ニュースアプリ開発の方法や外注のポイントとは?費用も解説
ニュースアプリは、さまざまなジャンルのニュースをパソコンやスマートフォン向けに発信するためのアプリです。近年、情報収集の手段として多くの人に利用されています。
本記事では、ニュースアプリ開発実績のあるペンタゴンが、ニュースアプリを制作する際に決めるべき4つのことを紹介します。
- 決めるべきこと① 制作するニュースアプリの種類
- 決めるべきこと② 自社開発か外注かを決める
- 決めるべきこと③ ネイティブアプリかWebアプリか
- 決めるべきこと④ 開発の手法は何を採用するか
また、費用相場や開発の流れなど、ニュースアプリ開発に必要な情報を解説していきます。
ニュースアプリの開発を検討中の方は、ぜひ「株式会社ペンタゴン」までご相談ください。
株式会社ペンタゴンのニュースアプリ制作事例「マナポート」
株式会社ペンタゴンでは、ニュースアプリ開発実績として、金融情報や暗号資産のニュースに特化した「mana port - マナポート - 」の制作実績があります。
◆mana port - マナポート -
主な機能
- ニュース提供(金融情報や暗号資産など)
- 金融系コラム
- 音声認識機能
- 画像生成機能
- AIチャットボット
このアプリは、ユーザーの日常生活に役立つ情報を提供するポータル的な役割を果たし、特に投資家や金融に関心のあるユーザーに向けた機能が充実しています。
アプリの特徴の一つは、音声認識機能やAIチャットボットの搭載です。これにより、ユーザーは音声で情報を検索したり、質問を投げかけたりすることができ、よりインタラクティブな体験を提供します。
例えば、特定の金融商品についての情報を取得したり、リアルタイムでの市場動向を確認したりすることが可能です。さらに金融系コラムや専門家による深掘り情報の提供も行っています。これにより、ユーザーは単なる速報ニュースだけでなく、より深い知識を得ることができ、投資判断に役立てることができます。
コラムは、最新の市場トレンドや投資戦略についての洞察を提供し、ユーザーの理解を深めるための重要なリソースとなっています。
株式会社ペンタゴンのニュースアプリ開発では、ニュース配信するだけでなく、音声認識やAI技術を活用したユーザー体験の向上を図り、日々の生活に役立つ情報を提供するといった、ユーザーへ利便性を提供する機能の開発にも実績があります。
ユーザーの体験を重視し、ニュースアプリ制作に盛り込んでいく提案・開発などをご要望であれば、是非ともペンタゴンにご相談ください。
ニュースアプリを制作する際に決めるべき4つのこと
決めるべきこと① 制作するニュースアプリの種類
ニュースアプリには多様な種類が存在し、それぞれ異なる機能や特性を持っています。定期的にニュースを配信するだけでなく、読者が記事にコメントを付けられる機能や、ユーザーの興味に基づいてニュースを自動で分析・配信する機能を搭載しているものもあります。
ニュースアプリの3つのタイプ
- タイプ①オウンドメディア型
自社のウェブサイトをアプリ上で展開する形式です。企業やブランドが自らの情報を発信し、ユーザーとの接点を増やすことができます。 - タイプ②キュレーション型
ユーザーにとって関連性の高いニュースをピックアップし、提供するスタイルです。特定のテーマやジャンルに特化した情報を集約し、ユーザーの興味を引くことが目的です。 - タイプ③地域特化型
特定の地域に関連するニュースを中心に配信するアプリも増えています。地域密着型の情報提供は、特定のユーザー層をターゲットにした集客方法として効果的です。
ニュースアプリの収益化のモデル
ニュースアプリのビジネスモデルは、主に広告収入や月額会員制によるものが一般的です。広告機能を開発する際には、一定のコストがかかりますが、収益を上げるためには欠かせない要素です。ユーザーの属性や行動に応じて表示する広告をカスタマイズしたり、バナー広告や動画広告を組み合わせたりすることで、収益の向上を図ることが可能です。
ユーザーコミュニティの形成
最近では、特定のジャンルや地域に特化したニュースアプリが増加しており、ユーザー間で情報交換を行える機能を搭載することで、ファンコミュニティを形成することができます。独自性の高い情報を提供することで、ユーザーの継続利用を促進することが期待されます。
このように、ニュースアプリの制作にあたっては、どのような種類のアプリを作成するかを明確にし、それに応じた機能や収益化の戦略を考えることが求められます。
決めるべきこと② 自社開発か外注かを決める
ニュースアプリの開発において、自社開発と外注の選択は非常に重要です。以下にそれぞれのメリットとデメリットを整理します。
自社開発のメリット
- 完全なコントロール: プロジェクトの進行状況や方向性を自社で管理できるため、迅速な意思決定が可能です。
- 企業文化に沿った開発: 社内チームは企業のビジョンや戦略を理解しているため、アプリの機能やデザインがブランドに合致しやすいです。
- リアルタイムでのフィードバック: 開発チームが社内にいることで、迅速な情報更新や調整が可能になります。
自社開発は、特にニュースアプリのように迅速な情報更新が求められるプロジェクトにおいて、開発チームが企業の文化や戦略を深く理解しているため、アプリの機能やデザインがブランドに合致しやすいという利点があります。また、リアルタイムでのフィードバックが可能であるため、迅速な調整が行えます。
外注のメリット
- 専門的なスキルへのアクセス: 最新の技術やトレンドに精通した外部の専門家を活用することで、アプリの品質を向上させることができます。
- コスト効率: 外注はコスト効率が良く、必要なリソースを柔軟に調整できるため、プロジェクトのスケールに応じた対応が可能です。
- ハイブリッドアプローチの可能性: 開発初期段階では外注を利用し、後に社内チームを育成するというアプローチも考えられます。
外注の利点として、専門的なスキルを持つ開発者にアクセスできることが挙げられます。特に、最新の技術やトレンドに精通した外部の専門家を活用することで、アプリの品質を向上させることができます。また、外注はコスト効率が良く、プロジェクトのスケールに応じた柔軟なリソース調整が可能です。さらに、開発初期段階では外注を利用し、後に社内チームを育成するハイブリッドアプローチも有効です。
最終的な選択のポイント
- プロジェクトの規模: プロジェクトの規模に応じて、自社開発か外注かを選択することが重要です。
- 予算の確認: 開発にかかるコストを明確にし、予算内で実現可能な方法を選ぶ必要があります。
- 必要な専門知識: プロジェクトに必要な専門知識を考慮し、どちらの方法が適しているかを判断します。
- 長期的な運用計画: アプリの運用計画を考慮し、持続可能な開発体制を選択することが成功に直結します。
最終的には、プロジェクトの規模、予算、必要な専門知識、そして長期的な運用計画に基づいて、自社開発か外注かを慎重に選択することが重要です。特にニュースアプリは、ユーザーのニーズに迅速に応える必要があるため、開発体制の選択はアプリの成功に直結します。
決めるべきこと③ ネイティブアプリかWebアプリか
ニュースアプリを開発する際、ネイティブアプリとWebアプリの選択は、ユーザー体験や機能性に大きな影響を与えます。以下にそれぞれの特徴と利点を整理します。
ネイティブアプリの特徴
- デバイス機能のフル活用: ネイティブアプリは、特定のプラットフォーム(iOSやAndroid)向けに開発されるため、カメラやGPS、プッシュ通知などのデバイス機能を最大限に活用できます。
- オフライン機能: ユーザーはインターネット接続がなくてもアプリを利用できるため、オフラインでのコンテンツ閲覧が可能です。
- インタラクティブな体験: リアルタイムでの通知やインタラクティブな機能を提供できるため、ユーザーのエンゲージメントを高めやすいです。
ネイティブアプリは、特にニュースアプリにおいて、リアルタイムでの通知やオフラインでのコンテンツ閲覧が重要な要素となるため、その利点は大きいです。ユーザーが頻繁にアプリを使用し、迅速な情報提供を求める場合には、ネイティブアプリが適しています。
Webアプリの特徴
- 開発コストの低さ: Webアプリはブラウザを通じてアクセスできるため、開発コストが比較的低く、複数のプラットフォームに対応しやすいです。
- インストール不要: ユーザーはアプリをインストールする必要がなく、すぐにアクセスできるため、初期のユーザー獲得が容易です。
- 更新の容易さ: Webアプリはサーバー側で更新が行えるため、ユーザーは常に最新の状態で利用できます。
Webアプリは、広範なユーザーに迅速に情報を提供したい場合に有効です。特に、コストを抑えつつ多くのユーザーにリーチしたい場合には、Webアプリが適しています。しかし、デバイス機能へのアクセスが制限されるため、ユーザー体験がネイティブアプリに比べて劣る場合があります。
最終的な選択のポイント
- ターゲットユーザーのニーズ: ユーザーがどのような体験を求めているかを考慮することが重要です。
- アプリの目的: リアルタイムの情報提供が求められる場合はネイティブアプリ、インストール不要で広範なユーザーへの情報提供が求められる場合はWebアプリが適しています。
- コストとリソース: 開発コストやリソースの制約を考慮し、どちらのアプローチがより実現可能かを判断します。
したがって、ニュースアプリにおいては、予算が十分にある場合は、リアルタイム通知やオフラインでもコンテンツ閲覧が可能なネイティブアプリで開発すべきでしょう。一方で、予算が限られている場合や、広範なユーザーに情報を提供したい場合には、Webアプリを開発すべきです。
決めるべきこと④ 開発の手法は何を採用するか
ニュースアプリの開発において、どの開発手法を採用するかは、プロジェクトの成功に大きな影響を与えます。以下に、一般的な開発手法の特徴を整理します。
アジャイル手法
- 短いスプリントでの開発: アジャイル手法では、短期間で開発を進め、定期的にユーザーからのフィードバックを取り入れます。
- 変化への柔軟な対応: ニュース業界のように変化が激しい環境において、ユーザーのニーズに応じた機能の追加や改善が容易です。
- 競争力の向上: アプリの競争力を高めるために、迅速な対応が可能となります。
アジャイル手法は、特にユーザーのニーズが変化しやすいニュースアプリにおいて、迅速なフィードバックループを実現し、機能の改善を促進します。
ウォーターフォール手法
- 順次進行する開発: 各フェーズを順番に進めるため、要件が明確で変更が少ないプロジェクトに向いています。
- 柔軟性の欠如: ニュースアプリのように迅速な対応が求められる場合、ウォーターフォール手法は柔軟性に欠ける可能性があります。
ウォーターフォール手法は、要件が明確で変更が少ないプロジェクトに適していますが、迅速な対応が求められるニュースアプリには不向きです。
ラピッドアプリケーション開発(RAD)
- 迅速なプロトタイプ作成: プロトタイプを迅速に作成し、ユーザーのフィードバックを基に改善を重ねる手法です。
- 初期段階でのユーザー反応重視: ユーザーの期待に応えるために、開発プロセスを短縮し、迅速に市場に投入することが可能です。
RADは、特に初期段階でのユーザーの反応を重視するニュースアプリにとって有効な手法です。迅速な市場投入が可能で、ユーザーの期待に応えることができます。必要なコア機能に絞って開発するため、企画段階での理想とするニュースアプリから程遠い成果物になる可能性はありますが、ユーザーが使いたい機能を提供するといった点において、最も効果的な手法と言えます。
RADとアジャイル手法は類似していますが、アプローチが異なります。RADはユーザーフィードバック主体で機能追加や改修を行うものである一方、アジャイル手法は要件主体でユーザーフィードバックを加味した機能追加や改修を行う点が異なります。
最終的な選択のポイント
- プロジェクトの特性: 各手法の特性を理解し、プロジェクトの特性に応じて選択することが重要です。
- チームのスキルとリソース: チームのスキルやリソースに応じて、最適な手法を選ぶことが成功に繋がります。
- 手法の組み合わせ: 各手法を適切に組み合わせることで、より効果的な開発プロセスを実現することができます。
ニュースアプリの制作は外注が一般的
ニュースアプリの開発は、専門的な知識や技術が求められるため、外注することが一般的です。外部の開発会社に依頼することで、コストを抑えつつ、質の高いアプリを短期間で実現することが可能です。ここでは、ニュースアプリ制作における外注のメリットや、依頼先の選び方について詳しく解説します。
外注のメリット
- 専門知識の活用
アプリ開発会社は、豊富な経験と専門知識を持っています。これにより、最新の技術やトレンドを取り入れたアプリを制作することができます。特にニュースアプリは、ユーザーのニーズに応じた機能が求められるため、専門家の意見が役立ちます。 - コストの最適化
自社で開発を行う場合、エンジニアの人件費や設備投資が必要になりますが、外注することでこれらのコストを抑えることができます。外注先の選定によっては、予算に応じた柔軟なプランを提案してもらえることもあります。 - 迅速な開発
外注先の開発チームは、プロジェクトに専念できるため、開発スピードが向上します。特に、ノーコードツールを活用することで、短期間でのアプリ制作が可能となります。これにより、早期に市場に投入し、ユーザーからのフィードバックを得ることができます。
依頼先の選び方
ニュースアプリの開発を外注する際は、依頼先の選定が成功のポイントとなります。以下の点を考慮して選ぶと良いでしょう。
- 実績の確認
過去の開発実績を確認することで、その会社の技術力や対応力を把握できます。特に、ニュースアプリの開発経験がある会社を選ぶと、よりスムーズに進行する可能性が高まります。 - 料金の透明性
見積もりを依頼する際は、料金の内訳が明確な会社を選ぶことが重要です。複数の会社から見積もりを取り、比較することで、コストパフォーマンスの良い選択ができます。 - サポート体制の確認
開発後のサポートが充実しているかどうかも確認しておきましょう。アプリの運用中に発生する問題に迅速に対応できる体制が整っていることが望ましいです。
ニュースアプリの制作は、外注することで専門的な知識を活用し、コストを抑えつつ迅速に進めることが可能です。依頼先の選定には、実績や料金、サポート体制をしっかりと確認することが求められます。これらのポイントを押さえ、理想のニュースアプリを実現しましょう。
ニュースアプリの開発にかかる費用は300万円~
ニュースアプリの開発費用は、依頼する制作会社や作業内容、納期によって大きく変動します。特に、iOSとAndroidでは開発環境が異なるため、それぞれに必要な知識や技術も異なります。両プラットフォームに対応したアプリを開発する場合、開発工数が増加し、結果として費用が高くなる傾向があります。
一般的な費用相場
シンプルなニュースアプリの場合、iOS・Android両対応での開発費用はおおよそ250万円から300万円が相場です。具体的な機能別に見ると、以下のような費用がかかります。
- 広告機能: 10万円~25万円
- サイト内検索機能: 約5万円
- ログイン機能: 10万円~20万円
- アプリ内購入機能: 約20万円
これらの機能を組み合わせることで、アプリの全体的なコストが決まります。
人件費の影響
アプリ開発にかかる費用の大部分は人件費です。作業日数や搭載する機能によって開発費用は異なるため、コストを抑えたい場合は必要な機能を厳選することが求められます。
◆人件費の相場
職種 | 人件費 (万円/月) | スキル感 |
プログラマー (PG) | 50〜100 | コーディングを主に担当し、実装に特化 |
初級システムエンジニア (SE) | 60〜100 | 基礎的な知識を持ち、簡単なタスクを担当 |
中級システムエンジニア (SE) | 80〜120 | 実務経験があり、プロジェクトの一部をリード |
上級システムエンジニア (SE) | 120〜160 | 高度な技術力を持ち、全体の設計や戦略を担当 |
プロジェクトマネージャー (PM) | 100〜160 | プロジェクト全体の管理を行い、チームをリード |
デザイナー | 60〜120 | UI/UXデザインを担当し、ユーザー体験を重視 |
この表は、アプリ開発における主要な職種とそれに伴う人件費の相場を示しています。職種ごとに求められるスキルレベルや役割が異なるため、適切な人材を選定することがプロジェクトの成功に直結します。
プログラマーは、主にコーディングを担当し、実装に特化した役割を果たします。彼らのスキルに応じて人件費が変動します。
初級システムエンジニアは、基本的なプログラミングスキルを持ち、簡単なタスクを担当します。彼らは主に指示に従って作業を行うため、コストは比較的低めです。
中級システムエンジニアは、実務経験が豊富で、プロジェクトの一部をリードする役割を担います。彼らはより複雑な問題を解決する能力が求められ、コストも上昇します。
上級システムエンジニアは、高度な技術力を持ち、プロジェクト全体の設計や戦略を担当します。彼らの専門知識はプロジェクトの成功に不可欠ですが、その分人件費も高くなります。
プロジェクトマネージャーは、プロジェクト全体の管理を行い、チームをリードする重要な役割を担います。彼らはプロジェクトの進行状況を把握し、リスク管理を行い、リソースの最適化を図るため、コストは高めです。
最後に、デザイナーはUI/UXデザインを担当し、ユーザー体験を重視した設計を行います。デザインの質はアプリの成功に大きく影響するため、適切な人材を選ぶことが重要です。
各職種の役割やスキル感を理解することで、アプリ開発における人件費の見積もりや適切な人材の選定が可能になります。
高機能アプリの開発費用
もし、ログイン機能やアプリ内購入機能を備えたニュースアプリを開発する場合、総額500万円以上が必要になることが一般的です。これに加えて、リリース後の保守運用にも費用がかかります。ニュースアプリはサーバーのレンタルやアップデート、バグ修正などの管理費が発生するため、予算を決める際にはこれらの保守管理費も考慮する必要があります。
保守運用の費用
アプリをリリースした後も、保守運用は欠かせません。具体的には、以下のような費用が発生します。
- サーバーのレンタル費用: 月数万円
- アップデートやバグ修正: 月数十万円
- データバックアップやセキュリティ対策: 月数万円
これらの費用は、アプリの規模や機能によって異なるため、事前に見積もりを行い、運用コストを把握しておくことが大切です。
開発の流れと外注のポイント
ニュースアプリの開発を外注する場合、まずは企画を具体化し、どのようなアプリを作成するかを明確にすることが必要です。制作会社に依頼する際には、提案依頼書(RFP)を作成し、アプリの概要や搭載する機能を詳細に記載することで、正確な見積もりを得やすくなります。
発注先を選ぶ際には、過去の開発実績や得意分野を確認することが重要です。特に、ニュースアプリの開発経験が豊富な制作会社を選ぶことで、スムーズな進行が期待できます。
ニュースアプリの開発には、機能や規模に応じてさまざまな費用がかかります。シンプルなアプリであれば250万円から300万円が相場ですが、高機能なアプリの場合は500万円以上の予算が必要です。開発を外注する際には、事前に企画を具体化し、信頼できる制作会社を選ぶことが成功の鍵となります。また、リリース後の保守運用費用も考慮し、総合的な予算を立てることが大切です。
【相場】モバイルアプリの開発費用はいくら?開発費を抑える方法も紹介
ニュースアプリに必要な機能とは?
ニュースアプリに搭載されている主な機能は?
ニュースアプリには、さまざまな機能が搭載されており、ユーザーが快適に情報を取得できるように設計されています。これらの機能は大きく「アプリの主軸となるコンテンツ」と「ユーザビリティを向上させる機能」に分けられます。
アプリの主軸となるコンテンツ
- 記事の配信や閲覧に関する機能
- 動画の自動再生機能
- コメント/掲示板機能
- SNS連携機能
- 購読/会員登録機能
ユーザビリティを向上させる機能
- 通知機能
- ブックマーク機能
- 閲覧履歴の記録/表示機能
- タブ/カテゴリー機能、またはタブ/カテゴリーの並び替え機能
- エリア設定
- 天気設定
- ダウンロード機能
一般的なニュースアプリには、ニュースの自動検索機能やカテゴリー機能、広告機能、サイト内検索などが含まれています。また、定額制の会員システムや有料記事を提供している場合、アプリ内での購入や決済が可能な機能も多く見られます。
さらに、天気情報や路線情報、動画コンテンツを提供するアプリもあり、ユーザーが移動中や外出先でもスムーズに情報を得られるよう、事前にダウンロードできる機能が搭載されています。この機能により、一度ダウンロードしたニュースはオフラインでも閲覧可能となり、通信環境が不安定な場合でも情報を続けて確認できます。
提供したいサービスによって必要な機能は大きく異なる
配信するニュースのカテゴリや広告の種類など、どういったニュースアプリを制作するかによって必要な機能は大幅に異なります。
ニュースアプリの機能要件
- ニュースの自動検索
- SNS連携
- プッシュ通知
- など
常に最新情報を発信するようなメディアであれば、ニュースの自動検索やSNS連携、プッシュ通知などの機能が必要です。これにより、話題性が高いニュースをSNSで共有できるようになり、ニュースの拡散と共に制作したニュースアプリの知名度や評判が向上する効果も見込めるでしょう。
ストック型コンテンツ向けの機能
- カテゴリ機能
- タグ機能
- など
いつ読んでも楽しめるようなストック型コンテンツが中心であれば、カテゴリ機能やタグ機能など、目的の情報にアクセスしやすくなる機能が欠かせません。これにより、ユーザーは興味のある情報を簡単に見つけることができ、アプリの利用頻度が高まります。
ビジネスモデルに応じた設計
- 広告
- アプリ内課金の動線
- など
広告以外にアフィリエイトリンクなどからの収益を得る場合、ビジネスモデルに応じた設計も必要です。アプリ内広告で収益を得るのであれば、多くの広告が目に入るように設計したり、アプリ内課金を目的とするのであれば、有料版の魅力を伝え、課金のための適切な導線を設けたりと、方法はさまざまです。
コミュニティ機能の重要性
- 掲示板
- コメント・チャット機能
- など
ファンコミュニティを活性化させたい場合には、アプリ内に掲示板機能を設けたり、コメント・チャット機能を追加するなど、サービス特性に応じた機能が必要です。これにより、ユーザー同士の交流が促進され、アプリの利用価値が高まります。
このように目的に応じて最適解が異なるため、まずは目標を明確にしたうえで必要な機能を洗い出してみましょう。これにより、ユーザーのニーズに合ったアプリを効果的に開発することが可能になります。
ニュースアプリ開発の7つのステップ
ステップ① 企画
ニュースアプリの開発を始める際には、まずどのようなアプリを制作するかを明確にすることが重要です。この企画段階では、ターゲットユーザーや提供するニュースのジャンル、アプリの機能などを具体的に検討します。例えば、特定のテーマに特化したキュレーション型アプリや、ユーザーがコメントできるインタラクティブなアプリなど、目的に応じた設計が求められます。企画をしっかりと固めることで、開発プロセスがスムーズに進み、最終的な成果物の質を高めることができます。
ステップ② 発注
開発業務を外部に委託する際には、ニュースアプリの概要や必要な機能を明確にした提案依頼書(RFP)を作成することが重要です。このRFPを発注先に提出することで、具体的な制作スケジュールや費用、工数の見積もりを得やすくなります。提案依頼書には、プロジェクトの目的や要件を詳細に記載することで、発注先が自社のニーズを正確に理解し、適切な提案を行うための基盤を築くことができます。これにより、スムーズなコミュニケーションが促進され、プロジェクトの成功に繋がります。
ステップ③ 設計
発注先との企画内容の共有が完了し、制作依頼の承諾を得たら、次にニュースアプリのデザインやシステム設計に関する打ち合わせを行います。この段階では、使用するプログラミング言語や完成時のデザインなど、重要な要素を決定します。これらの選定は、アプリ開発の予算やスケジュールに直接影響を与えるため、慎重に進める必要があります。設計が明確になることで、開発プロセスがスムーズに進行し、最終的な成果物の質を高めることが期待できます。
ステップ④ 実装
ニュースアプリの設計が完了した後は、設計情報に基づいてプログラミングを開始します。この段階では、アプリの機能を実装し、動作確認やバグ修正を行いながら、スケジュールに従って開発を進めていきます。プログラミング作業は、設計に基づいて進められ、仕様に従った動作を確認することが重要です。バグや不具合が見つかった場合は、迅速に修正を行い、テストを繰り返すことで、品質の高いアプリを目指します。このプロセスを通じて、最終的なアプリの完成度を高めていきます。
ステップ⑤ 受入テスト
アプリの動作テストが完了した後、最終確認としてクライアントによる受入テストを実施します。このテストは、依頼内容に基づいてアプリが正しく動作するか、リリースに向けて不具合がないかを確認する重要な工程です。受入テストでは、実際の運用環境に近い条件でアプリを使用し、ユーザーの要求を満たしているかを検証します。このプロセスを通じて、最終的な品質を確保し、クライアントの期待に応える製品を提供することが目指されます。受入テストの結果は、リリースの可否を決定する重要な要素となります。
ステップ⑥ リリース
受入テストで問題がなければ、次のステップとしてストア申請を行います。申請が通過した後、アプリは順次公開される流れになります。ストア申請からアプリが公開されるまでには、通常1~2週間程度の時間がかかります。アプリ開発を外部に委託する場合、開発からストア申請までの一連のプロセスをまとめて依頼することが一般的です。このようにすることで、スムーズなリリースを実現し、クライアントのニーズに迅速に応えることが可能になります。
ステップ⑦ 運用保守
ニュースアプリをリリースした後は、いよいよ本格的な運用が始まります。この段階では、アプリの保守活動が重要です。具体的には、不具合の修正や、KPI達成に向けた機能の改善・開発に取り組む必要があります。ユーザーからのフィードバックを基に、アプリの使いやすさや機能性を向上させることが求められます。また、定期的なアップデートを行い、最新の技術やトレンドに対応することで、ユーザーの満足度を高め、アプリの競争力を維持することが重要です。これにより、持続的な成長とユーザーの定着を図ることができます。
ニュースアプリの開発を成功させる3つのポイント
外注でニュースアプリ開発を行う際には、開発スキルの高さや外部委託できる業務などを見て発注先を選ぶことが重要です。ニュースアプリの開発を成功させる3つのポイントをご紹介します。
- ポイント① あらかじめ企画を具体化しておく
- ポイント② 発注先選びではアプリの開発実績をチェック
- ポイント③ 保守運用体制も要確認
それぞれのポイントについて解説します。
ポイント① あらかじめ企画を具体化しておく
ニュースアプリに搭載したい機能やデザインといった企画内容を事前にまとめておくと、発注先との交渉や打ち合わせなどをスムーズに進めやすくなります。
自社が作りたいアプリの具体的なイメージを事前に固めておくことで、仕様書の作成や確認を行いやすくなるなど、いくつかのメリットも見込めます。対応するプラットフォームや搭載する機能によって必要な知識や工数は大きく異なるので、アプリの企画内容は早い段階で具体化しておきましょう。
また、制作会社が得意とする分野と依頼内容が大きく異なっていると、アプリの開発速度や品質が低下するリスクが高くなります。結果的に制作費用にも影響する要素なので、このステップは欠かさず行いましょう。
ポイント② 発注先選びではアプリの開発実績をチェック
過去のアプリ開発実績は、制作会社の得意とするジャンルや開発スキルの高さなどを判断できる重要なヒントです。例えばモバイル向けニュースアプリを制作する場合、iOSあるいはAndroidのニュースアプリの開発実績を持つ制作会社を選んだ方が安心でしょう。
ただし、開発実績が古い場合は当時のエンジニアが在籍していなかったり、新しいプログラミング言語に対応していなかったりするなどの可能性も考えられます。制作会社のWebサイトで公開されている実績をもとに、開発スキルを正確に判断することが大事です。
定期的に実績を積み重ねているのか、最新の実績があるか否か、モダンな言語やフレームワークを活用できているかなど、よく確認してみましょう。もしアプリストアに公開されているアプリがある場合は、実際にダウンロードしてみるのも良いかもしれません。
ポイント③ 保守運用体制も要確認
リリースしたアプリの品質、安全性などを維持し続けるには、OSアップデートへの対応や機能追加、修正といった保守運用を行うことが必要になります。
ニュースアプリはユーザーの関心を継続的に引きつけることが重要になるため、保守運用は欠かせません。例えば、アクセス数の増加によってサーバーに負荷が集中している場合、サーバー負荷を軽減する対策を行う必要があります。
適切な保守運用を行うには専門知識を持った人材が必要になるので、保守運用業務を自社と委託先のどちらが行うかを明確化しておくことが大事です。
まとめ
ニュースアプリを新規開発する際には、取り扱うニュースのジャンルや更新頻度、全体的なデザインなどを明確に決めることが重要です。開発業務を外部委託する場合、どういったニュースアプリを作成するか、まずは自社できっちりと固めておき、外注先に細かく共有しておきましょう。
今回ご紹介したニュースアプリ開発の方法や外注のポイントを参考にして、貴社のアプリ開発計画を進めていきましょう。もし「自社のニュースアプリを作りたいけど、実際にアプリ開発の費用は、どれくらいになるのか?」「ニュースアプリ開発の外注を検討していて、一度相談したい」などお考えでしたら、アプリ開発会社の「株式会社ペンタゴン」にぜひご相談ください。私たちが貴社のニュースアプリ開発をサポートし、成功へと導きます。
「株式会社ペンタゴン」の開発実績については、こちらをご覧ください。
下記よりお問い合わせできますので、お気軽にご相談ください