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スポーツマッチングアプリ開発の外注は実績が重要!開発の流れと外注先選びのポイント

マッチングアプリといえば、男女の出会いの場という印象があるのではないでしょうか。今回取り上げる「スポーツマッチングアプリ」は、スポーツを楽しみたい方同士のマッチングに特化したアプリです。自分と同じスポーツが好きな方を探したいと思っても、すぐに探せるとは限りません。そのような時に便利なのが、スポーツマッチングアプリです。

近年、さまざまなアプリへの注目が集まる中で、サービスの提供側としてはアプリ開発に必要な機能や相場を把握しておくことが大切です。本記事では、スポーツマッチングアプリに関心のある方やアプリ開発に携わる方向けに、スポーツマッチングアプリ開発における特徴や外注した場合の費用相場、開発の流れを中心に解説します。

スポーツマッチングアプリとは

スポーツマッチングアプリには、「スポーツを楽しむ仲間を探すアプリ」と「スポーツをきっかけに恋活や婚活を目的とするアプリ」の2種類があります。まずは、それぞれのアプリの特徴を見てみましょう。

スポーツ仲間を探すマッチングアプリ

スポーツ仲間を探すマッチングアプリは、純粋なスポーツ仲間や同じスポーツが好きな方を探すためのアプリです。恋愛要素は除外し、音楽やアーティストなどと同じくスポーツを共通の趣味とする方同士のマッチングやサークルメンバーを募集するアプリとなります。

スポーツを通じた恋活マッチングアプリ

スポーツを通じた恋活目的のマッチングアプリは、通常の恋活系のマッチングアプリにスポーツの要素を加えたアプリとなっています。スポーツを共通の趣味とする方同士の出会いを目的としており、スポーツ好きのパートナーを探せるのが特徴です。なお、恋活や婚活という性質上、アプリのユーザーは独身者に限られるといった制限があります。

ちなみにスポーツ全般を対象としたアプリのほか、昨今ではゴルフを楽しむパートナー探しに特化したゴルフマッチングアプリも多数登場しているようです。

スポーツマッチングアプリに必要な機能とは?

スポーツマッチングアプリのベースは、基本的なアプリの機能とマッチングに関する機能の2本立てとなるでしょう。具体的な機能は以下の通りです。

  • 会員データ管理機能
  • フォーム機能
  • 検索機能(並び替え機能)
  • SNS連携機能
  • メルマガ管理機能
  • 年齢認証機能
  • 決済機能
  • 退会手続き機能
  • メッセージ送受信機能
  • 口コミ機能
  • コンテンツ管理機能
  • ランキング機能
  • ポイント付与機能

また、「不適切なユーザーに対するブロック機能」「違反行為を報告する機能」「アダルトな内容を含む投稿ができないよう監視する機能」といった機能もあります。

現在リリース中のアプリを参考にした場合、スポーツマッチングアプリには次のようなユーザーのニーズに応える機能が必要になってくるでしょう。

・ユーザーが行いたいスポーツの仲間

・ほかのユーザーが募集するスポーツイベントへの参加

・観戦したい試合の観戦仲間の検索、募集機能

・位置情報から近隣のスポーツ施設、スクール、習い事の検索

スポーツマッチングアプリの開発にかかる費用は?

アプリ開発の費用は「作業単価×作業時間+固定費用=開発費」という計算式から計算できます。アプリの開発費用の相場は、500万円弱〜1000万円ほどが一般的で、同一ジャンルでも数百万単位の差があるのが特徴です。

また、費用はアプリに求める機能の充実度合い、アプリ開発を担当するプログラマーやエンジニアのスキルによっても異なります。

機能面と開発者のスキルによる費用の目安は以下の通りです。

アプリ全体における機能の充実度合い一般的な相場
最小限の機能のみ400~600万円
基本的な機能を搭載600~800万円
豊富な機能を搭載800万円以上
機能の追加機能1つにつき 10万~100万円程度
個別機能の搭載にかかる費用目安一般的な相場
ログイン機能20~40万円程度
決済システム30~50万円程度
ユーザーの会員データ管理50~100万円程度
アプリのデザイン10~100万程度
データ利用50~70万円程度
SNSなど他社ツールとの連携5万円程度
開発者一般的な相場
プログラマー個人:40~60万円程度大手企業の社員:50~100万円程度
システムエンジニア初級クラス:60~100万円程度中級クラス:80~120万円程度上級クラス:100~160万円程度下請け企業、個人事業主:40~60万円程度外国籍:30~40万円程度

アプリ自体の開発費のほか、以下のような費用もかかります。

費用項目一般的な相場
運営費約10~100万円以上※広告:数十~数百万円程/月
維持費約5~10万円/月
修正、追加開発費約20万円~
サーバー構築費40~80万円前後 ※アプリ機能やユーザー数による
テスト、モニター費用60~120万円前後
アプリストアへの登録料App Store:年間1万1,800円Google Play:約2,800円の初回登録料

一般的なアプリ開発の費用についてはこちらの記事でも解説しています。

【相場】モバイルアプリの開発費用はいくら?開発費を抑える方法も紹介

スポーツマッチングアプリ開発の流れ

スポーツマッチングアプリの開発は、通常のアプリ開発とほとんど同じ流れです。続いては、実際のアプリ開発の流れをポイントとともに順に紹介します。

自社内で企画を固める

アプリ開発では、まずどのようなアプリを開発したいのか、アプリの概要から開発に向けた企画書の作成を行います。開発の「目的」「ターゲット」「競合」という3点を明確にし、将来的にどのようなアプリをリリース、運用したいかという視点で企画を検討しましょう。

企画書は、見積り作成のために外注先に渡すもののため、アプリの細部までまとめられた企画書ほど実際の開発費用に近い費用の見積りができます。また、企画書があれば社内合意を得るのもスムーズです。

一例として、アプリの企画書には以下のような内容を含めるようにしましょう。

  • アプリを開発する目的
  • アプリのターゲットユーザー(誰に利用してほしいか)
  • ユーザーゴール(アプリの利用でユーザーが体験できること)
  • アプリコンセプト
  • 実装するアプリの機能
  • 競合となるアプリの特徴

アプリの企画書作成についてはこちらの記事でテキスト・動画で解説していますので、ぜひご覧ください。

複数社への見積り依頼・外注先の選定

企画書が完成したら、次はアプリ開発を依頼する外注先を選定します。選定の際は主に以下の項目を伝えましょう。条件に合っていそうな企業3社程度から見積りを取り、結果を比較し決定するのがおすすめです。

  • 納期
  • 予算
  • 企画概要
  • 想定している機能
  • アプリかWebサービスいずれか
  • 対応端末
  • 対応OS

多くのアプリ開発会社がある中で、開発会社選びはアプリ開発の成否を左右する重要な要素です。費用の安さよりも、これまで類似アプリの開発実績があるかという点を優先して選びましょう。

外注先が決まったら、開発会社と「要件定義」を行います。要件定義は、発注側が求めるアプリの内容を開発側が理解するために行うもので、アプリ開発の設計や実装作業の上流工程です。要件定義では、課題解決を意識しながら、以下の内容を分かりやすくまとめていきます。

要素内容
概要アプリ開発の目的や背景、リリース後の利用シーンなど、アプリ全体の概要を示す。
業務要件(システム要件)アプリでシステム化するものとしないものを分け、システム化する業務は流れを明確に示す。
機能要件発注側の希望に沿って、どのようにアプリに機能を実装するかを示す。
非機能要件アプリのパフォーマンスやセキュリティ、保守運用など機能面以外に必要となる要素を示す。

要件定義では、双方がコミュニケーションを密に取ることが大切です。発注側はアプリ開発への要望は漏らさず伝え、要件定義書を作成し費用感を把握しましょう。要件定義書が作成した契約書を締結し、本格的なアプリ開発のスタートとなります。

設計

要件定義書をもとに、実際のアプリの基本設計へと進みます。

基本設計は「外部設計」「内部設計」に分け、外部設計から行うのが一般的です。外部設計はアプリの操作性や画面のデザインに関するもので、ユーザーが実際に確認できる範囲の設計となります。

続く内部設計は、アプリ内部のデータベースやほかのシステムとの連携など、ユーザーが直接は確認できない部分の設計です。

開発

設計が終わると、アプリの仕様が固まります。続いては、アプリを開発するためのプログラミング作業です。

設計まで済んでいれば、仕様通りにプログラマーがプログラミングを行います。アプリは、リリース後に一定期間は継続して運用することになります。不具合やバグが発生することを想定し、継続的なアプリのメンテナンスに対応してくれるプログラマーを選ぶのが理想です。

テスト

プログラミングの次は、発注側の要望や仕様通りにアプリが動作するかを確かめるテストのフェーズです。アプリの「機能」「性能」「負荷」「セキュリティ」「ユーザビリティ」という多方面から不具合がないかを確かめましょう。また、テストは以下のような種類があり、テストによってエラーを排除し、アプリの品質向上を図ります。

テストの種類目的
単体テスト(ユニットテスト)アプリがプログラミングの単位ごとに正常に動作するかのテスト。
結合テスト単体テストの次にプログラミングを同時に複数稼働し、操作と昨日動作の組み合わせが適切か、仕様通りであるかをテスト
総合テスト(システムテスト)テストの最終段階として、すべてのプログラムとハードウェアが正常通り、仕様通りに動作するかと機能要件を満たすかを確かめるテスト
運用テスト運用後と同じ環境下で、ユーザー側がアプリを利用するテスト。UI(ユーザーインターフェース)など、きちんとした手順以外でアプリを操作した場合、どのような動作を起こすかなどを確かめるテスト

テストは開発会社に任せきりにせず、後々の修正依頼のリスクを減らすためにもテストに参加し、デモ版のアプリを試すようにしましょう。

審査

アプリをリリースできるまでに仕上がったら、アプリのデバイスやプラットフォームに対応するサイトへアプリ申請し、所定の審査をクリアしなければなりません。

審査では「安全性」「パフォーマンス」「ビジネスモデル」「デザイン」「法定次項」の5点が特に重点的にチェックされます。Androidアプリならば「Google Play」、iPhoneやiPadアプリならば「App Store」などへ申請して審査を受けましょう。

開発してきたアプリが厳しいガイドラインに準拠している必要があり、レビュー担当者の手動での動作確認、承認が得られなければアプリをリリースできません。

アプリのリリース

無事に審査をクリアすると、「Google Play Store」や「Apple Store」などのアプリストアで公開され、ユーザーがインストールできる環境が整います。事前に申請を行えば、開発者が手動でリリースできたり、時間指定でリリースしたりすることも可能です。

公開されたアプリは保守、運用フェーズに移行します。公開して終わりではなく、公開後もアプリを最良の状態に維持するため、適宜機能追加やアップデートを行っていきます。

スポーツマッチングアプリを開発する際の注意点

最後に、スポーツマッチングアプリを開発するうえでの注意点を紹介します。注意点を押さえ、目的とする機能を十分に備えたアプリ開発を実現しましょう。

外注先の開発実績を確認する

スポーツマッチングアプリの開発を外注する場合、外注先には過去に似たようなアプリの開発実績を有する外注先を優先するのがおすすめです。過去の実績があることで、過去のアプリ開発で蓄積されたノウハウを今回のアプリ開発でも適宜流用してもらえるでしょう。

また、開発工数の削減により早期のリリースが可能となったり、開発費用を抑えられたりするメリットも期待できます。

外注先の企業を選ぶときのポイントについて、こちらの記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

審査が厳しいため要注意

マッチングアプリは、出会い系サイト規制法による「インターネット事業異性紹介事業」に該当するため、通常のアプリよりも法的審査は厳しいのが特徴です。法令違反と見なされた場合、罰則の対象となるか即廃業を命じられるケースもあります。

マッチングアプリは18歳未満の利用は禁止されるため、年齢確認機能は不可欠です。また、多くのユーザーに安心して利用してもらうためにも、本人確認を徹底しアプリの安全性を重視する対応が重要となります。

作りたいアプリのイメージを自社内で作り込む

アプリ開発では、イメージするアプリの詳細を自社内で作り込めるかどうかが重要です。

マッチングアプリは競合が多く、独自性のあるアプリでなければユーザーを集めることは難しくなります。そのためアプリの機能に限らず、操作性やデザインなど、ユーザー目線で選びたくなるようなアプリ開発を進めていきましょう。

また、集客方法やマネタイズ方法についても企画段階で十分に練っておく必要があります。

まとめ

ユーザーとともに多くのアプリがリリースされている中で、ユーザーが求めるニーズに合ったアプリを探すことは容易ではないかもしれません。

この点を考慮し、スポーツマッチングアプリの場合にも類似するアプリとの差別化を工夫しつつ、ユーザビリティが高くセキュリティ面でも安心できるアプリ開発を進めていきましょう。

アプリ開発において知っておくべきポイントについて、こちらの記事に詳しくまとめています。ぜひチェックしてみてください。

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