「AIコンサル 茨城」「AI導入支援 つくば」で検索しても、出てくるのはシステム開発会社の一覧やAIスクールの紹介が中心で、「うちの会社はまず誰に相談すればいいのか」に答えてくれる情報はほとんどありません。

この記事では、公式サイトで実在とサービス内容を確認できた、茨城の中小企業が相談できるAIコンサル・AI導入支援の相談先5社を、特徴と向いている会社の観点で紹介します。あわせて、無料で使える茨城県の公的窓口、茨城の産業構造に合ったAI活用テーマ、費用相場と失敗しない選び方も解説します。

東京・関東圏全体での相談先の探し方は、東京でおすすめの「AIコンサル」7選!大手から顧問型まで比較で別途まとめています。

結論。茨城のAIコンサルおすすめ5選の一覧表

茨城の中小企業が相談できるAIコンサルは、つくば市・取手市の県内3社に、茨城対応の東京の2社を加えた5社から、自社の業種と相談テーマで選ぶのが結論です。

会社名所在地特徴公式サイトの料金記載
株式会社Pentagon東京都千代田区月額制のAI顧問。オンライン中心で茨城対応あり(月5万円〜)
つくばAIラボ株式会社茨城県つくば市システム開発とAI導入をワンストップ。帳票自動生成や問い合わせ自動化など業務改善型なし
株式会社LIGHTz茨城県つくば市ベテランの暗黙知をAI化する「技術伝承AI」。製造業DXに強みなし
株式会社Rivercrotech茨城県取手市中小製造業向けの研究開発型DX。生成AI活用支援と現場実装なし
株式会社TENHO東京都渋谷区生成AI研修・導入支援。つくば市職員約2,000名への研修実績なし

掲載内容は2026年8月時点の各社公式サイトの記載に基づきます。最新の料金・サービス内容は各公式サイトでご確認ください。

茨城で特徴的なのは、県内の相談先が製造業寄りに集まっていることです。つくば・取手の3社はいずれも製造・現場系の支援に強みがあり、事務作業の効率化や全社的な生成AI活用を相談したい場合は、オンライン対応の東京の会社まで選択肢を広げると探しやすくなります。

茨城でおすすめのAIコンサル5選

ここで紹介する5社はいずれも公式サイトでサービス内容を確認でき、月額顧問型・業務改善型・技術伝承型・製造業DX型・研修型と性格が異なるため、自社の目的に合わせて選べます。

1. 株式会社Pentagon「AI顧問ハカドルくん」(東京・茨城対応)

AI顧問ハカドルくんは、株式会社Pentagon(東京都千代田区麹町)が提供する月額制のAI顧問です。月2回のオンラインミーティングとチャット相談を基本に、毎回次回までの宿題を決めて進める形で、料金は月5万円からです。議事録のような時間短縮系だけでなく、SEO・SNSマーケティングなど売上につながるAI活用の相談が中心になっています。現在の顧問先は東京都・神奈川県の会社が中心ですが、支援は基本リモートのため茨城県の会社でも同じ内容で対応できます(訪問など交通費が発生する場合は別途料金)。

何から始めるか決まっていない段階から月額制で継続的に相談し、業務効率化から売上につながる活用まで進めたい会社に向いています。

2. つくばAIラボ株式会社(つくば市)

つくばAIラボ株式会社は、つくば市を拠点に、システム開発とAI導入をワンストップで提供する会社です。帳票のAI自動生成、問い合わせ対応の自動化、レポートの自動集計といったAI業務改善に加え、データ分析・売上予測などのAI経営戦略、ガイドライン策定や研修を含むセキュアなAI運用支援を掲げています。料金は公式サイトに記載がありません。

県内の会社に、日々の事務・帳票まわりの自動化をヒアリングから導入まで任せたい会社に向いています。

3. 株式会社LIGHTz(つくば市)

株式会社LIGHTzは、つくば市(つくば研究支援センター内)に本社を置く2016年設立のAI企業です。熟達者の暗黙知を言語化・マップ化してAIに組み込む独自の「ブレインモデル」技術を核に、技術伝承AIの提供と実務適用支援、製造業DXのコンサルティング・システム開発を行っています。料金は公式サイトに記載がありません。

ベテランの技能や判断をどう残すかが課題になっている、製造業の会社に向いています。

4. 株式会社Rivercrotech(取手市)

株式会社Rivercrotechは、取手市に本社を置く「中小製造業のための研究開発型DX」を掲げる会社です。生成AI活用支援のほか、AI外観検査・IoT・産業ロボットの現場実装、産学連携や公的支援制度の活用を組み合わせた支援を提供しています。代表は博士(工学)・中小企業診断士の資格を持ち、130以上の企業・機関への支援実績を公表しています。料金は公式サイトに記載がありません。

補助金や研究開発の制度も絡めながら、工場・現場のデジタル化を進めたい製造業に向いています。

5. 株式会社TENHO(東京・茨城で研修実績)

株式会社TENHOは、東京都渋谷区の生成AI導入支援・研修の会社です。企業・自治体・教育機関向けの生成AI研修を提供しており、茨城県内では、つくば市と連携して全職員約2,000名を対象にした生成AIリテラシー研修支援(2024年5月〜2025年3月)を実施したと同社が発表しています。料金は公式サイトに記載がありません。

研修を入口に、社員全体のAIリテラシーを底上げしたい会社に向いています。

茨城のAIコンサルの選び方。無料の公的窓口も使える

茨城でAIの相談先を選ぶときは、「何を相談したいか」を先に決めたうえで、無料の公的窓口で入口を整理し、実行の伴走は所在地ではなく実務力で民間を選ぶ二段構えが現実的です。

目的別の判断表は次の通りです。

相談したいこと向いている相談先
何から始めるべきか、無料でまず整理したい茨城県よろず支援拠点(無料・何度でも)
補助金を使ってAIツールを導入したい国のデジタル化・AI導入補助金+支援事業者
毎月継続して相談・伴走してほしい民間のAI顧問(オンライン中心)
作るものが決まっていて開発を依頼したいAI開発会社(県内・県外)
社員のAIスキルを底上げしたいAI研修・スクール

茨城県よろず支援拠点(無料・何度でも相談可)

国が各都道府県に設置している無料の経営相談所で、茨城県拠点は水戸市の茨城県産業会館内にあります(運営は公益財団法人いばらき中小企業グローバル推進機構)。売上拡大や経営改善に加えてIT活用・生産性向上の相談にも対応しており、何度でも無料で相談できます。県内各地での出張相談会や、事前申込による訪問相談も行われています。

「AIで何かしたいが、課題の整理すらできていない」段階なら、まずここで現状を棚卸しするのが費用ゼロの第一歩です。

デジタル化・AI導入補助金2026(国の補助金)

中小企業庁による、AIを含むITツールの導入を支援する補助金です。AIツールやソフトウェアの導入費用の負担を軽くできる可能性があるため、ツール導入を検討している場合は公募要領を確認する価値があります。制度の詳細や使い方の注意点は、デジタル化・AI導入補助金の解説記事にまとめています。

公的窓口の限界も知っておく

公的窓口は入口として優秀ですが、個社の業務に毎月入り込み、社内への定着まで伴走し続ける場ではありません。「方向性の整理までは無料窓口、実行フェーズの継続相談は民間」と使い分けるのが現実的です。

茨城の産業構造に合うAI活用テーマ

茨城県は製造業と農業が強い県であり、AI活用のテーマも「先端技術の導入」より「現場まわりの事務・書類仕事の効率化」から考えるのが現実的です。

茨城県は、鹿島臨海工業地帯や日立地区をはじめ製造業の集積があり、農業産出額も全国有数です。つくばには研究学園都市として国の研究機関や筑波大学が集まり、「先端AIのシーズ」は県内に豊富にあります。前述の5選でつくば発のAI企業が並ぶのも、この土壌があるからです。

ただし、研究機関で生まれる先端AIと、中小企業が明日から使える生成AI活用は別物です。県内の中小企業がまず成果を出しやすいのは、次のような現場に近いテーマです。

業種AIで効率化しやすい業務の例
製造業見積書・仕様書のたたき台作成、検査記録や日報の整理、ベテランの技能・手順のマニュアル化
農業・食品ECや直販の商品説明文・販促物の作成、補助金申請書類の下書き、記帳・事務作業の補助
建設業施工計画書・安全書類のたたき台、現場写真の整理・報告書作成
運輸・卸問い合わせ対応の定型化、請求・受発注まわりの文書作成

もう1つ、茨城で押さえておきたいのが県内の地域差です。つくば・守谷・土浦などTX沿線の県南は実質的に東京圏で、東京の支援サービスも選択肢に入ります。一方、水戸などの県央、日立の県北、鹿嶋・神栖の鹿行エリアは、地元で対面の相談先を探すと選択肢が一気に狭くなります。この地域差は、オンライン対応の相談先を選択肢に入れることでほぼ解消できます。

つくばエクスプレスならつくば〜秋葉原が快速で約45分、常磐線特急なら水戸から東京まで1時間あまりです。普段の支援はオンラインで進め、キックオフや工場・圃場の現場確認など節目だけ対面する形も組み込みやすい距離です。現場を見ないと課題が伝わりにくい業種では、訪問対応の可否と費用(交通費・訪問費が月額に含まれるか)を契約前に確認しておくと安心です。

AIコンサルの費用相場と失敗しないチェックポイント

民間の相談先は「開発会社・研修・顧問型」の違いを押さえたうえで、所在地ではなく月額料金と支援範囲で比較するのが失敗しない選び方です。

開発会社は作るものが決まってから強く、研修・スクールは知識の底上げには有効ですが、どちらも「自社のどの業務にAIを使うべきか」を一緒に考え続けてくれる相手ではありません。何から始めるか決まっていない中小企業に合うのは、月額で継続相談できる顧問型です。AIコンサルの類型ごとの違いは、AIコンサル会社のおすすめ9選!費用相場と失敗しない選び方で詳しく解説しています。

顧問型を選ぶときのチェックポイントは次の4つです。

  • 補助金ありき・ツール導入ありきの提案になっていないか
  • 現役で自らAIを実務に使っているか
  • 業務の棚卸しから入ってくれるか
  • 月額料金に含まれる支援範囲(相談回数・チャット対応)が明確か

費用相場は、茨城だから安い・東京だから高いということはほぼありません。オンライン中心の支援では所在地による提供コストの差が小さいためです。月額型の目安は次の通りです。

月額の目安受けられる支援のイメージ
月3〜5万円定例相談+チャット相談。テーマの整理と壁打ち
月5〜10万円業務の棚卸し、ツール選定、社内ルールづくりまで
月10万円以上複数部門への展開、研修や運用設計まで

システム開発が必要になった場合は、顧問料とは別に個別見積もりになるのが一般的です。月5万円前後の顧問で実際に何を相談できるかは、月5万円のAI顧問で相談できることを参考にしてください。

よくある質問

茨城県の中小企業からよく受ける、AIコンサル・相談先についての質問に回答します。

つくばや水戸で、対面で相談できるAIコンサルはありますか?

つくばエリアなら、本記事で紹介したつくばAIラボやLIGHTzなど県内拠点の会社が候補になります。水戸周辺では民間の顧問型は多くないため、まず対面にこだわるなら茨城県よろず支援拠点の窓口相談や出張相談会が無料で使えます。民間の顧問型はオンラインが基本のところが多いため、対面を希望する場合は訪問対応の可否を個別に確認しましょう。

農業でもAIの相談はできますか?

できます。生成AIで成果が出やすいのは、EC・直販の商品説明文や販促物の作成、補助金申請書類の下書き、記帳などの事務まわりです。生育管理や選果の自動化といった現場側の仕組みは専門システムやメーカーの領域なので、相談のテーマがどちらなのかを切り分けると相談先を選びやすくなります。

補助金を使えばAI導入はうまくいきますか?

補助金はツール導入の費用負担を軽くする制度であり、導入後に社員が使いこなし、業務が変わるところまでは保証してくれません。「補助金でツールを入れたが誰も使っていない」は典型的な失敗パターンです。導入の前に、どの業務で何を良くするかを整理してから申請を検討しましょう。

県北や鹿行エリアの会社でも支援を受けられますか?

受けられます。AI活用の相談はChatGPTなどクラウドツールが対象で、業務の様子も画面共有で伝えられるため、日立や鹿嶋・神栖からでもオンラインで東京や県外の専門家と同じ支援を受けられます。地元に相談先が少ないことは、AI活用を諦める理由にはなりません。

まとめ

茨城でAIコンサルを探すなら、つくば・取手の県内3社と茨城対応の東京の2社を軸に、業種と相談テーマで選び、入口の整理には無料のよろず支援拠点を使うのが現実的です。

県内の相談先は製造業支援に強い会社が中心で、「何から始めるか」を毎月相談できる顧問型はオンラインで補うのが早道です。TXや常磐線で東京と1時間圏の茨城は、普段はオンライン・節目だけ対面という形を最も取りやすい県の1つです。

自社の場合はどの業務からAIを試すべきか知りたい方は、30秒でできる無料AI活用診断をお試しください。茨城の中小企業の業務に合わせて、最初の一歩を整理するところからお手伝いします。

AI顧問ハカドルくん AI活用、何から始める? 無料相談はこちら