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アプリ開発でSwiftを使うべき?iOS専用の弱点と選び方をプロが解説

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「アプリ開発でSwiftを使うべきか?」と迷っている方に向けて、Swiftの特徴・メリット・デメリットと、どんなアプリ開発でSwiftを選ぶべきかを、10年以上アプリ開発を手がけるプロが解説します。この記事を読めば、自分のプロジェクトでSwiftを採用すべきかどうかが判断できます。

結論から言うと、SwiftはiOSアプリ開発では非常に優れた言語ですが、「アプリ開発全般」で最初に選ぶ言語としては慎重に検討すべきです。理由はシンプルで、Swiftは基本的にiOS(Apple)専用で、そのままではAndroidアプリを作れないから。日本ではiPhoneとAndroidの利用者がおよそ半々で、Swiftだけでは半数のユーザーにしか届きません。両OSに届けたいなら、Flutterのようなクロスプラットフォーム技術のほうが有利なケースが多いのが実情です。本記事では、その判断軸まで踏み込んで解説します。

Swiftとは?アプリ開発における位置づけ

Swiftの概要

Swiftは、Appleが開発したプログラミング言語です。

Swift

iOS、macOS、watchOS、tvOSなどのAppleデバイス上で動作するアプリケーションを開発するために使用されます。Objective-C言語と比べてシンプルで扱いやすく、安全性やパフォーマンスの向上を目指して設計されています。高い可読性・保守性をもち、オプショナル型やパターンマッチングなど安全性を重視した機能が多く備わっています。ドキュメントも充実しており、学習しやすい言語です。Appleデバイス上での開発に特化しているため、iOSアプリ開発の主要言語として広く使われています。

Swiftで開発できるものは?

Swiftは、iOS・macOS・watchOS・tvOSなどAppleのプラットフォーム向けアプリ開発に特化しており、次のようなアプリを開発できます。

  • iPhoneアプリ
  • iPadアプリ
  • Mac用アプリ
  • Apple Watch アプリ
  • Apple TV アプリ

他にも、Swiftはサーバーサイド開発(バックエンド)にも利用でき、機械学習・AI関連の分野でも使われています。ただし実務での中心はあくまでiOS(iPhone)アプリ開発です。

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Swiftでアプリ開発するメリット

初心者でも学びやすく、安全性が高い

Swift Playgrounds
Swiftは、Playgrounds を使って楽しく学べます。

Swiftは直感的なコード体系で、より人間らしい表現が可能なため、初学者にとっても学びやすいのが魅力です。型安全性が高くエラーが起きにくいうえ、iOSだけでなくmacOSやwatchOSなどApple製品全体で統一感のある開発ができます。

開発効率とパフォーマンスに優れる

Swiftはコードの書きやすさ・読みやすさが重視され、自動メモリ管理によって開発効率が高まります。パフォーマンス面でもObjective-Cより優れ、最新ハードウェアに最適化された高速なコンパイラにより、アプリの起動時間短縮と高い動作性能を実現します。iOSで最高水準のユーザー体験を提供したい場合、Swiftは非常に強力な選択肢です。


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Swiftでアプリ開発するデメリット

多くのメリットがある一方で、アプリ開発でSwiftを選ぶ際に必ず押さえておくべきデメリットがあります。

iOS(Apple)以外では使えない

Swiftは互換性が限定的で、主にAppleのプラットフォームでしか使えません。別のプラットフォーム向けに開発したい場合は、別の言語やフレームワークを学習し直す必要があり、時間と労力がかかります。

Androidアプリは作れない(最大のデメリット)

アプリ開発におけるSwift最大のデメリットは、標準ではAndroidアプリを作れないことです。通常、スマホアプリでサービスを展開する場合は、iPhoneとAndroidの両方で使えるようにするのが一般的です。iOSアプリをSwiftで作った後にAndroid対応をしようとすると、クロスプラットフォームで全面的に書き換えるか、Androidアプリを別途開発することになり、かなりの時間とコストがかかります。日本ではAndroid利用者も約半数を占めるため、Swift単体では機会損失が大きくなりがちです。

【2025年10月 追記】Swiftで「Android対応」も可能に — ただし法人の本番採用は様子見が無難

2025年、AppleはSwiftの公式プロジェクト内にAndroid向けのワーキンググループを設置し、同年10月に「Swift SDK for Android」のプレビュー版を公開しました(Swift 6.3で正式リリース)。swift-javaによってJavaやAndroidのAPIとの相互運用も可能になり、技術的には「SwiftではAndroidアプリを作れない」とは言い切れなくなりつつあります。

ただし、現時点ではまだプレビュー段階であり、法人の本番プロダクトで採用した前例はほとんどありません。情報・ツール・対応できる人材も限られ、エコシステムの成熟度はこれからです。業務アプリのAndroid対応のためにSwiftを採用するのは時期尚早でリスクが高く、当面は様子見が無難です。本番のAndroid開発は、引き続きKotlin(ネイティブ)やFlutter(クロスプラットフォーム)を選ぶのが現実的でしょう。Swift for Androidが安定・普及してきた段階で、あらためて選択肢に入れるのがおすすめです。

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【判断軸】アプリ開発でSwiftを選ぶべきケース・避けるべきケース

ここまでを踏まえ、アプリ開発でSwiftを選ぶべきか、プロの視点で判断軸を整理します。

Swiftが向いているケース

  • iOS(iPhone・iPad)専用アプリで十分なとき
  • Apple Watch・Mac・Apple TVなどApple製品と深く連携したいとき
  • カメラ・AR・機械学習など最新のネイティブ機能を最大限に活かしたいとき
  • iOSで操作感・パフォーマンスを最高水準に仕上げたいとき

Swift単体は避けたほうがよいケース(=クロスプラットフォームが有利)

  • iOSとAndroidの両方にアプリを届けたいとき(多くの事業アプリが該当)
  • 予算・期間・開発リソースを抑えたいとき
  • 1つのコードで両OSを同時に運用・改善していきたいとき

事業として「より多くのユーザーに届ける」ことを重視するなら、最初からiOS/Android両対応を前提に設計するのが定石です。その場合はSwift単体ではなく、Flutterなどのクロスプラットフォームが第一候補になります。

Swift・Kotlin・Flutterの比較|アプリ開発の技術選定

アプリ開発の言語・フレームワークを選ぶ際、Swiftとよく比較されるのがKotlinとFlutterです。対応OSと特徴を整理します。

技術対応OS特徴
SwiftiOSのみ(標準)Apple純正。iOSで最高のパフォーマンスと最新機能。Androidは標準不可(2025年にプレビューSDK登場も様子見)
KotlinAndroidのみ(標準)Google公式のAndroidネイティブ言語。iOSは不可
FlutteriOS/Android 両方1つのコードで両OS対応。コスト・スピードに優れ、事業アプリで採用が拡大

「iOSだけ」ならSwift、「Androidだけ」ならKotlin、「両方」ならFlutter——というのが基本の考え方です。事業アプリの多くは両OS対応が求められるため、現実的にはFlutterが有力な選択肢になります。

iOSとAndroid両方のアプリを作りたい場合はどうしたら良いか

iOSとAndroid両方のアプリを作りたい場合は、①iOSとAndroidを別々に2つ開発するか、②クロスプラットフォーム技術で1つのコードから両対応するかの2択になります。どちらが適しているかは、プロジェクトの要件や目標によって変わります。

予算やリソースに余裕があり、各OSに特化した体験を突き詰めたいなら、別々の開発が向く場合があります。一方、コストや工数を抑えつつ両OSを効率よく開発・運用したいなら、クロスプラットフォームが有効です。1つのコードベースで両OSに対応でき、変更やバグ修正も一度で済みます。詳しくは「クロスプラットフォーム開発とは?メリット・デメリット・おすすめを紹介」をご覧ください。

Swiftでアプリ開発を始めるために必要なもの

Swiftでアプリ開発を始めるには、主に次のものが必要です。

  • Xcode:Swiftの統合開発環境。コーディング・ビルド・デバッグ・プレビューに必須
  • macOS(Mac):XcodeはmacOS専用のため、Macが必要(Windowsは仮想環境などが必要)
  • Swiftの知識:文法・データ型・制御構文などの基礎
  • UI/UXデザインの基礎:見た目と使いやすさの設計
  • モバイルアプリ開発の基礎:画面遷移・データ保存・API連携など

Swiftでのアプリ開発を外注するなら

Swiftを使ったiOSアプリ開発や、両OS対応のアプリ開発を外注で進めたい場合は、目的に応じて次の記事も参考にしてください。

ペンタゴンはUI/UXデザインを強みに、iOSネイティブ(Swift)からFlutterによる両OS同時開発まで対応しています。言語・技術選定の段階からご相談いただけます。

アプリ開発のSwiftに関するよくある質問

アプリ開発にSwiftは必要ですか?

iOSアプリをネイティブで開発するならSwiftが標準です。ただしiOS/Android両方に対応したい場合は、Swift単体ではなくFlutterなどのクロスプラットフォームが選択肢になります。

SwiftでAndroidアプリは作れますか?

標準では作れません。2025年にApple公式の「Swift SDK for Android」プレビュー版が登場しましたが、まだ実務での採用実績は乏しく、本番のAndroid開発はKotlinやFlutterが現実的です。

Swiftの学習は難しいですか?

Swiftは可読性が高く型安全な言語で、Playgroundsなど学習環境も充実しているため、比較的学びやすい言語です。ただし業務レベルのアプリ開発には、UI/UXやモバイル開発全般の知識も必要です。

SwiftとFlutter、どちらでアプリ開発すべきですか?

iOSだけならSwift、iOS/Android両方ならFlutterが基本です。多くの事業アプリは両OS対応が求められるため、Flutterが有力な選択肢になります。

まとめ

アプリ開発におけるSwiftのポイントを振り返ります。

  • SwiftはiOSアプリ開発に最適なApple純正言語。可読性・安全性・パフォーマンスに優れる
  • ただし標準ではAndroidアプリを作れず、両OS対応には不向き(2025年のSwift SDK for Androidは様子見)
  • iOSだけならSwift、両OSならFlutter——目的から逆算して言語・技術を選ぶことが重要

言語選定や外注先選びでお悩みなら、企画・要件整理の段階からご相談ください。Androidアプリ開発の外注は「Androidアプリ開発の外注|費用・会社の選び方・端末対応を解説」もあわせてご覧ください。

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Posted by 山本 真矢

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