存在します。まずは、双方に必要な機能の一例です。

  • 会員登録
  • ログイン
  • 会員登録情報の変更および退会
  • 問い合わせ
  • メッセージのやりとり

スペースを使う側の機能

次に、スペースを使う側に必要な機能です。

  • 利用可能なスペースの検索と絞り込み
  • 気になるスペースの管理(お気に入り機能など)
  • スペースの予約
  • 予約済みのスペースの管理
  • 口コミの投稿と閲覧
  • 利用料の支払いに関する機能

スペースを提供する側の機能

最後に、スペースを提供する側に必要な機能です。

  • スペースに関する情報の登録や編集
  • スペースの予約状況の確認
  • 利用料の受け取りに関する機能

スペースシェアアプリの開発は外注がおすすめ

スペースシェアアプリを開発する際、自社で開発するか外注するかを決める必要があります。自社開発と外注にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、ここで確認しておきましょう。

自社開発

メリット:社内の人材で開発ができるため費用が抑えられる

デメリット:アプリの開発スケジュールや品質が社内の人材の力量に左右される

外注

メリット:高品質でスピード感のある開発ができる

デメリット:専門家に依頼することで費用がかさむ

アプリ開発に関するスキルを持っているエンジニアや、豊富な設備環境がそろった企業であれば、自社でも十分なアプリ開発が行えます。一方、開発設備に恵まれていない環境だったり、社内にアプリ開発のスキルをもった人がいなかったりする場合には、専門知識をもった企業に依頼するのがおすすめです。

アプリ開発を外注で特に重要なのは、「外注先の企業選び」です。アプリ開発を請け負っている会社には、それぞれ得意とする分野やジャンルがあります。せっかく外注しても、外注先の強みと自社が開発して欲しいイメージにずれが生じたままだと、的外れなアプリ開発になってしまう可能性が高くなります。

スペースシェアアプリの外注先を決める際は、複数の会社に見積もりを依頼し、費用などを比較した上で開発会社を決定しましょう。そのためには、アプリ開発の費用がどの程度かかるのかおおよその相場を把握しておくことが大切です。

なお、モバイルアプリ開発に関しては、こちらの記事で全体像の解説や、細かいポイントの紹介をおこなっていますので、ぜひご覧ください。

モバイルアプリ開発の流れと、依頼の際に知っておくべき注意点を解説

スペースシェアアプリの開発費用と期間

続いては、スペースシェアアプリを開発する際にかかる費用や期間について、解説します。

開発費用

スペースシェアアプリの開発において、オリジナルのアプリをフルスクラッチで開発する場合、一般的な相場として800万円~の費用がかかります。さらに多くの機能を追加する場合、1,000万円を超える費用となる場合もあります。

プログラマーやエンジニアの人件費相場を把握して、アサインすることでも可能ですが、専門的な知識も必要となるため経験のない中、社内で調整するとかえって時間がかかってしまうこともあります。その場合は、要件調整から相談に乗ってくれる開発会社に委託することが、最もコスパが良い結果になる傾向があります。

また、自社内にスキルや経験がある場合、要件定義やデザインなど自社で対応できる部分を担当することで、開発会社側の負担を少なくできることもあります。これにより外注費用を削減できるケースもありますが、アプリのデザインが未経験の場合は、専門家である外注先企業に任せたほうが問題は起きにくいでしょう。

この他にも、開発会社と利益を分配する「レベニューシェア型契約」をすれば、初期費用を抑えることが可能です。ただし、この形態がとれるかどうかは企画次第となります。

開発期間

アプリの開発形態には「クラウド型」と「フルスクラッチ型」の2種類が存在します。

クラウド型とは、既にあるモジュールを組み合わせることでアプリを作る方法です。メリットは安価で時間を掛けること無くアプリを開発できることです。また、運用の一部をプラットフォーム側で行うことがあるのもポイントです。

しかし、既存のモジュールを使用するため、他社のデザインと似てしまう可能性があることや、細かい機能の調整が難しいこともあります。それに加えて、運用保守をプラットフォーム側で行っていた場合、運営が終了してしまうとアップデートなどのサポートができなくなる可能性があります。

リリースの早さや費用を抑えることを重要視する場合はこちらがおすすめです。

一方、フルスクラッチ型とは、クラウド型と違いアプリを1から作っていく方法です。取り入れたい機能の調整や仕様を細かく決められることが大きなメリットでしょう。また、長期間の運用がしやすいことも特徴です。

しかし、開発期間に最低でも7ヶ月、長いと1年以上かかることもあります。また、多額の経費が掛かる場合がほとんどで、要件定義がハッキリせずあいまいだったりすると、多額の費用と長い期間に反して、納得のいかないアプリになってしまう可能性もあります。開発会社とコミュニケーションをとり、要望を細かく伝えながら制作を進めることが重要でしょう。

スペースシェアアプリ開発の流れ

まずは、作りたいアプリイメージを明確にすることが大切です。アイディアを出し合い、どんなユーザーをターゲットにするのかどんな目的でアプリを作るのかを共有してまとめます。企画があいまいなまま進めてしまうと、発注先との意思疎通がうまくいかず、求めていたアプリと違うといったトラブルが起きてしまうかもしれません。

次に、RFPを作成します。RFPとは、Request For Proposal(提案依頼書)の略称で、アプリの目的や取り入れたい機能について、文字や図を用いて記載した文書のことを指します。このRFPを外注先企業へ提出することで、目的に沿った具体的な提案を受けることができ、最適な開発会社選びが可能です。

その後は、開発会社の選定や設計、実開発などを、開発会社とコミュニケーションを取りながら進めていきます。この段階で漏れや抜け、あいまいな箇所があると後でトラブルが発生しやすくなるため、細かい仕様をすり合わせながら進めましょう。

開発後にはテストリリース、アプリストアへの申請を経て。無事リリースとなります。

スペースシェアアプリ開発のポイント

ここでは、スペースシェアアプリを開発する際の重要なポイントを解説します。

企画は自社内でしっかり作り込む

アプリを自分で開発する方はもちろん、外注する場合でも共通して大切なことがあります。それは、「どんなアプリを開発するのか?」という点を徹底的に考えることです。

アプリの成功は、最初の企画段階によって左右されると言っても過言ではありません。他社に対して差別ができていないアプリの場合、開発に多額の費用をかけたものの全く注目されないといった可能性も有り得ます。

スペースシェアアプリ市場において、現状どんなサービスが提供されており、今後どのようなニーズが見込まれるかなど、他社やユーザーの動向を考慮した上で企画を作り込みましょう。

マネタイズプラン作りが重要

どんなに良いアプリをリリースしても、収益が無いとサービスの維持は困難です。そのため、アプリのスタイルに合わせたマネタイズプランを作る必要があります。

例えば、広告を表示してマネタイズするのであれば、より多くのユーザーを獲得する必要があります。一方でサブスクリプションのような定額課金制の場合には、ユーザーのエンゲージメントを高めるような仕組みづくりが必要でしょう。また、「フリーミアム」という選択肢もあります。これは、無料版のアプリで使い地を試してもらい、気に入ったら有料版を購入してもらう形で収益を得る手法です。その他にも、企業とスポンサーシップ契約を結んで収益を支援してもらう「スポンサーシップ」によってマネタイズをする手もあるでしょう。

このように、マネタイズのプランによって必要な機能や、アプリ内のUIUXも変わるはずです。アプリの設計とマネタイズプランでバッティングが起きないよう、事前によく練っておきましょう。

まとめ

今回はスペースシェアアプリの開発外注のポイントとして、概要や主なアプリの特徴、開発すべき理由や必要な機能、外注のすすめやその場合の期間や費用、開発の流れやポイントをご紹介しました。

アプリ開発においては、要件定義やアプリを開発する目的、マネタイズプランなど、初期フェーズを明確にさせておくことが大切です。また、外注する際には複数の会社へ依頼し、費用や期間だけでなく開発までにどんな工程を挟んでいるのか等をじっくり比較しましょう。

ぜひ、今回紹介した内容を参考に、後悔のないアプリ開発を叶えてみてください。

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